こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。
その中でも、体の右(or左)半身が麻痺してしまう『片麻痺』(かたまひ)は、脳卒中患者さんの大多数に見られる症状です。
そのため、どうしても歩行がぎこちなくなります。
ですので脳卒中のリハビリの中でも、歩行練習は重視されます。
自分の足で立って歩くことは、最も基本的な行動ですからね。
人間の歩行は、意外と細かい動作に分かれます。
例えば、右足から踏み出す場合はこうなります。
①右足を前に踏み出すと、右足のかかとが地面に着く
②かかとが地面に着くと同時に重心がかかり、体を支える
③その後右足を後ろへ蹴り出し、左足が前へ出ることを助ける
④後ろへ蹴った右足は浮いて、再び前に出る
これで歩行動作の1セットになります。
以降はこのセットの繰り返しですね。
歩行動作の特徴は、①片足が地面に接している場面と、②地面から離れている場面の2つに分かれることです。
専門的な名称は、①を『立脚相』(りっきゃくそう)、②を『遊脚相』(ゆうきゃくそう)と言います。
上記の歩行動作の1セットの中において、立脚相と遊脚相の割合は、立脚相:遊脚相=6:4です。
つまり、足が地面に着いている時間の方が長いのです。
脳卒中患者さんの歩行がぎこちなく見えるのは、麻痺側の足が地面に着いている時間が短いからです。
この時間が長くなれば、歩行はスムーズに見えてくるのです。
できるだけ、立脚相と遊脚相の割合を6:4に近づけることですね。
地面に着く時間が短くなる原因の多くは、麻痺側の足で体を支えられないことが挙げられます。
これを多くの患者さんは、「足の筋力が不足している」と感じます。
もし筋力がそれほど不足しているならば、そもそも立ち上がることができません。
自力で立てるということは、体を支える筋力はあるはずです。
体を支えられない原因の多くは、足を後ろに蹴る力が弱いことです。
麻痺側の足で後方へ蹴る動作がしっかり機能しないため、すぐに逆側の足を着くことになります。
もちろん、他の原因も考えられるので、改めて歩行の場面を見直す必要があるかもしれませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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