煢然 | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

「秋だからさみしい」は本当だと思う?ブログネタ:「秋だからさみしい」は本当だと思う? 参加中


結論から言えば秋だから寂しいのではなく、寂しさとは自分自身が引き寄せそうさせている、のだと私は考えます。

今の私は自分の中の可能性を引き出す事で精一杯で、寂しさを感じる余裕すらありません。

目の前に現れた出来事を好機と取るか、手を出さずに見送るのか、一歩前へ踏み出し未知なる先へ歩き出すのか、今までの自分のままでいるのか、未熟な私は常に期待と不安のせめぎ合いの繰り返しです(苦笑)










確かに秋は春のように鳥達のさえずりが聞こえるわけでもなく、夏のように煩いほどの蝉の鳴き声が耳に入るわけでもありません。

木々の葉は枯れ始め、落ち葉を踏むカサカサという音に一抹の不安と寂しさを感じます。

自然と顔は俯き加減になり、心なしか前を歩く皆さんの背中も寂しげに見えて…

「…うわっ!誰かギンナン踏みやがったな!くそっ!」



顔を上げると、目に前にはたわわに実ったギンナンが目に入りました。

「わぁ~拾って良いですか?炒ってって食べると美味しいですよね!」

「くくっ…お前は万年色気より食い気だな」

「雪村君、我々は遊びに出ているのではないのですよ」

「良いじゃねぇか。留守番ばっかでふて腐れてる総司への土産だ」

「…沖田さん、喜んでくれるかな…」

先の見えない不安はけして拭い去る事は出来ないけれど、私は一人ではないから大丈夫。

だから寂しさは感じない。

きっと大丈夫。