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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳卒中と並ぶ脳の病気の一つに、『パーキンソン病』があります。

パーキンソン病とは、脳からの命令が末端にうまく伝わらず、体がスムーズに動かなくなってしまう病気です。

 

本人は動かそうとしても、体が思うように動いてくれないのです。

 

ですのでこの病気は、動作が遅かったり、反応が鈍かったりすることが大きな特徴です。

 

 

このパーキンソン病を患っているAさん(70代男性)宅へ、先日訪問した時のことです。

 

Aさんは年明けから風邪を引き、体調不良が続いていました。

ようやく回復したものの、この日も本調子ではないようです。

 

そんなこともあり奥様から、「今日は体を軽く動かしてもらうだけでも良いですよ」と言われました。

 

 

Aさんのリハビリでは、最後にいつもベッドに座ってもらいます。

そこで立ち上がりの動作を練習したりするのです。

 

その最後の部分を省略しても構わないよ、ということを言っていたのでした。

 

 

私は過去の経験から、「パーキンソン病はこういうときこそ、体の動きが良かったりしますよ」とお話ししました。

 

奥様は、にわかに信じられないようでした。

 

 

実際に、奥様は最後に座ったAさんの姿勢を見て、いつもより姿勢が安定していることに驚いていました。

 

体調が悪いときは、体の動きも悪いと思うのが当たり前ですよね。

しかしこれには理由があるのです。

 

 

脳は電気信号を伝えて、体を動かすよう命令します。

この伝達に、『ドーパミン』という神経伝達物質が使われています。

 

脳細胞が減少すると、ドーパミンが十分に作られなくなります。

そうなると、神経同士の連絡に不具合を生じます。

 

これが体の動きの悪さにつながるのですね。

 

 

また、ドーパミンは神経伝達物質の他、脳内ホルモンの一つという別の一面を持っています。

 

すなわち、「快感を得る」「意欲を作ったり感じたりする」といった機能を担っているのです。

 

ですので、人は気分が良いときや何かに意欲がわいているときに、ドーパミンの分泌が増えます。

 

つまり、人は”何らかの刺激”を受けているときに、ドーパミンが増えると言えます。

 

 

この”何らかの刺激”は、大抵は良い面での刺激を指します。

しかし刺激となるものは、良い面のものばかりではありません。

 

痛みなどの悪い面も、刺激という意味では同じです。

 

ドーパミンの中には、この悪い面の刺激に対して活性化するものもあるのです。

 

ですので体調が悪いにも関わらず、この悪い刺激にドーパミンが反応して、体の動きが良くなるという現象が起こるのです。

 

 

パーキンソン病は不思議な病気なので、健常者の感覚では思いつかないことも多々あります。

 

こちらも、そのうちの一つです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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