こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私たちがよく耳にする、『脳卒中』という言葉があります。
脳卒中は、それ自体が病名を表すものではなく、『脳梗塞』・『脳出血』・『くも膜下出血』の総称です。
我が国では現在、脳卒中の総患者数は、全国で約150万人と言われています。
その割合はおおよそ、以下のようになっています。
脳梗塞:脳出血:くも膜下出血=6:3:1
他の2つに比べて、脳梗塞の割合が非常に高いのが特徴です。
脳梗塞とは、脳の血管が詰まってしまう病気です。
詰まった箇所から先の部分に血液が行かなくなり、脳細胞が壊死(えし)してしまうのです。
結果として、体の様々な部分に後遺症が表れます。
血管を詰まらせる直接の原因は、『血栓』(けっせん)と言われる血の塊です。
血栓を生じる要因は、高血圧・動脈硬化・心臓の不整脈など、様々なものが考えられます。
これらのことは、生活習慣の積み重ねで起こってしまいます。
それよりももっと根本的な要因は、”冷え”です。
寒い冬の日、北海道では川が凍ったりします。
同じ時期、沖縄の川は普通に流れています。
どうしてこのような差があるのでしょうか?
その理由は、土地の温度が高いからに他なりません。
当たり前過ぎて、咄嗟には答えられない理由ですよね。
同様のことが、人の体でも言えるのです。
人の体でいう”川”は、血液の流れです。
”土地”である体の温度が高ければ、そこを流れる”川”(血液)は固まりません。
体が冷えて体温が下がれば、血も同じように冷たくなりがちです。
言わば、血栓を作りやすい土壌ができているのです。
つまり、血栓の発生を防予防するには、体温を上げることが大切なのです。
体温を上げる具体的な方法は簡単です。
体内で産生される熱の約40%は、筋肉の動きによります。
食事中に体が温かくなるのも、口を始め筋肉が動くからです。
そしてその筋肉の約70%は、下半身に存在します。
つまり、下半身の筋肉を動かせば、効率よく体温を上げることができるのです。
筋肉を動かすと言っても、ハードな筋トレは必要ありません。
足首を回したり、座ってかかとを上下させるくらいでも十分です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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