ペアレントメンターさんとお話しました。 | 千歳市児童発達支援センターのブログ

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今日は4回目の就学学習会。

 

3回目までの学習会は、教育委員会の先生の話などが続いていましたが、今回はちょっと違います。

 

それは・・・

ペアレントメンターさんとの座談会だったから。

 

ペアレントメンターとは、

ペアレント(親・保護者)メンター(信頼のおける相談相手)という意味です。

 

日々の子育てでの大変さや、お子さんについて不安を抱える保護者さんに寄り添い、共感し、必要に応じて情報を提供してくれる、支援者と保護者の間くらいにいる存在です。

 

今回は、石狩地区のペアレントメンターのさんに自らのお子さんの就学・進学で悩み、考えたことなどをお話していただき、参加者の質問に答えていただくなど交流しました。

 

 

来てくれたメンターさんは7名!

お子さんの年齢が小学生から40歳代と幅広く、学校だけでなく就職や自立生活のことまで聞ける…貴重な時間となりました。

 

 

自己紹介の後、グループに分かれて自己紹介や質問タイムとなりました。

あるグループでは、参加したお母さんから、『こどもの将来を見据えたのはいつ頃?』と質問がありました。

 

あるメンターさんは、

『幼児期に診断を受けた時から。気づきは早かった。いろんな人にたくさん相談した。』『我が子のプロになれるといいなと思う。知ることで我が子を褒めたり、ありがとうも言ってあげられる、周りの人に我が子のことを伝えられるようになる』

と、お話してくださいました。

 

また、あるメンターさんは

『診断された時よりも学校を休むようになってからがきっかけと思う。パソコンが好きな子だが、パソコンを壊したあと、「この先どうしたらいいんだろう」と子が言うのを見て、ほかの子と比べるのではなく、学校に通わせなくてもいい、この子にはパソコンが必要なのだと、好きなことをさせようと思った。』『我が子のYouTubeのファン第1号は私!』

 

兄弟の話もありました。

『支援学級に通う子のことで嫌な思いをすることも時にはある。兄弟ともに1対1で5分だけでも向き合うことを大事にしてる。外でどんなことがあっても母は味方!みんな大事にしてる!と伝えてる。ちょっと照れくさいけれど…』

 

一人ひとり子どもの様子も家族の在り方も違います。

困っている事は、みんなそれぞれ違うけど、同じ『そうだよね!』もたくさんあり、座談会ではペアレントメンターさんの懐の温かさに触れ、悩みを共有する時間になりました。

 

参加者の皆さんからは、

・ペアレントメンターという言葉を初めて聞きました。

・普通級、支援学級、就労支援、一人暮らしなど、いろいろな体験のお話が聞けて良かったです。

などの感想をいただきました。

 

児童発達支援センターでは、これからも保護者の皆様に学びや集いの場を考えていきます。

 

ぜひ参加してくださいね!