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以前の日記でも書きましたが、一番好きな食べ物は【豆】です。
特に大豆。
塩茹でしただけの大豆も美味しいし、細かく切ったいろんなお野菜と炊き上げても美味しいです。
挽いてきなこにしてお餅にまぶしたら…絶品ですよね!
それから大豆を加工して作った【豆腐】も好きな食べ物の一つです。
『豆腐百珍』という本があります。
名の通り、お豆腐を題材にした本で、『豆腐百珍続編』『豆腐百珍余録』と続編まで刊行された人気の高い料理本なのです。
実は…豆腐はかつては非常に貴重な食べ物でした。
三代将軍徳川家光公の時代では農民の食生活を厳しく取り締まり、農民はお豆腐のような贅沢品を食べずに質素な生活を送るようにとしていたそうです。
美味しい食物を作る人達だからこそ、栄養があるものを食べるべきだと思うのですが。
そう思うと今はとても良い時代ですね。
お豆腐に関して取り締まりがあるわけではなく、お豆腐を美味しく食べる方法が網羅された本まであるのですから。
この本を眺めて、頭の中で想像するだけでも結構楽しめます。
(今日の夕餉は何がいいかな?)
う~ん
そうですね…
なめこと一緒にお味噌汁に入れたお豆腐も美味しいですよね。
水切りをしてさいころ状に切り油で揚げた【霰とうふ】も香ばしくて好き!
水切りして葛を混ぜ、さらに昆布や銀杏お野菜などのかやくを混ぜ、丸めて油で揚げたひりょうず(がんもどきとも呼びます)もいい!
焼いたお豆腐にお味噌を塗った田楽も非常に捨てがたいし…。
…
ふう…
これらを出したら美味しすぎて…いつもに増して激しいおかずの争奪先になりそうな予感がします(汗)
とにかく、量産出来る調理方法はないのかな?
…
……
この豆腐百珍の残念なところは、一丁のお豆腐で大量のおかずになり、お腹が十分に満たされる調理法が書かれていない事です。
悩ましい食べ物ですね…お豆腐は。