帰国してからしばらく、今月半ばまでは実家でなんやかんや作業する事に決めている。
この2年間の文章をまとめたり、配属先に寄贈してしまった教材を複製したり。
僕は真面目な人間なのである。
そんななか、小学2年の甥っ子が空手道場に通ってるというので、興味本位で同行させてもらった。
実はエジプトでも空手はまぁまぁ盛んで、エジプト人師範の道場に10回近く通っていた。
月謝を払ったりはしてないんだけど、ノリで練習に参加させてもらえる空気もあったし。
(日本ではそれなりに空気を読んで、おとなしく見てるだけの人を演じてみる)
甥っ子は空手を始めて1年くらいなので黄色い帯。
その道場でおこなわれていた練習のひとつに、とても興味深いものがあった。
エジプトでの空手の練習と比較して説明しよう。
まず、エジプトでは繰り返し繰り返し練習するという手法が多かった。
休憩もあまりとらず、先生の号令でとにかく繰り返す。
考えるより体を動かせ!的な。スポ根ノリ。
対する日本のその道場では、生徒同士が教え合う時間を多くとるようにしていた。
1 ひとりの上級生が全員の前で演武する。
2 演武が終わった上級生は、師範の隣に座り次の生徒の演武をチェックする。
(そのようにして、ひとりずつ演舞していく)
3 見る側の位置に座っている上級生が徐々に増えていき、気づいた点を下級生に指導する。
そんなシステム。
これの何がいいかって、評価する側の視点を持って、客観的にものごとを捉える練習ができるという点。
そしてそれを言語化して相手に伝える方法も学べる。
(いかなる分野でも)技術向上において、行動への論理的思考を持つことは欠かせない。
行動への意味づけ、理由づけ。
なぜそのような結論に至るのか。
または何をどう改善したら一歩でも前進できるのか。
現在エジプトでは『日本式教育』というものが声高に叫ばれているが、そのへんの理解が大切なのかなと感じた。

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