【日本人の忘れもの】Vol.910 | philosophia(philos愛好する+sophia知)→学問愛のブログ

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こんにちは、philosophiaですキャップ


今日は、中西進著作集の一冊本をご紹介したいと思います。


中西氏と言えば、「万葉集」の原訳注解で著名な方です。


(詳しくは、Wikipedia 中西進  を参照してみてください)



『日本人の忘れもの』は、月刊「WEDGE」に連載されていたものを


単行本として纏められて、シリーズ3までありました。


今回、その三冊が合本として「中西進著作集13」に収められました。


出版社は「四季社」というのですが、歳時記を想像させる感じが


さもありなん、です。にひひ



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雅楽の衣装などによく出てくる「青海波」が、この本のタイトルと


調和していていい感じです。にひひ


この外側のカバーを外すと著作集シリーズの銀色の装丁になっています。


なんだか金属のいぶし銀のような佇まいですが、内容ももちろんいぶし銀級ですよ。チョキ



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現在僕たちのつかっている日本語には、漢字、ひらがな、カタカナ、


カタカナ英語、英語…とたくさんある。


日常なにげに使っている漢字言葉を「ひらがな」に戻すと


不思議とその本来の言葉の原点が見えてきて実に面白い。音譜




そんな「大和(やまと)ことば」の魅力をいろいろ紹介してくれていて、


日本語の美しい情景が目の前に広がっていくさまは、


中西氏の優しい平易な表現の賜ものかもしれない。




ある意味、日本人のアイデンティティを再確認できる本でもあり、


日常使っている「ことば」のルーツを知るきっかけにもなる本で、


「日本人」の自分が蘇る感覚になり、じっくり向き合える機会になりますよ。合格






せっかくなので、目次をご紹介します。


第一部


・第一章 心


      まける おやこ はなやぐ ことば 


      つらなる けはい かみさま


・第二章 躰


      ごっこ まなぶ きそう よみかき


      むすび いのち ささげる


・第三章 暮らし


      たべる こよみ おそれ すまい 


      きもの たたみ にわ




第二部


・第一章 営み


      わたし つとめ こども もろさ


      あきない まこと まごころ


・第二章 自然


      みず あめ かぜ とり


      おおかみ やま はな


・第三章 生活


      いける かおり おちゃ 


      みる たべもの たび




第三部


・第一章 生きる


      なつかしさ みたて るす けしょう


      ふるまい ほね はら 「わび」と「さび」


・第二章 慈しむ


      まるた つぼにわ こもの ゆがみ 


      ことばのわざ もののかたち ののくさ 「きれる」と「きる」


・第三章 繋がる


      みやげ うきよ いんが こたつ


      じょうちょ 「はれ」と「けれ」 なかま おとことおんな


中西進著作集〈13〉日本人の忘れもの/四季社
¥5,775
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