1945年(昭和20年)8月15日正午に『大東亜戦争終結ノ詔書』を昭和天皇が朗読したレコードがラジオ放送され(玉音放送)、国民及び陸海軍にポツダム宣言の受諾と軍の降伏の決定が伝えられました。
日本政府はこの日を『戦没者を追悼し平和を祈念する日』としています。
終戦記念日は第二次世界大戦が終結した日ではありません。
ポツダム宣言とは、1945年7月26日にアメリカ合衆国大統領、イギリス首相、中華民国主席の名において大日本帝国(日本)に対して発された『全日本軍の無条件降伏』等を求めた、全13か条からなる宣言です。
日本はこれを1945年8月14日に受諾し、1945年9月2日に調印、即時発効に至って第二次世界大戦(太平洋戦争/大東亜戦争)は終結しました。
今終戦の日を迎えるまでの流れを簡単に書いて感じたのですが、ポツダム宣言を受け入れる日が一日でも早ければ広島と長崎への原爆投下は無かったのかなと思いました。
そんな単純な話では無いのかもしれません。
でも、やり切れない思いがします。
今もあの悲劇の瞬間を忘れられずに生きている人がいる。
そしてその記憶はけして風化させてはいけないのです。
この日の正午から1分間の黙祷が捧げられます。
夏の甲子園でも試合を一時中断し、球場にいる人全員で黙祷を捧げます。
私はこの日記を書いている途中で気が付き、慌てて黙祷をしました。
視覚が塞がれた中、耳に入るのはテレビからの楽しそうな音楽やニュースの言葉。
今の時代が平和なんだと感じると同時に、歴史の重みが薄れているのかなと…少し悲しく、そして怖ろしく感じました。