空へ | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

先日屯所の近くに咲いている謎の花は『はなみずき』だと、ある人から教えていただきました。


遠めで見る印象と近くで見る印象がなんだか違うんですよね…不思議な花です。


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空に向かって手を広げているみたいな花。


いいえ、実はこの薄紅色の部分は花弁ではありません。


総苞片(そうほうへん)と呼ばれる、葉が変化したものです。


花は中心にあるつぶつぶです。


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風が強くて総苞片がなびいて上手く写し絵が撮れませんでした(汗)




『君と好きな人が百年続きますように』


貴女がはなみずきの花の名ともう一つ、私に教えてくれたこの言葉


少し寂しくて、切なくて、それでいてすごく優しい言葉です。


誰かを想うって…きっとこんな感情を持つ事なんでしょうね。


本物は長い歳月を渡っても消えはしない。


だったら…


誰かを想う気持ちが本物なら、その想いは百年以上続くのでしょう。


季節が巡り冬の時代を迎えても、けして花が絶える事がないように


その想いは誰かの胸に、美しい花を咲かせ続けるのでしょう。






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はなみずきは空の青がとても似合います。


きっとはなみずきもあの青に近づきたくて、一生懸命手を広げているのかも(笑)


あの青が放つ光を受け止めたくて、空に向かって真っ直ぐに咲いているのでしょう。











追記


ちなみにどくだみも花に見える白い部分は総苞片で、実は真ん中の黄色い突起が花なんですよ。


どくだみは…名前が全然かわいくありません(笑)