【成果は外にある】Vol.694 | philosophia(philos愛好する+sophia知)→学問愛のブログ

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知的好奇心の探究カフェ~人間哲学の散歩道~

おはようございます、philosophiaですキャップ



昨日は、早朝読書勉強会本Pia倶楽部


第10回「それぞれのドラッカー」を実施しました。


自宅を出るときは、濃い霧が出ていました。


考えてみると5時半過ぎでも、冬は真っ暗なんですが、


来週夏至を迎えるはずです、普通に明るいです。


まさに、サマータイム時計



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今月は、



課題本:『経営者の条件』(名著集 第一巻)

  

  ピーター.F.ドラッカー著(ダイヤモンド社)



  範囲:第3章「どのような貢献ができるか」のまとめと


      第4章 「人の強みを生かす」


でした。



今回は、「成果は(組織の)外にある」を深掘りしました。


最近読んだ本の『風姿花伝』(世阿弥著)



花伝書(風姿花伝) (講談社文庫 古 15-1)/世阿弥
¥470
Amazon.co.jp


第七別紙口伝に


ただ花は見る人の心に珍しきが花なり(花は観手に咲く)」


この言葉は、

「能を観て美しいと思い、素晴らしいと感動することを“花”と例え、

その“花”は能を舞っている演者にあるのではなく、観ている観客に咲く」

という意味だそうです。


「演じる人がいくらいいものを演じても、
 それを観る人が『良かった!!』と思わなければ、
 観ている人は何も得られない」という意味です。



転じて、事業に例えるならば、

花:会社・お店が提供するモノ・サービスの価値

観手:顧客(直接の顧客だけでなく、関係取引先や組織内部の同僚も含め)



「顧客に花を咲かす」と転じると、

顧客に会社や商品・サービスの“価値を正確に伝える”ということ。

つまり、モノやサービスが商品としての価値に転化されるのは、

顧客側しだいということです。



ドラッカー博士のいう、事業の目的「顧客の創造」を考えるときのヒントになりそうです。



そして、ここに、マーケティング&イノベーションという起業家的機能が、


インサイド・アウト&マーケット・インという動的均衡(事業の新陳代謝である体系的廃棄)


のためにドラッカー・マネジメントの真骨頂をみた思いがしました。




そういう意味においては、成果は、客観的なもの(定量的)と主観的なもの(定性的)があり、


『経営者の条件』(P81)では、

なすべき貢献とあらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする

と次の3つをあげています。

①直接的な成果

②価値への取り組み

③人材育成



くしくも六百年前に、日本人の世阿弥とドラッカー博士が


同じことを言っていたことには、正直驚きました叫び




ちなみに、世阿弥の『風姿花伝』は色々な出版社から出ていますが、


講談社文庫(古-15)がおススメです。


前半に本文とその下に脚注があり、後半に全文の現代語訳があるので、


一冊で二度おいしいです(笑)



また、世阿弥に興味をもたれた方は専門書になりますが、


世阿弥 花の哲学/成川 武夫
¥1,890
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もおススメですよ!






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