こんにちは、philosophiaです
昨日は、ドラッカー学会(九州支部読書会)に参加してきました
課題図書は、
- ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践/P.F.ドラッカー
- ¥2,520
- Amazon.co.jp
範囲は、
第24章 マネジメントと社会
第25章 社会に与えるインパクトの処理と社会への貢献
第26章 社会的責任の限界
です。
今回から、いわゆる「マネジメントの第三の役割」である
【企業の社会的責任】に入りました。
そこで、注目したのがドラッカー博士の言葉
「知りながら害をなすな」です。
この言葉は、「プロフェッショナルの倫理」といえるもので、
「integrity:真摯さ」にも通じていると思います。
企業の社会的責任を
①私的な倫理と公的な倫理
②働く者に対する責任
③地域社会への貢献
を体現する言葉なんだと改めて思いました
そして、今日の企業の社会的責任に対する要求は、
反感から出るものではなく、企業の成功の実績にからの
過大な期待で、「成功の代償」とも言える部分です。
つまり、マネジメントが社会のリーダー的な地位を
獲得した社会(世論)の認識であるということです。
一方で、本業から生じる社会への影響としての副産物、
つまり、そのインパクトをどうトレードオフしていくかに
企業の姿勢や企業文化が社会にどう評価されるが
ポイントとになると思いました
個人的に注目したいのが、「利潤動機説」への
ドラッカー博士の見解とその批判です。
「そこにみられるのは、利潤動機という不特定多数の資本家の欲望だけである。」
そうではなく、「利益の客観的な機能」についての説明責任と
社会(世論)の理解が足りていないということです。
つまり、未だにある「利益」への誤解と無理解が根底にありそうです。
ドラッカー博士の言葉を借りるなら、
「資本形成の必要性、資本のコスト、リスクへの保険料」が
それにあたり、
「利益を正当化し、利益の存在を説明し、利益の機能」について
きちんと説明できる経営者が少ないこともその原因の一つで、
「しかし実際には、利益こそ経済と社会にとって欠くべかざるものである。」
と、利益の機能についての説明をしています。
つまり、「利益」は目的ではなく手段であり、前提条件ということです。
企業のミッション(経営理念)の実現へのプロセスこそがマネジメントの役割であり、
マーケティングとイノベーションによって社会貢献できる企業となるならば、
それが成果であり、それを支えるのが「利益」だと理解しました
おまけ
ドラッカー学会の会場に行く前に、天神のジュンク堂に寄って
これを購入しました
読書会後、参加者の方たちと食事をかねて軽くですが、
帰りの最終電車の暖房で気持ち良くなり、つい…
気がついたときはなんと…、
筑前大分(ちくぜん だいぶ)駅という無人駅でした
「だいぶ」だけに、だいぶ乗り過ごしました(笑)
約30年ぶりの大失態
タクシーもいない駅でしたので、
妻に迎えに来てもらいました
起きていてくれて助かりました
ありがとう
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