僕は悲しかったことも言いたいけど、嬉しかったことも言いたいタイプである。

 

 

先日、関わっている高校で、生徒たちのグループワークの研究発表があった。

これは授業の一環としておこなわれていて、教員免許のない僕は『部外者』なので一般の聴衆に紛れて参加した。

 

『中高生のためのサードプレイス』という活動をしている割に、高校との連携はなかなか難しい。

 

研究発表とは、「地域や日本の課題をどう解決に導くか」についてパワポやポスター等で発表するセッションのようなものだ。

 

4人×10グループくらい。

その中のひとつに『食糧廃棄』をテーマにしたグループがあった。

環境教育に携わっていた身としてはなかなか興味深い。

 

細かい部分は割愛したうえで。

 

彼らの結論は「家庭から出る食糧廃棄を減らそう」。

そしてそのための方法として『フードバンク』と『近所へ残り物のおすそわけをする』という2点を提案していた。

 

 

プレゼン後の質疑応答。

 

案の定、僕の性格的に黙っていられなくてグイグイ行った。

 

『フードバンク』も『おすそわけ』も、机上の空論のように感じられて実現の可能性が低いように感じられたからだ。

 

このアイディアがナシという意味ではなく、むしろ共感するからこそどう仕掛けや仕組みを作るのかなと。

むしろ純粋な興味。

 

 

その回答はさて置きとして、ここまでは長い前置きである。

 

 

その日の夜。

ふとひらめいたことがある。

 

 

冒頭にも書いたように、僕は今後どう高校と関係を深めていくかについて悩んでいた。

本業は『中高生のサードプレイス』という居場所づくりのコーディネーター。

 

自分なりに壁新聞などで広報をしているが、なかなか生徒全体に届いている実感がない。

 

 

そんな流れで、この発表で僕が感じたことを月イチで描いている壁新聞のネタにしてみようかなと。
自分たちのことが書かれていたらどんな反応をするのかなって。

 

 

意中の子を振り向かせるには、、と試行錯誤してラブレターを書くような心境だな。

環境教育のワークショップもだけど、そういう仕掛けを考えている時に僕はワクワクする。

 

 

 

僕は今日、とても傷ついた

 

 

これは単なる悲しい話ではなくて、同時に僕は誰かの優しさにも触れた。

嬉しいことも辛いことも、いろんなことがあったけど、それは心が稼働してるってことだからまぁよしとしよう。

 

とにかく。

話したいことがいっぱいあるのに話す友達が近くにいないのでこうして文章を書いている。

ひとりごとみたいな感じ。

 

でもこれも悲しい話な訳ではない。

 

 

振り返れば40年。
僕もいろんな人を傷つけてきた。

 

後から眺めれば、傷つくのも傷つけるのも、誰かと関係を深める上で僕にとってなくてはならないものだ。

だから大丈夫。

 

 

と。

ここまで書いて、いくつかのことに気づいた。

 

 

 

まず、僕は傷つけられた訳ではなく、ただ単に傷ついただけという点だ。

傷つくことを自分で選んだ。

 

 

それと、僕は自分が傷ついたという事実を周りにとても言いたい人間である。

誰かを責める意図はなく、ただ伝えたい。

 

と同時に周りだけでなく、自分自身でもしっかり傷ついたことを確認したい。

僕は予防注射の瞬間はガン見しているタイプだ。

 

 

最後にもうひとつ。

誰かのために頑張っているという感覚は、自分をとてもつまらなくさせるということ。

もちろんそういう気持ちもなくはないけど、結局は自分がハッピーであるために僕は行動している。

 

 

明日は何をして過ごそう。

 

 

熱心なしゅわわブログ読者は既にご存知の話かもしれない。

 

僕は青年海外協力隊の環境教育職種の技術補完研修講師をしています。

毎隊次JICA市ヶ谷まで呼んでくれるので、ヶ月に度。

神様に感謝です。ハムドゥリッラー。

 

いっつも学びが多いので、今回も気づいたことを書きます。

 

 

まず、このヶ月で僕に起きた変化なんですが、いろいろあり。

 

ワークショップに自己採点つけるのはもう卒業しました。

僕はすこし自由になれた気がします。

 

 

そんな心境の変化もあってのワークショップだったので、いつにも増してフリーダムにやれた気がしてる。

うん、こんな感じで深めていこう。

 

 

ひとつだけ具体的な話をするならば。

話す内容を大幅にカットして、自由に候補生と対話する空白の時間を持てたのが自分的にはめっちゃ良かった。

最後の20分ほど。

 

もうね、OVの活動自慢なんかよりそっちのが全然深まるんだよそりゃ。笑

 

 

で。。

 

毎回思うことなんだけど。

てゆうか毎回書いてるような気もするけど。

 

 

やっぱり僕は新隊員さんと関わるのが好きなんだなぁ。

おせっかい焼き好きが過ぎる自分への戸惑いもあるけど。

もう大好きなんだから仕方ないよね。惚れた者の弱みです。

 

好きな人と仕事が出来るって幸せなことなんだなぁ。

ありがとう。

 

 

こういう成功体験を積み上げて、すこしずつ目指す場所に近づいていけるようにしよう。

コツコツと。

 

 

そのうち研修で海外に呼んでもらえるくらいになりたいなー

 

 

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エジプトでの協力隊の任期が終了して、約年。

帰国してからの近況報告をさせていただきます。

 

僕はいま、地域おこし協力隊として『中高生のための学びのサードプレイス』のコーディネーターという仕事を兵庫県朝来市でしています。
それの活動報告をせっかくなのでここで。

 

文章を発信することであらぬ誤解を生むのが怖かったんだけど。

(公人としてエジプトでもよく叩かれたし)
 

でもやっぱみんなに相談したいこともあるじゃん?
反応も知りたいし。
そんなお年頃です。

 

 

朝来市に移住したのがヶ月前。
そこからヶ月準備期間で、『中高生の居場所』を開設したのは10月から。
で、やっと形がおぼろげながら見えてきて。

市の事業なので本来は明確な完成イメージを公に示すべきなのかもしれないけど、集まる小中高生の主体性を大切にしたいゆえに少しずつ模索しながらの毎日です。

 

自作のチラシは以前アップしましたが、今回は自作の壁新聞をアップします。

勢いで作った第号と、あまりにもアホ過ぎたので微調整した第号。
ご希望の方にはデータで毎号送りつける『押しつけサービス』もおこなっております。(勝手にいま思いついた)

 

 

そんな中で、ひとつ感じたこと。

 

 

僕は昔っから人づきあいが苦手で、トラブルメーカー的なところがあると自負していました。

コミュ障ともすこし違うんだけど、会う人によっては「あいつの顔見てるとむしょーに殴りたくなるんだよね」と陰で言われるほど嫌われたり。

そうかと思えば「なんでこの人はこんなに優しくしてくれるんだろう神よ!」と感じるほど誰かに好かれることもありました。

 

仲良くなった友達と仲がこじれて去られてしまうケースも多々あります。
去る者は追わずなんて美学もわからなくないけど、僕は鬱陶しいくらい友達のことを追い続けます。

10年後でもいいので気が向いたら連絡してね?」みたいな下から目線のセリフも何度言ったことか。

 

「スワは普通の会社員無理だよ」と友達によく言われたり、

「お前なんかどこで働いたって上手くいくはずないんじゃい!」と某牛丼屋でバイトしているとき上司に恫喝されたりもしました。

 

 

で、長い前フリになりましたが、本題。

 

 

なんでか知らんけど。
 

子ども達に対してはそういうネガティブな思いや出来事が僕は全くないんです。
誤解を理由に傷つけ合ったりとかが。

 

僕は彼らが大好きだし、彼らも僕のことが大好き。

それはもう完全にデフォルトなのです。
(思春期の子についてはナイーブなのでここでは明言を避けます。。)

 

真実か妄想かはさて置きとして、揺らがない一方的で絶対的な信頼がそこにはあったりします。

 

彼らが何をしたって許せる自信があるし、まず少なくともここ数年子どもにイラついたことないです。

(大人にはめっちゃイラついてるのに笑)
 

「しゅわわのバーカ」って落書きされたり、蹴り入れられたりしても。
怒らないよう我慢してるとかじゃなく、彼らの表現なんだなってふつーに理解できている。

 

 

これはいったい何なのだろう。

 

 

自分で自分が興味深い。。

 

 

もっと子ども達と接するようなノリで大人達とも接したいなと。
そう感じたという話です。

 

目の前にいる大人の向こう側に、その人の子ども時代の姿を想像して。
 

その子も含めて抱きしめるようなイメージで。

なかなか難しいけど。

 

 

で、活動報告に話を戻すと、大人達とは予想通り苦行のような日々ですが(むしろ相手側にとって!)、

子ども達とはめちゃめちゃ上手くいっている気がしてます。
 

街で僕を見かけると走り寄って来てくれたりして。

「しゅわわー!」とか。キュン

 

 

日々学びと反省と感謝。

 

細かい話はまた今度に。

 

新しい仕事が決まり兵庫県に引っ越してからも、こうして候補生の技術補完研修の講師としてJICA市ヶ谷まで呼んでもらえるありがたさ。

新幹線でひとっ飛び。いぇー

(プライベートでは夜行バス)

 

 

ワークショップの出来に点数をつけるのが僕の趣味なので今回も発表します。

 

今回の研修は、、、

 

 

 

自己採点91点!

 

 

 

誤解なきよう補足するがこの点数は参加者に対してではなく、あくまで自分への評価である。

回数を重ねるごとに着々とブラッシュアップされている気はする。

この調子で積み上げよう。

 

そして終えたばかりだというのに3か月後の隊次に備え、既にパワポの修正。。

僕は真面目だ。

 

 

約3時間のその内容は、ざっくり言うとワークをふんだんに盛り込んだ『教材研究』。

 

どんな中身か気になってくれる人もいるかもだけど、まぁ説明は潔く割愛。

 

 

  

そんな話よりも。

 

 

 

講義の次の日にあった研修生の懇親会にも勢いで乗り込んだんだけど、その懇親会をワークショップにたとえるならむしろ自己評価97点だったなぁという話。

 

やはり飲み会とは場づくりであって、場づくりとはワークショップなのであろう。

 

 

楽しい場を作るために、全体が一丸となって盛り上げる。

(一気のコールをするとかじゃないからね)

 

 

チームで上手くボールを回して。。みたいな話。

 

自分ごととして試合に臨む姿勢というか。

 

 

エジプトでも実感したことだけど、いい場が作れてたらワークなんかしなくても勝手に学びは深まる。

ワークショップでも飲み会でも。

 

 

逆に言うと、受け身なら何をやったところでボチボチな結果だなぁって。

 

そこを再確認できたのは、自分にとって貴重な体験だった。

 

 

 

最後に。

 

 

いま僕が兵庫県で関わってる仕事は『中高生の場づくり』である。

 

そこで自分には何が出来るのか。

「俺の人生の主役は俺だ!」みたいな感覚を中高生自身が実感できるような場を作れるのか。 

 

 

技術補完研修(飲み会)を通して、僕ならばそれが出来るという自信が確信に変わった。

 

 

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