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立秋を過ぎた辺りから涼しい風が吹き始めていたので油断していました。
お昼過ぎから少し気分が悪くて横になっていたのですが…どうやら軽い暑気あたりのようです(苦笑)
今日の陽射しは強くなく、気温もさほど高いとは感じませんでした。
でも汗は止まらなくて、そのわりに喉が渇かなくて…それでもこまめに水分を口にしなくてはなりませんね。
申し訳ないと思いながらも日が高いうちにお湯をいただいて、しばらく廊下で考え事をしていました。
でも頭が少しぼんやりしているので、考えが上手くまとめる事が出来ません。
父様の事、ここで過ごすにあたりこれからどうするのか、自分はどうすべきなのか。
自分が信じる道を、信じた道を進むしかないとわかっていながらも、私は惑い立ち止まってしまうのです。
(見えているものだけが真実じゃない。でも自分が真実と感じ取ったものが正しいのかどうか…自信がない。)
「はぁ…」
ため息をつきながら見上げた空に、白く立ち上る雲が見えました。
それは一筋の太刀の様であり、燃える炎の様であり…
「…空を翔ける龍…みたい…」
立ち止まるなと…雲に言われた気がしました。
そう…立ち止まる事は出来ない。
後戻りする事も過去を振り返る事も。
それは私も、あの青を翔ける彼らも同じ事。
「だったら…私は自分が選んだ道を進むしかない。後悔はしない…しちゃいけない。」
戻れないのなら、過去を取り戻せないのなら、そう思うしかないのかもしれない。
ならば、自分が選んだ道を、選んだ自分自身が否定してはいけない。
自分が自身を信じなくては、誰が信じると言うのだろうか。
「よし!とりあえず…」
とりあえず…
まずは水分補給をしてきます。
これが今の私に取って一番重要な課題ですから(笑)