自分を大切にしたいあなたへ
50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング
ともち です。
気づけば、いつも我慢していた。
家族のため、職場のため、誰かの期待のため。
「私さえ我慢すればうまくいく」と思って、
飲み込んできた言葉が、心の奥に積もっていた。
でもある日、ふとした瞬間に涙がこぼれた。
誰かに怒られたわけでもない。
ただ、自分の中の「声」が
あまりにも小さくなっていることに気づいたのだ。
その夜、ノートを開いてこう書いた。
「私が我慢してまで守りたかったものは、
なんだったんだろう」
書き出すうちに、
「誰かに嫌われたくなかった」
「ちゃんとした人だと思われたかった」
そんな本音が見えてきた。
本当は、我慢ではなく、誠実でありたかっただけ。
でもその誠実さを、自分に向けることを忘れていた。
だから翌朝、小さな一歩を決めた。
「今日は無理をしない」
「嫌なときは、今はやめておくね、と言う」
それだけで、少しだけ呼吸が深くなった気がした。
我慢しないというのは、わがままになることじゃない。
自分を大切に扱う「練習」だ。
もし今、あなたが心の中で誰かに遠慮しているなら、
ノートに書いてみてほしい。
「私が今、我慢していることは?」
「それをやめたら、どんな気持ちになる?」
我慢をやめた先にあるのは、
解放ではなく、静かな自尊心。
「これでいい」と自分を肯定できる強さなんだと
実感している。