松本先生にお会いする前、京に来た私は偶然見てはいけないものを目にしてしまい、新選組に捕らえられ、今は新選組預かりと言う名の厄介者と成り果てています(苦笑)
しかし新選組の屯所で松本先生にお会いする事が出来たので、結果的には良かった…のかな?
だからここで私が知る人と言えば、新選組の人達と松本先生、それから京の街で知り合ったお千ちゃんくらいです。
お千ちゃんは私とは違いしっかりした人です。
たまにしか会えないけど『女の子同士なんだから、困った事があったら遠慮なく頼ってね!』と言ってくれる、なんとも心強い存在です。
先日、お千ちゃんに会う事が出来ました。
神社の梅が綺麗に咲いてるからと、私達は境内に座っていろんな話をしました。
お互いの近況。
たわいのない会話。
そして、屯所ではとても口に出来ないような女の子だけの話。
私にとっては久しぶり過ぎて…少し緊張してしまいました(笑)
そんな私を気遣うように、お千ちゃんは私の言葉を上手く拾い上げてくれます。
最後におみくじをひく事になりました。
なんでもここのおみくじには、小さなお守りが入っているのだそうです。
私が今回ひいたおみくじは、なんと大吉です!
「お正月にひいたおみくじは末吉だったんだ。すごい、一気に大吉」

「じゃあ今まではちょっとだけ悪かったけど、これから運気が上昇していくって意味だね!」
「…うん、そうだね。そうだと嬉しいな」
彼女の言葉を聞いた時『あぁ、私は彼女の事が好きだな』って…そう思いました。
彼女に背中を押された気がしたから。
やっぱり人を好きだと思う事は、やっぱり距離や時間は関係ないのですね。
中に入っていたお守りは熊手でした。

熊手は幸運や金運を『かき集める』という意味があるのだそうです。
たくさんの幸運をかき込めると言うのなら、それを皆さんにおすそ分け出来るといいな。