人は目に見えるものに頼り、それを信じたくなるものです。
かける言葉
触れる手
感じる温度
それらはそれを受ける者に、確実な安心感を与えるから。
かけられた言葉が勇気になる。
触れた手が一人じゃないと教えてくれる。
感じた温度が走り出す力となる。
目に見えるものは、いつだって大きな力を与えてくれる。
でも見えなくとも大切に思い、信じるべきものも確かにあるのです。
贈った言の葉はきっと届く。
それが【言の端】ではなく【言の葉】であるのなら。
人を想う心はいつか伝わる。
それが嘘偽りのない、心からのものであるのなら。
それらはいつか心の中で芽吹き、葉を生い茂らせ花を咲かせる。
届かなくて悲しくなる時もあるけれど、諦めてはいけない。
言の葉は必要な時に必要な人の元へと舞い降りるのだから。
それを教えてくれたのは、私に向けられた言の葉達。
それが与えてくれたものは、目に見えない大切なもの。
心に残されたものは、あたたかな気持ちと人を想う優しさ。