史上初社会増を達成した国境離島・五島市の取組み | 地方創生のよもやま

地方創生のよもやま

地方創生にまつわるいろんな話題を提供します。

8月30日朝は久しぶりの予告通り地域力おっは~クラブにオンライン参加

今回のゲストは、元総務省職員で五島市で部長として人口減少対策を担当していた塩川徳也氏
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68822635.html  

平成30年まで年平均200人程度の社会減だったのが令和元年には33人の社会増を実現。

そのカギとなったのは雇用。
平成28年まで有効求人倍率が1未満だったのが、平成29年度に創設された国境離島交付金を活用して、廃校利用のグランピング施設の開業やUターン者によるイタリアンレストラン開業などで、2年で約280名の雇用を創出。これらで29年度以降有効求人倍率は1超えを実現。

こういった成果を出すためのポイントとしていろいろ紹介があったが、特に印象に残った3つを関連質疑とともに紹介。

>何をすればいいかわかっていてもそれをやる人がいないのが地域の問題。政策ありきではなくプレイヤーありきで、役所がやりたいことをやるのではなく、地域のやりたい人がやりたいことをやるのが成果に結びつく。

Q.国の立場では地域のやりたい人を支援するのは難しいが、国としてどんなことが可能か?

A.こういう地域の人が参加する勉強会のような機会での出会い、それからできるだけ現地に行くことがまずは大切。


>情報は発信すればするほど集まる。特に地域の魅力より課題を発信することで解決策や解決する人が集まる。

Q.地域の魅力をスマートに発信するには?

A.役所として課題をさらけ出すのはやはり難しい。個人のレベルでSNSや交流会などの場での地道な発信で広げていく。


>はやり政策に形から入ってはいけない。本当に市民のためになるのか見極め、やらないことも重要



人の縁を活かして地域のことをどんどん発信し、さらに縁を広げていくことが、何かを実現する上で重要であることを改めて感じました。