
課長になって2週間くらいが経ったある日。
この間にも部長の暴言は激しくて
それでも私なりになんとかかわしたり
たまに無視したりたまには応戦したりして
やり過ごしていました
この頃の私はまだ一応
『部長が退職するまでの1年半』を
たえるという方針を
ちゃんと意識していたと思います。
が、たった2週間でその想いが
木っ端微塵に消えてなくなる
出来事が起きたのです早
天気の悪いその日
課に電話がかかってきてですね💧
課員が対応しているのですが
何やら雲行きがかなーーーーり
怪しい様子💦
一度電話を切った後
対応していた課員は周りの人たちと
あーでもないこーでもないと
書類を見ながら話をしていまして
私はこのあーだこーだが
15分続いたら首を突っ込んで
話を聞こうと思っていたんですけど
そんなに時間はかからず
3分後には例の課員が
私の所へやってきました。
課長、すみません🙇
何かあったみたいだけど
どうしたんです?💦
実は9月(私が来る前)に通知した文書に
誤りがあって・・・
うんうん、誤っていたなら訂正通知出せば
大丈夫じゃない?
なに?先方が謝罪に来いって言ってるなら
私行くけど何かそんな重い話なの?
いや、先方はそこまで怒っていないんですけど
こっちが通知を出したことで
相手が自分じゃ処理できないからって
弁護士に委託していたみたいなんですけど・・・
その弁護士費用が発生しています。
通知を出したって
いずれは処理しないといけない件なんでしょ?
費用発生は仕方ないんじゃなくて?
それが送らなくてよい人に
送ってしまいました💧
私たちはこういう重い通知を出す時は
電話とかできる環境であれば予め
電話もかかるのですが・・・
(ちなみに電話をするのは義務じゃない)
相手方には電話せず通知を
いきなり出したの?
いえ、それが電話をかけたんです。
記録も残しています💦
「Aさんの息子さんの
高橋さん(仮名)ですよね?」
って聞いたら相手から同意を得ました。
今回間違って通知を出した相手を
高橋さんとします。
それじゃあなんでこんなことに
なっちゃったの?
実は・・・
高橋さんのお母様が早くに
亡くなっていて高橋さんはAさん(母の兄)と
ずっと一緒に生活されていたようで💦
うんうん。
今回の通知はAさんの直系卑属に
出したのですが
高橋さんは甥にあたるので
対象じゃありませんでした。
※直系卑属とは自分の子供とか孫とか
そういうところにあたる親族。
えっ、でも電話で話して
高橋さんはなんて?
Aさんの息子さんですよね?
って聞いたら「はい」って言いましたし
高橋さん自身そういう気持ちだったようで
不思議に思わず通知を受けたようです。
ただ処理方法がわからなくて弁護士に
相談したところ担当の弁護士が
甥だということで高橋さんは
該当しないと先ほど電話がきました。
なんでうちは間違って
甥に出しちゃったの?!
それが・・・戸籍錯誤です。
錯誤?!
最近の戸籍ではあまり見ないのですが
古い戸籍(大正とか昭和前半とか)は
結構間違っている(錯誤)ものが多くてですね
それで訂正していることが多いんです
お母様が亡くなって
その兄(Aさん)夫婦に育てられた高橋さんは
一時期戸籍が誤っていて
それを見落としてしまった職員が
Aさんの息子と勘違いして
そのまま送ったそうなんです
しかも運の悪いことにAさんの奥さんと
高橋さんのお母さんは同じ名前でした
それがますます勘違いに
拍車をかけてしまったのです
正直昔の戸籍って
字がへったくそな戸籍担当が書いたものは
読むのが大変で間違えることもあるけど・・・
私にもその戸籍ちょっと見せて
私は戸籍を見せてもらいましたが
確かに見にくくて見落としやすいけど
ちゃんと見れば錯誤にも気付くはず
とはいえ、もう間違ったものは仕方ないので
高橋さんに誠心誠意謝罪して
弁護士費用を損害賠償しないと
いけないわけです
私たちは仕事柄
業務上こういうミスをした時の
保険に入っています☝️
個人賠償保険みたいなね
なので費用はまずいいとしても
やっちゃいけないことを
したわけですから
説明報告をあげないといけないんです💦
で、当時この通知を出していいか
もちろん起案を作成していたわけですが
例の部長もちゃんと「良し」と
判子を押しているわけです。
うちの職場はこういう損害賠償があると
決裁権者(今回はこの部長)が
説明することになっています☝️
私は部長にことの顛末を話すと・・・
知らん
と一言。
え、知らんってどういうことですか?
日々たくさん起案を見ているでしょうから
忘れたということです?
そしたらもう一度当時のもの見ます?
違う💢
俺はそんなもん知らんから
勝手に説明して自分で謝罪しろ💢
どういうことです?
知らんってあなたが
判子押して決裁したんですよ?
知らないことはないでしょう?
知らないもんは知らん💢
説明せぇってお前がやれ💢
お前って、私がいない当時のをことを
表立って説明していいんですか?
知らん💢
ちょっと待ってください!!
私の問いに部長はキレて
部屋を出て行ってしまったのです
損害賠償は職場では全職員に
周知されるのし
失敗には変わらないので
そういうのが知られるのが
嫌なのかもしれません
が。
なくね?白目
私はこの一件で
部長に対して心の底から
がっかりしたのです
続く!
今回の話


【ここからは別件です】

私の大好きな伊藤潤二大先生の
絵本がーーーー✨
子供に欲しくない?欲しくない?と
促しましたが
息子も娘も理解がなく
結局私がひっそり買ってしまいました
↑本当はこういうのが欲しいけど。。。
ちなみに私がいっちばん好きな
伊藤潤二先生の作品は「長い夢」です
今、電子書籍で税込110円で
読めるからめっちゃいい時代よね
ということで
私はこういうのを読んで
そして家の本棚に飾って
日々のストレスを発散しています

↑もう少ししたらこの記事をあげます♡