「教える」ことと「育てる」こと!?
おはようございます。
今日も機嫌よく過ごせますように!
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我慢比べ!?
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(参考)
私はいま、徒弟制度による寺社建築会社
「鵤工舎」で三十人の若者たちと暮らし
ていますが、
初めてここへ来た子が先輩のために
できることといったら、
飯炊きと掃除ぐらいです。
(中略)
その何か月もの間、先輩たちが
鉋で柱を削っているのを見て、
あぁ、自分もあんなふうに削りたい、
削りたいと思う。
そして本当に削りたくて
堪らなくなった頃を見計らって
「削ってみぃ」と鉋を貸してやるですよ。
そこまで待たなくちゃダメなんです。
その時に、こっちは
自分の持っている鉋の一番いいのを
貸してやらなきゃダメなんです。
そうすると、削る、削る。
(中略)嬉しがって削ります。
その夜から、人が変わったように
刃物研ぎを始めますよ。
不器用の一心に勝る名人なし
鵤工舎棟梁 小川三夫
『1日1話、読めば心が熱くなる
365人の生き方の教科書』 藤尾秀昭 監
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小川棟梁は、
鉋とはこういうもんだぞ、
こうやって削るんだと
初めから教えても削れるものではない。
そうすると、削れないことが重荷に
なって、辛くてしょうがない。
本人が削りたいと思うところまで
待ってやる。
その「我慢比べ」が大変なんだ
と仰っています。
ここには、
「教えること」と
「育てること」の本質的な違い
があります。
安易に教えてしまわず、
「育つタイミング」を待つ
ということですが、
それは、
なかなか「教えてもらえない」
新人にとっても苦しく、
どこまでも「待たないといけない」
先輩にとっても辛いものでしょう。
小川棟梁は、
「我慢比べ」と仰っていますが、
この「葛藤」こそが、
「人間一人が育つ」ための修行
なのでしょう。
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<今日の「智&慧」>
「教えること」と
「育てること」は本質的に違う。
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あなたの下で人は育っていますか?!