紡ぐ言葉 零れ落ちる嘘 | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

言葉が心にすとんと落ちるという事は、少なくとも言葉を発した人に対してなんらかの感情を抱いているという事なのでしょう。

それは良い感情、悪い感情、どちらでもありうる事。

良い感情ならば共感や幸せな気持ちが生まれ、悪い感情ならば…悪意や憎しみが生まれるのでしょう。

きっと言葉は軽いものではないのです。

真実を伴なわない口先だけの軽い意味を持たせるために【ことのは】の葉の字を与えても、言葉の存在は軽くはならないのです。

時に言葉は感情の波に押されて口から零れ落ちる。

だから紡ぐ言葉に責任を持たなくてはいけない。

だから軽い気持ちで約束をしてはいけない。

だから簡単に嘘をついてはいけない。

言葉はあたたかい光であり、冷たい刃でもある。

契りは果たすためにあり、約束は守るためにある。

嘘がどれだけ虚しいものなのか、知っているから嘘をつけない。





この口から零れ落ちる嘘がどれだけ空虚で寂しいものなのか…それを知っているから嘘がつけない。