こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。
その中でも、体の右(or左)半身が麻痺してしまう『片麻痺』(かたまひ)は、脳卒中患者さんの大多数に見られる症状です。
片麻痺の多くの場合、『関節の拘縮』(こうしゅく)を伴います。
関節の拘縮とは、関節の動きが制限された状態を表します。
この制限は、方向がだいたい決まっています。
上半身の場合は、筋肉が曲がる方向へ制限されて硬くなります。
この改善には当然、肘を伸ばす方向へ動かすことになります。
ある程度伸びる患者さんのリハビリは、肘の曲げ伸ばし動作を多く行うことになります。
この動作を行うと、言葉ではうまく説明できない感覚が伝わることがあります。
その感覚とは、”何かが引っ掛かるような感覚”です。
個人的には、肘を伸ばしたときに感じる機会が多いと思います。
この原因は、様々なことが考えられます。
簡単に言えば、片麻痺の影響による関節の不具合ですね。
ただ動かしているうちに、徐々にこうした感覚は消えていくことも多いものです。
スポーツの世界でも、似たような現象はよくあります。
今日初めてボールを投げる・蹴る・ラケットなどで打つときに、1回目から会心の一投一打ができることはなかなかないと思います。
何度か行っていくうちに、良くなっていくものです。
そしてそこに至るまでには、過去に何百回も何千回も同じ動作を繰り返していることでしょう。
文字通り、”体が覚える”のですね。
非常に感覚的な話ばかりになってしまいましたが、言いたいことはこういうことです。
脳卒中のリハビリで体をうまく動かそうとするためには、回数をこなすことも必要です。
何でもそうですが、うまくなるためには、経験が必要ですよね。
車の運転が初めからうまい人はいませんし、料理が上手になるためには何度も作ります。
リハビリでも同様です。
ただし脳卒中のリハビリでは、他と大きく異なる強みがあります。
それは、「初めからその動作を知っている」ということです。
車の運転も料理の作り方も、知識がないとできません。
知識があっても、間違ったことをすることはありますよね。
サイドブレーキを引こうとして、座席を倒すこともあります。
入れるべき調味料を、入れ忘れることもあります。
しかし、肘を曲げ伸ばしする動作を間違えたり、どんな動作だったか忘れる人はいませんよね。
予め「この動作をする」とわかっているのといないのとでは、成果にも影響してくるのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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