自分を大切にしたいあなたへ

 

 

50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング

ともち です。

 

 

 

前向きに考えることが大事、

というのはよく知られていることですが、

ポジティブがいいとは限らないこともあります。

 

ネガティブな状態や、ネガティブな思考の人に、

前向きなことを言うと逆効果になるということです。

 

 

 

 

 

研究者の実験によると、

ネガティブな状態の人に、

無理にポジティブになろうと言っても、

自己矛盾が起きて、

よりネガティブ思考を

深めてしまうこともあるのです。

 

落ち込んでいる人に、

「頑張ろう!」とか、「元気出して!」

と言っても逆効果なことってあります。

 

 

 

 

 

そんな時は、

「今、ネガティブだなあ」

そういう考えなんだなあと、

認める、受容することから。

 

ここで大事なのは、

評価、ジャッジをしないこと。

そうなんだなと認識する。

客観的に

「今、〇〇(自分のこと)はネガティブだな」

とする。

 

三人称で自分のことを語ると、

脳の感情活動が落ち着くことが

研究結果からわかっています。

 

 

 

 

 

ネガティブな感情は気にしたり、

ダメ出しすることで

余計に強調されます。

 

まずは自分の状態を

客観的に認識する。

今の状態を受け容れる、自己受容。

 

そこで、

思考を変えようとするのではなく、

「こんなんじゃダメだ」

と否定するのではなく、

ちょっとだけ意識をそらす。

 

お茶でも飲もう。

お手洗いに行こう。

肩を回してみよう。

 

思考を変えるよりは、

行動を変えてみる。

 

その考えから距離を置く行動をとる。

ちょっとしたことですが、

よかったら試してみてください。

 

 

 

 

 

今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

自分を大切にしたいあなたへ

 

 

50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング

ともち です。

 

 

 

前回、

「なぜか苦しい」

「心がぎゅっと掴まれたような感じがする」

「頑張っても満たされない」

といったときは

「手放しリスト」を作ってみましょう

というお話をしました。

 

今回は、その手放しリストの作り方です。

 

 

 

「手放しリスト」の作り方

 

STEP1:抱えているものを書き出す

ノートに、思いつくまま30個ほど書き出してみる。

正解も不正解もありません。

書きながら「あ、こんなにあったんだ」と気づけます。

 

 

STEP2:その中から手放したいものを選ぶ

選ぶ基準は3つ。

 

① 今の自分を苦しめているか

② 役目を終えているか

③ 手放すと心が軽くなりそうか

 

どれか1つでも当てはまればOK。

 

 

STEP3:手放したい理由を書いて整える

例:

「比べても意味がないと

わかっているのに習慣になっていた」

「完璧さを求めて疲れてしまった」

「昔のルールを今の私に押し付けていた」

 

理由を書くと不思議と、

気持ちがほどけていきます。

 

 

 

STEP4:空いた場所に迎えたいものを書く

ここがいちばん大事。

 

・穏やかな朝の時間

・1人でコーヒーを味わえる余白

・心が動く新しい学び

・本音でつながれる人間関係

・ゆとりある生活

・無理のない働き方

 

空白を埋めるのではなく、

心に心地よい風が通るような感覚を大切に。

 

 

 

 

手放すとは、自分を軽くするということ

手放すと、必ずスペースができます。

そのスペースは、次に進むための余力。

未来を選ぶための視野。

そして、あなた自身に戻る余白。

 

「何かを足すこと」ではなく

「いらないものをそっと外すこと」

から始まります。

 

あなたが心の荷物を一つ下ろすたび、

新しい幸せは、ちゃんと入り込めるようになる。

 

手放すことは、あきらめじゃない。

再生の合図です。

 

 

 

 

 

今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

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50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング
ともち です。


 

 

 

ある時、

こんな気持ちになったことはありませんか?

 

「やることはこなしているのに、

なんだかずっと苦しい」

「理由はわからないけれど、

心がぎゅっと掴まれたような感じがする」

「頑張っても、満たされない」

 

40代・50代になると、

家族のこと、仕事の責任、

両親のこと、自分の未来……

背負っている荷物が

知らないうちに増えていきます。

 

しかも、あなたはきっと「優しい人」。

誰かのために頑張れちゃうし、

求められたら応えようとする。

 

だからこそ気づきにくいのです。

いまの苦しさは、

不足ではなく 「積みすぎ」 が原因

かもしれません。

 

 

そんな時こそ、

そっとノートを開いてほしい。

そして試してほしいのが、

今日紹介する 「手放しリスト」 です。

 

 

 

 

 

1.手放しリストが必要になるとき

 

人は満たされないと、

「もっと頑張らなきゃ」

「何か足りていないからだ」

と思いがちです。

 

でも本当は、

余白がないから、

新しい幸せが

入ってこられないだけ。

 

整理整頓されていない部屋に、

いくら素敵な家具を追加しても、

逆にごちゃごちゃしてしまう。

 

心も同じ。

まずはスペースをつくることが大切です。

 

 

 

 

2.手放すものは、物ではなく「思い込み」のことが多い

 

手放しリストは、単なる断捨離ではありません。

多くの40〜50代にとって手放すべきものは、

物よりもむしろ 心の中にある

「役目が終わった価値観」 です。

 

たとえば…

 

・「ちゃんとしなきゃ」 という癖

・家族を優先するのが当たり前という思い込み

・頼まれたら断れない優しさ

・比べて落ち込む習慣

・「もう若くない」という決めつけ

・完璧でありたい願望

・我慢するのが愛情だという勘違い

 

こういうものは、

誰かに押しつけられたわけではなく、

自分が「良かれ」と思って背負ってきたもの。

 

でもその重さに、

いまの自分の心が追いつけなくなっている。

だから、そっと手放してもいいのです。

 

 

 

明日、実際の

「手放しリストの作り方」をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

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50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング
ともち です。


 

 

何かを手放すとき、

正直こわかった。

失敗しそうで、

人に何か言われそうで、

「やめる=弱さ」と

思い込んでいたから。

 

でも続けることが苦しくなって、

ある日ノートに

本音を書いてしまった。

 

「もうこれは、

今の私には合わない」

 

言葉にした瞬間、

胸がズキッとした。

罪悪感もあったし、

負けたような気持ちにもなった。

それでも勇気を出して、

ひとつの習慣を手放した。

 

 

 

 

 

…そして驚いた。

手放した翌日、

心の奥にふっと風が通ったように、

胸が軽くなったのを感じた。

 

手放したら「なくなる」

と思っていたのに、

実際に起きたのは逆だった。

 

時間が増えた。

思考が静かになった。

体の強張りが抜けた。

そして何より、

やりたかったことに自然と手が伸びた。

 

これは本当に意外だった。

 

 

 

 

 

それで、ノートに書いてみた。

 

・手放して得た自由は何?

・あの頃の私は、何を守ろうとして頑張っていた?

・いま私に必要な新しい選択は?

 

書けば書くほど、私は気づいたんです。

 

手放したのは「弱い自分」じゃない。

もう今の私には必要ない習慣だっただけ。

 

そして空いた場所には、

自然と新しい行動が入り込んできた。

 

朝の散歩が続くようになった。

読みたかった本を手に取る日が増えた。

やりたいと思っていた勉強にも手がついた。

「自分のための時間」が戻ってきた。

 

手放すって、減ることじゃない。

新しい自分が入れる

スペースをつくることなんだ。

 

 

 

 

 

もし、

手放したいのに

踏み出せず苦しんでいるなら、

ノートにこう問いかけてみてください。

 

・これは今の私を幸せにしている?

・手放したら、何がラクになる?

・空いた場所に、何が入りたい?

 

次は、自分には合わなくなった服や、

なんとなく着ていた服を

手放そうと思っている。

 

手放すのは終わりじゃない。

始まりの合図。

そしてその先にはきっと、

あなたが思っているより自由で

軽やかな未来が待っている。

 

 

 

 

 

自分を大切にしたいあなたへ

 

 

50代からのエンディングノートが生まれる脳科学コーチング
ともち です。


 

新しいことを始めた最初の数日は、

わりと楽しい。

「よし、やるぞ」と気合も入るし、

「変わるぞ」という勢いが

背中を押してくれる。

 

でも、数日経つとふと訪れる瞬間があります。

 

あれ? 私、なんでこんなにしんどいんだろう。

 

朝、ノートを開く気力が湧かない日。

昨日までできていた習慣が、

今日はどうしても手につかない日。

SNSでは、誰かが毎日

頑張って続けているのが見える。

そのたびに、胸の中に

うっすらとした敗北感が広がる。

 

 

 

 

 

「やっぱり私には無理なのかな」

「三日坊主の自分が嫌になる」

そうつぶやきながら、ため息をつく。

 

でもある日、ノートにこう書いたんです。

 

「挫けそうなときこそ、始まりの途中。」

 

その一行を書いた瞬間に、

ふっと肩の力が抜けました。

私が落ち込んでいたのは、

続かないからじゃない。

「完璧に続けなければいけない」

と思い込んでいたから。

 

 

 

 

 

そこから私は考え方を変えました。

 

続ける日は「続いた日」。

できなかった日は「休んだ日」。

そしてまた始めた日は「戻ってきた日」。

 

どれも同じくらい大切なプロセス。

 

さらにノートに問いかけを増やしました。

 

・今日は、どんな「小さな一歩」ならできそう?

・できなかった理由は、自分を責めるべきこと? それとも生活の事情?

・続けることより、「戻ってくる力」を育ててもいい?

 

書けば書くほど感じたのは、

私は「続けられない人」じゃなくて、

「続け方をまだ知らないだけの人」

だったんだということ。

 

 

 

 

 

そして不思議なことに、

ハードルを下げた瞬間、

行動が戻ってきました。

 

5分だけ本を読む日。

散歩は100メートルだけのときもある。

ノートは1行だけ書く日もある。

 

それも「続いている」。

 

なぜなら、完璧じゃなくても前に進んでいるから。

 

もし今、始めたことが挫けそうに感じるなら、

それは成長の手前に必ず訪れる「揺れ」です。

 

揺れながら、あなたは変わっています。

揺れたぶんだけ、続ける力が育っています。

 

だからどうか、やめないで。

また戻ってくればいいだけ。

そのたびに、あなたは強くなっているから。