こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせは → 電話 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えるのでこの程度です。

 

 

人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。

 

中でも、体の右(or左)半身が麻痺してしまう片麻痺(かたまひ)は、脳卒中患者さんの大多数に見られる症状です。

 

 

麻痺の代表例が、運動麻痺です。

体が動かしづらい、あるいは、まったく動かせなくなることですね。

 

それと同時に、体の感覚が鈍くなったり、痛みやしびれなど感覚に関する症状が起こることもあります。

 

これを『感覚麻痺』あるいは、『感覚障害』と言います。

 

 

感覚に関する神経は、運動神経とほぼ同じ経路を走っています。

 

そのため麻痺になると、運動障害と感覚障害が同時に起こることが多くなります。

 


脳出血を発症したKさん(70代男性)は、右片麻痺の後遺症がある患者さんです。

 

そのため、右手はご自分の意思では動かせません。
また同時に、痛いと感じる感覚も失ってしまいました。

 

ところが先日、珍しく興奮した口調で話してくれました。
 

「最近、”こっち”が痛いと感じるようになってきたんだ」

 

 

Kさんの言う「こっち」とは、麻痺側の腕のことです。

 

特に肘から指先にかけては、何も感じませんでした。
 

それが、少しずつ感覚を取り戻してきたのです。

ただし「痛い」という感覚ですけどね。

 


一般的に「痛い」と感じることは、良いことではないですね。
誰もが痛い思いは嫌なものです。

 

しかし脳卒中のリハビリにおいては、痛いと感じることは、必ずしも悪いことではない場合があるのです。

 

前述のとおり、感覚の神経は、運動の神経とほぼ同じ経路を走っています。

 

ですので体を動かすことにより、感覚神経も刺激されるのです。


つまり、一つの回復段階と言えるのです。

 


しかも驚くことに、Kさんは脳出血を発症して4年以上も経っていることです。

 

私が訪問するようになってからも、3年が経過しています。
その間に様々なことを行い、体を動かしてきました。

 

足は少しずつ動き始めたものの、手は未だに自分の意思では動かせません。

 

しかし、手もずっと動かし続けてきました。

 

 

ずっと動かし続けた成果でしょうか、最近になって失われていた感覚が戻ってきているのです。

 

こういう話を聞くと、私も嬉しいですね。

 

ただし、ご本人にはちょっと辛いかもしれません。
回復だろうが何だろうが、「痛い」ことには変わりませんからね。

 


感覚神経の回復は、なかなか難しいものです。
リハビリをすることで、必ず回復するとは言い切れないからです。

 

しかし今回の件は、地道に動かすことが大切という良い例ですね。

 

脳卒中で片麻痺からの回復事例は個人差があり、驚かされることも度々です。

 

感覚の回復には、こんな事例もありました。

 

発想の転換も、時には必要かもしれませんね。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日・祝日

■お問い合わせ 電話 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。