中秋の名月 | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

陽が落ちるのが早くなり、風も空気もすっかり秋のものになりました。





さて、今日は中秋です。

中秋とは私達の使っている暦(皆様の使っている暦に対して旧暦と呼ばれています)で、八月十五日にあたります。

今夜は十五夜。

中秋の名月が愛でられる日です。

十五夜の別名は【芋名月】。

これは十五夜にお団子の他、里芋などの芋類の収穫を祝うためにお供えする事からつきました。

十五夜は秋の収穫を喜び、感謝する日でもあります。

お芋…美味しいですよね、私は大好きです。

なお、蔓のある葡萄類は、月との繋がりを強くする縁起の良いお供えものだそうです。

満月の光を浴びると、心に悪しきものが宿ると言いますが、人は自ら月との繋がりを求めている。

神秘的なその姿に、皆魅了されてしまうのですね。

私もその一人。

今宵は満月では無いのなら、少しくらいの夜更しは許される…と良いな(笑)





十五夜と言えばお団子ですが、今回は変わったお菓子を伊東さんから頂きました。

海を渡った国では、お団子では無く月餅(げっぺい)を食べるのだそうです。



杏(あんず)に仁の文字が書いてあります。

武士道において【仁】は人としての思いやり、他者への憐れみの心を指しています。

…はっ!

伊東さんは私に、他者への思いやりを忘れるな…という事を伝えたかったのですね!

日頃の行いを改めなければ…。

お月見が自分を見直すいい機会になりました。





日記を書いているうちに、外は薄暗くなってきました。

お月さま、綺麗に見えると良いですね。