今回は児童虐待防止研修会を行いました。
一緒に学んだのは、市内の児童発達支援・放課後等デイサービス事業所職員のみなさんです。
各事業所では、自分たちが虐待をしないように学び、支援に当たっています。
今回の研修では、事業所の職員に対して子どもがSOSを出した場合や「もしかして虐待受けてる?」と感じた場合にどのような流れで対応するのかについて、千歳市こども家庭課の専門の先生にお話ししてもらいました。
そうそう、そうです。
虐待って
「身体的虐待」(傷やアザ、骨折などが起きる行為を行う)のほか、
「性的虐待」(性的な行為を行う、見せるなど)、
「心理的虐待」(暴言を言う、目の前で夫婦喧嘩を見せるなど)
「ネグレクト」(食事を与えないなど養育を放棄する) と4種類あるんですね。
事業所職員には、児童虐待防止法という法律で、虐待(疑いを含む)を発見した場合に通告する義務があります。
『あれ?この傷何だろう?』『この子いつもと様子が違うな…』など、ちょっと気になる兆候に事業所職員が気付いたら、速やかに周りの職員と情報共有し、こども家庭課に連絡し、対応を相談していくことを学びました。
研修の中では、「言葉の大切さ」にも気づきました。
「七色の虹がかかっています。虹の下には家があります。家には窓とドアと煙突があります。家の横には木があり、木の上には雀が2羽います…」
参加者全員で指示に従って「絵」を書きました。
書き終わって、ほかの人が書いた絵を見てみたら…
あれれ??絵がみぃーーーんな違う
同じことを聞いても、とらえ方ってこんなにちがうものなんですね
日ごろ、お子さんや職員から情報を聞く・話す時に大事にしたいところです…。
参加した事業所職員からは、
・虐待を防止する一番は、保護者を守ること、保護者の信頼を得ること。通告だけでは虐待が増えるだけだと思う
・自分たちも困っているときの窓口になれるよう、保護者の困っていることを拾い上げられられるようアンテナを張っていきたい
・「ちょっと心配、ちょっと困ったと思ったら連絡をください。いろいろな方法があります。一緒に考えていきましょう」と言われ、連絡するハードルが下がりました。
などなど感想をいただきました。
この研修を通じて、こども家庭課で対応してくれる職員の顔がわかり、相談・通告がしやすくなっただけでなく、普段から保護者やお子さんから『困りごと』を話してもらえるように、私たちの支援の中でもできることを考えていきたいです