こんにちは、philosophiaです
今日は、第2弾「ドナルド・キーン著作集」を
ご紹介したいと思います。
タイトル『百代の過客』は、松尾芭蕉の『奥の細道』の
冒頭「月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり」
だとピンときました!
この本を読んでいて不思議な感覚になる。
そう、蒼い目の太郎冠者(日本名:鬼怒鳴門:キーン・ドナルド)は、
「先人によって見逃された風光に初めて着目する野望は、
毛筋ほども持ち合わせなかった。
それどころか、昔の歌に詠まれた所でなければ、
いかに壮麗無比の風景であろうと、芭蕉の感興を
唆る(そそる)ことはなかったのである」と。
キーンさんも「古人の跡を求めず,古人の求めしところを求めよ」
と言いたかったのではないだろうか…。
そういう気持ちで、学問や芸をはじめいろいろな「道」で
研鑽していくことが、教え導いてくれた師に報いること
だったんだろうと偲ばれる。
まさに、守破離 の世界である。
古典の読書は、先人の肩に乗って時空を超えた
「百代の過客」になれる豊かな時間なのだ!
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