こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したSさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
片麻痺とは、体の右(or左)半身が麻痺してしまう症状のことで、脳梗塞や脳出血で起こる、代表的な後遺症です。
リハビリを始めた当初Sさんの腕は、肘をしっかり曲げることができませんでした。
また肘を曲げようとすると、むしろ手首に強い力が入ることも多々ありました。
片麻痺が起こると、神経の伝達回路に不具合が生じます。
そのため、頭の中で思った通りの動きが伝わらず、うまく動けないということはよくある症状です。
それがSさんの場合は、「肘に力が入らず、曲げることができない」という状態で表れていました。
ですので当初は私がSさんの腕を支えて、合図とともに曲げる方向に誘導していました。
すると1ヵ月もしないうちに、私の支えなしで、自力で肘を曲げられるようになりました。
ただし、肘を曲げられることに比例して、手首まで強い力で曲がるようになってきました。
そこで次に、肘を曲げた状態から伸ばす動作も、繰り返し行うようにしました。
これも当初は「肘を伸ばす」動作自体がうまくできずに、逆に手首が曲がってしまうという現象が度々起こりました。
日常生活で肘を伸ばすだけの動作がほとんどないので、頭の中で動きをイメージしづらかったかもしれません。
ただし要領がわかってからは、手首に余分な力が入ることなく、肘を伸ばせるようになりました。
そして「肘を伸ばす」動作がうまくできるようになってからは、肘を曲げる際にも、手首に余分な力が入らなくなりました。
ある意味、相乗効果ですね。
Sさんのケースでは、まず肘を曲げる動きを優先させました。
肘を曲げる動きにある程度メドが立ったので、伸ばす方の動きも積極的に行いました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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