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冬のいめーじからーが雪の白以外なら、薄墨が妥当だと思います。
幸運にも良く晴れた日は青々とした青空が広がり、夜空に光る星は一段と美しく見えます。
しかし冬は暗い空の日が多く、陽が落ちるのも早く、どうしても暗い印象が強くなります。
だから私はあえて【赤】と答えましょう。
雪の白、薄墨の空の下に咲く赤
残念ながら屯所近くにある椿の蕾はまだ固く、花を咲かせる日はまだ先のようです(溜め息)。
夜、私は一人薄墨色の雲に覆われた空を眺めていました。
その空を眺めていると、薄墨色の中にうっすらと赤が混じっている事に気がつきました。
『空が泣いている』
そう思いました。
そしてあなたを思いました。
あなたも泣いているのかもしれない。
あなたの心も泣いているのかもしれない。
でも私はあなたのそばにいる事は叶わず、触れる事も、この手を差し出す事も出来ない。
無力な私はただこの遠く離れた空の下で、あなたの事を思い続ける事しか出来ないのです。
いつかあなたの心に優しい赤い色の花が咲くようにと、祈り続ける事しか私には出来ないのです。