前回、拡大質問と限定質問という
質問の仕方について書きましたが、今回は

質問が与える影響力について書きます。

相手の悩み、興味、関心を知る為に質問をしますが、
ひとつだけしてはいけない質問があります。

それは、

競合の良い点を聞く事です。

何故でしょう?

1.良い点を言う事によって、顧客は
その会社の良い点を考えます

2.良い点を自分で言う事により、良さを再認識します

この再認識という点が非常に厄介です。
更にこれを拡大質問で行うと、顧客は
良い点を色々考える事になります。

その結果、

良い点を色々自分で考えて出した結論だと
正当化することになります。


私が、売上を上げる業務の一環で、競合の会社のみを
アプローチして自社の顧客に
ひっくり返すという業務をしていた時の話です。

まず競合について顧客がどういう風に思っているかを
調べるために他社のヒアリングをしました。

A社の良い点は何処ですか?

と。

これって、日常生活でも良い点や、興味のある事は
自発的に話をしてくれるから、
情報収集には最適だろうと思って行動してみました。

しかし、実際やっていて思ったのですが、この方法は、

良い点をリマインドさせていく上、
自分の言葉に納得してしまうものでした。

完全に失敗でした。。

さぁ、どうしよう・・。

そこで発想を切り替えました。
自分で考えさせるという事が大切なのなら、
課題点を考えてもらって、そこを解決していこう!

そうしたら結果、質問を変えてみました。

A社ではこういう良い点があると伺いましたが、改善点はどこですか?
(良い点は限定質問で言っています)


と変更すると、顧客の悩みが浮き彫りになるだけでなく、
顧客の改善点を自分で考える事になります。

そして、その悩みを提供出来る商品で解決出来るか?

という事を意識した上で提案すると、
全く違う結果が出てきて他社をひっくり返す事が
出来るようになりました。

営業がいくら良い提案と思って説明をしても、
顧客がそれを納得していないと何の意味がありません。

結局、

他人の言葉だけでは動きません。
自分の言葉、自分で納得する事で動くのです。

この事を意識して行動すれば、結果は変わってきます。

営業で商談する時に何を質問するか決めていますか?

もちろん、顧客がどういう悩みを抱えていて、
それを解決する為に色々質問する事は重要です。
しかし、

質問方法は意識していますか?

質問方法は非常に重要です。

例えば引越しを検討していたとします。
その際に、

・アパート?マンション?
・南向き?2階以上?
・部屋の広さは?
・あなたの年収は?仕事は?
・今の家賃は?
・いつに引っ越したい?

こんな質問をひたすら繰り返されたらどうでしょう??

私だったら、質問ばっかしてきて
何でそこまで答えないといけないの?

って思ってしまいます。

こうならない為にも、質問について
理解する必要があります。

質問方法は大きく分けて

拡大質問
限定質問

の2つがあります。

拡大質問

質問する事により、回答が様々あり、答える人も考える必要がある質問。
相手の興味を探る事が出来るが、話題が広がりすぎるネックがある。

限定質問

答えが「はい・いいえ」や、一言で答えられる質問
こちらが得たい情報を聞くことが出来るが、多用すると尋問になる。


共にこの2つの方法を意識的に使う必要があります。

特に限定質問は営業をしていると、
無意識に多用している場合が多いです。

何故なら、

競合はどこなのか?
金額のネックはないのか?

など、具体的に聞きたい事を
ストレートに聞ける事が出来るからです。


あなたが質問をされる側になってみてください。
無駄な質問が増えれば増えるほど、
時間がもったいないと思いませんか?

数多く質問するのが目的ではありません。

本当に重要な質問のみを書き出して、ポイントを絞りましょう。



仮にあなた自身が自分に商品を提案した場合、
買うと言えますか?



言えないのなら何故でしょう??


商品が魅力的じゃないから?
自分で話をしている営業トークが嫌いだから?


仮に、とてもオシャレで立地の良いマンションがあったとします。
更に近隣にマンションが増えた為、家賃が値下がりしています。


でも、別に今の住居に問題があって、
引っ越したい気持ちがわかないと、
そこまで思い切った行動ってしないですよね?


営業トークはどうでしょう?
営業を行う上で、商品の特徴、メリットを色々と訴求していきます。
でも、これも、その人の興味に訴求できなかったら買わないでしょう。


結局、自分自身に商品を提供しようとしても、
自分の問題や課題を解決出来ないと興味・購入につながりません。



これが自分自身ならわかっているのに、顧客に対してだと、
仕事だからという理由で、目を伏せてしまう事があります。


あなたが営業で何故売れないか困っている場合は、まず考えてみましょう。



まず、あなた自身が買いたいと思うか?
買いたくないのなら何故か?

買いたいと思う人はどういう人なのか?
そういう人をどう探すべきなのか?



自分自身が納得出来ていなかったり、疑問を感じたまま提案しても
相手の問題解決は出来ません。


営業で目先の事を追い求めるばかりに、盲目的にならないでください。
顧客の課題を解決する為に、自分自身を振り返る事が大切です。