環境パズルの試作は持ち運びしやすいうえに見た感じキャッチーなので、ことあるごとにいろんな人に試してもらっている。

 

 

 

自腹で2セット作ってるので、1個は配属先専用、1個は私物として自分専用。

 

そんな中、いくつかの貴重なご意見をいただいた。

 

 

改善案その1。

『パズル1枚1枚の裏面に、簡単な質問を書く』

 

 

 

パズルが完成した後でゆっくり全体を観察することも大切だが、パズルをする前にも個人で観察してほしい。

かと言って、パズル前にも後にも1枚ずつのパズルについて話をするのでは、ちょっと間延びしてしまう。

そんな時に、裏面を見てもらうだけで「こんな視点で観察してみよう」というメッセージが伝わる。

 

とある手工芸の新隊員さん案。

即採用。

 

とりあえずは日本語で。

 

 

実際に試してみると、パズルをした時の気づきがだいぶ拡がった。

 

 

 

カメが食べているのはクラゲかな?

 

でも、、繋げてみると、

 

 

 

ビニール袋だ!!!

 

 

 

繋げてみると、、、

 

 

 

そこには僕たちの生活があるんだね。

 

 

これは別の教材にも応用できそうな気がする。

ちょっとだけヒントというかパスを出すような感覚。

 

 

 

改善案その2。

『現地語といっしょに英語でも表記する』

 

僕が言うのもおかしな話だけど、環境教育というものは興味のない人にとっては必要性を感じてもらいにくい。

なので、異言語学習との抱き合わせで、ついでに環境についても学べるのなら教材の需要が増えるように感じた。

 

 

これはとある日本語教育機関で見てもらった時に出た案。

日本語教育の教材として使ってもらうのはどうだろうという話し合いをしていた。

 

たとえば「彼はゴミを捨てています」などの簡単な文章の作成から始まり、絵を見て感じたことを言葉にしてみるという実践的な授業の教材として使えるのではないか。

 

それならば英語を併記したら、中学校の英語の授業でも使えるかもねという流れだ。

 

 

 

ワークショップと同じように、教材もどんどんカスタマイズしていく。

 

汎用性とか利便性とか実用性とか。

使う人の立場を想像して、より簡単で、より効果的で、より楽しいものに。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

↑ポチッとしてくれてる人ありがとう。

 

今まで作った教材を振り返ってみた。

すると、動機づけの教材がほとんどだったように思う。

 

『動機』とは、『環境を守る動機』のことだ。

 

どうして環境を守る必要があるのか。

または、環境が悪くなるとなんで僕らは困るのか。

 

 

動機づけに力を入れていたのには理由が2点ある。

ひとつはこの国ではまだ環境教育がさほど浸透していないという点。

ふたつ目は僕が環境教育をする上で動機づけを大切にしているという点。

  

 

 

帰国まで2カ月。

 

なんとなく、『動機』だけじゃなくて『行動』に繋がる教材を残したいなという気持ちになった。

 

 

 

で、長い前フリだがこんな教材を作った。

 

 

 

『○○しなさい』というメッセージをふんだんに取り入れたカード。

もちろん『○○しなさい』の理由も伝えるようにする。

 

 これもダウンロードできるので試してみてね。

 

 

 

【使いかた】

カードをランダムに並べて、関係があるもの同士でペアを作っていく。

その際、『○○を××に変えると、□□というゴミが減ります』という文章を穴埋めで答えてもらう。

 

まずわかりやすいものから紹介しよう。

たとえば、

 

 

手を洗った後はティッシュじゃなくてハンカチ。→ティッシュというゴミが減る。

そんな感じで。

 

次はちょっと難しいもの。

 

 

テイクアウトよりもお店で食べる。→ビニール袋・プラ容器というゴミが減る。

靴下に穴が開いた時は。→捨てないで縫えば古い靴下というゴミが減る。

アイスクリーム屋さん。→コーンにすればカップ&スプーンというゴミが減る。笑

 

最後の4つはカンタン。

 

 

 

ペットボトル&水筒

ビニール袋&マイバッグ

使い捨てのプラコップ&グラス

紙コップにストローで飲む&コップで飲む

 

 

今までのワークショップでは「環境を守るために何を実践したらいいだろう?」と問いかけることを大事にしていた。

それと比べるとこのカードはだいぶ雑で直球なんだけど。

 

 

この国で暮らして実感したこと。

わかりやすく指示されることを好む傾向がある。

 

 

これは良くも悪くも異文化というものだと思う。

 

彼らにとって受け入れやすい方法とは何か。

『環境教育とはこうあるべき』という先入観を除いて考えてみる。

 

 

なお、今回の教材はゴミ問題に特化したものだけど、もっと幅広い環境問題にも応用できるんじゃないかなとも思う。

(車に乗る→徒歩、電灯が点けっぱなし→消す、とか) 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

↑ポチッとしてくれてる人ありがとう。

 

こないだの話の続き。

 

 

あくる日の夕方。

ケンカした子のパパがいつものように道端に腰かけていた。

 

 

僕が挨拶すると、いろいろ察してくれたらしく息子ちゃんを呼びに行ってくれた。

「おーい!!早く来い!!」

 

 

登場した6歳ボーイの手には魚ちゃんが。

半月ぶりの帰還。

 

 

放り投げて返されたので、そんなんしたらアカンやろとしばし話し合う。

 

 

現地語が通じてるのか通じてないのかはびみょーだが、なんとなくジェスチャーと顔芸で伝えてみる。

すると、ごめんなさいと言ってやり直してくれた。

だいぶめんどくさそうだったけど。

 

僕は、ちゃんと謝れば報われるということを理解してほしくて、魚ちゃん欲しい?と聞いてみたが、案の定そんなんもういらんわな雰囲気。

 

それならば。

「アイスクリーム買うたろか?」

 

こんどは大喜びの彼。

こういうとこは6歳だな。

最終的にもので釣って解決。

 

 

 

それ以降6歳ボーイもパパも、今まで以上に仲良くしてくれている。

 

 

彼はとても賢い。

僕のスマホを奪って自撮りして勝手に待ち受け画面に設定してしまったりする。(日本語表示なのに)

 

僕は解除方法もわからないのでそのまま使っている。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

↑ポチッとしてくれてる人ありがとう。

 

 

 

街を歩いているとき、僕にはすれ違う子どもに声をかける習性がある。

 

これは日本にいた時からなんだけど、この国に来てから一層拍車がかかってしまい、それはもうヤバい人の域に達してしまったかの勢いで、帰国したら気がかりな点のひとつである。

 

 

近所の6歳ボーイ。

 

いつもおしゃべりする仲で、この日も彼とキャッキャして遊んでいた。

 

すると彼が、僕の持っていた魚ちゃんをくれと言い出す。

 

 

 

環境教育の手づくり教材。

廃ペットボトルから作った魚ちゃん。

 

 

こういう時、僕はあげない。

 

 

でも貸すことにしている。

 

多くの場合、返してもらえる可能性はほぼゼロに近いんだけど。

 

 

僕は、借りたものを返すという経験を彼にしてほしかった。

そして、もし返さなかったら、相手も自分もいやな思いをすると知ってほしかった。

 

 

そう、僕はめんどくさい性格なのだ。

 

 

 

催促しても返してもらえぬまま10日ほど過ぎた。

 

ちょっと険悪なムードにもなってきた頃。

 

 

ある日、その子がいるところでパパに事情を話す。

するとパパの返答はこうだ。

 

「金を払うからいくらだったのか教えてくれ」

 

これはこの国ではありがちな価値観で、キレイごとではない話として、お金が絶対的な幸せと捉えられているからこその発想だろうなとも思う。

 

 

いや、そういうことじゃねぇんだよパパ。

 

あんなものどーせゴミから作ってるし。

気持ち次第ではあげてもいいけど。

 

なんというか。

ゴネれば何でももらえるみたいに学習してほしくないし。

 

頭のオカシイ東洋人と思われながらも、どうにか気持ちを告げる。

 

  

こんなめんどくさい心情を現地語で説明するなんてと嘆きつつ、僕も6歳ボーイもパパも、何かを学べたらいいなと思うのでした。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

↑ポチッとしてくれてる人ありがとう。

 

4つくらい前の記事で、配属先で行った出張について書いた。

 

最終的にめんどくさくなって中途半端な文章で放置してしまったが、パソコンを整理してたらメモみたいのが出てきたので思い出しながら続きを書いてみる。

 

 

 

今回の出張では、何度となく上司が僕を散歩に連れ出してくれ、ゆっくり話をすることが出来た。

 

 

夕暮れの浜辺で波音を聴きながら。

環境について、仕事について、片言でいろいろ話す。

 

この上司は唯一、僕のブロークンな現地語を理解してくれる人。

なので気を遣わずに接することが出来る。

 

「僕は役に立てているのだろうか」

以前から気になっていたことを率直に尋ねた。

 

 

もちろんだ。

お前はたくさんの教材を作ってくれた。

これからも一緒に仕事をしよう。

 

念願の延長打診。

でももう帰国も迫っていて難しいからと後任の要請を提案してみる。

 

もうちょっと早くその言葉を聞きたかったという気持ちもあるが、まぁそれも神様が決めたこと。

これでいい。

 

 

夕飯を済まし、再び外を散歩すると星がキレイだった。

この国に来てから星空を見上げるのは初めてかもしれない。

 

「お前にこの景色を見せたかったんだ」

なぜかそんな台詞を口にする上司に、キョトンとしながらもグッと来る。

 

 

 

翌早朝、お祈りを済ませた上司に散歩に行こうとまたもや誘われる。

 

 

朝の海は透き通っていて、昨日とは違う景色だった。 

 

砂浜で裸足になると気持ちいだろ?

こうやって地球からエネルギーを貰うんだ。と上司。

  

、、うん。

とりあえず真似してみる。

 

 

教室のなかだけじゃなくて、外で自然を感じながらする環境教育もいいよねと提案した。

 

 

 

そんな1泊2日の出張ワークショップ。

兼卒業旅行みたいな。

 

 

今まで職場での上司しか知らなかったけどプライベートの一面が見えて、ちょっと距離が縮まった気がした。

 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

↑ポチッとしてくれてる人ありがとう。