歯医者なのになぜヨガ?・・・いいえ、歯医者だからこそヨガ!だからこそfaceteate!です | HIROのホリスティックヘルス探究記

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人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

気付けば2か月以上もブログを書いていませんでした。
久しぶりすぎてうまく文が書けるかどうか心配ですが、「歯医者なのになぜヨガなのか?」と聞かれることが多いのでそれについて書いてみたいと思います。
歯医者に限らず、お医者さんやその他のお仕事をなさっている方がやはりヨガを教える、という事は、そんなに珍しいことではないと思います。
恐らくその様な方もみんな、私と同じように、それぞれのお仕事とヨガ、というものを、別々のものとしては考えていないと思います。みなさん、ご自身のお仕事を通じて、いろんな方に接していらっしゃる中で、さらにもっと、自分にかかわる色々な方々を、もっともっと良くしてあげるためにはどうしたら良いだろうか?と、考えた末に、「ヨガ」という選択肢が出てきたのだと思います。
ご自身のお仕事の延長線上にヨガをとりいれている、という感覚だと思います。
だから、私にとってヨガ、そしてfaceteate(フェイスてあて)も、全て歯医者をやる上で、歯医者としての立場、診療室という場所だけでは救えないものを患者様はじめ多くの方々に提供をさせて頂いて、私にかかわってくださった皆様に、もっともっと良い生活、健康、大げさですが人生を送っていただきたいなと思いやっているにすぎません。ヨガもfaceteateも歯医者の延長ですし、歯医者だからこそそういうものに出逢いました。
出会うきっかけは、現代病の1つである「顎関節症」です。
現在の歯科大学での授業の事は分かりませんが、私が大学生だった頃には、この顎関節症というものについての病態等を勉強する授業はあったものの、それに対する処置やら対応の仕方については実習も無かったし、詳しく教わることがありませんでした。いくつかの方法がある、だけどどうも結果は思わしくない・・・。というような感じで。
でも、実際は臨床上では、顎が痛い、口が開きにくい、音がする・・・等の症状を訴える患者さんに沢山遭遇しました。しかも、東京で働いていた時の方が現在の埼玉の何倍も多くこのような訴えを主訴にいらっしゃる方にお目にかかりました。
そんな時、私は、咬合や顎関節についてとても詳しく教えてくださる先生に出会い、何年か掛けて、週末だけですが、その先生の元に講義を受けに通いました。咬合も、顎関節も、一般の西洋歯科医学とは異なり、体の構造やら使い方、その方の性格等も含めて、その先生は東洋医学も取り入れて、「口腔・歯科」というものを、よくありがちな「部分」として考えずに、身体全体とのかかわりの上に出来あがったかみ合わせであり、顎の状態なんだ、という考えを教えてくれました。
この先生との出会いは私が今の私になる、今の考えが出来る私になった、大事な宝物であることは間違いありません。
はっきり言ったら、このような考えは西洋歯学の中ではちょっと特殊でした。なので多くの先生方にとっては、すんなり受け入れられない事も多かったようです。当時は大分批判も浴びていらっしゃったのではないかと思いますが、最近では歯科でも東洋の考えを受け入れることが徐々に多くなってきているように思います。
ただ、残念ながら、受講費がとても高価で・・・数年は頑張りましたが、勤務医の私にとってはとても持続可能な講習費ではなく、数年で講習にいけなくなってしまいました。
しかし、その後、ヨガに出会い、そこからまた整体関係の方々と知り合い、身体の事、人間の事等、奥深い事まで興味を持ち始め、色々と勉強してきました。これはいまだにing形です。一生終わることのない探究になるはずです。
正直に、自分を飾らずに言いますが、私は顎関節について、そんなに詳しくはありません。とてつもなく素晴らしい先生を見ているので、口が裂けても「私は詳しいです」なんて言えません。
その先生はレントゲン写真を見ただけで、この患者さんは何歳頃に何があったとか、どんな性格だとか、骨しか写っていないのに、レントゲンを見て顔を書けたりだとか・・・とにかく凄いんです。(それだけものすごい努力をなさって来ているからです)
私はそこまで分かりません。でも、この先生に教えて頂いたことが少しはあるのでむし歯に関する以外の顎関節に関して、レントゲン写真からいくらかの情報を読みとることは出来ます。なので、レントゲンを見させて頂いて、こういう傾向にあると思うので、こんな事に注意した方が良いと思いますよ、というような事はアドバイスさせて頂いています。でもそれだけです。
それに引き換えこの先生は、もっと詳しく患者様にアンケートに答えて頂いたり、そのアンケートを元に生活上の注意事項を与えたりしていらっしゃいました。

ただ・・・その数がとても多くて・・・

アンケートだけでも何枚もあり、項目も何十項目とあり、大学病院ではない一般開業医ではなかなかお願いしにくいボリュームかもな、とも思いました。
しかも生活上の注意事項もいっぱいありました。
コレやめよう、あれ減らそう。そうすれば治るよ、というようなものが沢山。

患者さんはそれを見れば納得です。
悪習慣がいっぱい書いてあるので、当てはまるものがきっと誰しもあると思います。
その悪い習慣をやめれば治る!ごもっともです

が・・・なかなかそう出来ないのが人間なのではないかと。
数日、数週間は我慢できても、持続するにはなかなか・・・ね。

その悪習慣の多くのものは、姿勢に関するもの、日常生活に関するものです。
それをやめるには強い意志が必要です。

だから、私はそれに代わる方法として「ヨガ」を選択しているんです。だから「faceteate」も併用させて頂いているんです。
両方継続が必要です。
アンケート上の悪習慣をタダタダやめるように言われても、やはりそれも継続してやめなければならないのは同じです。
継続なしで、一発で治るなんてことはありません。
病院に行けば、なんでもすぐに治る、治してもらえる、と思ったら、それは間違いです。
何度も過去に記事に書いてきましたが、西洋医学が得意としているものは、「急性」の症状を治すことです。慢性化しているもの、つまり、長い経過をたどって今の症状が出ているものは、当然元の姿に近く治していくためには長く期間が掛ります。しかも自分の力が必要です。そこを忘れちゃいけません
それを、すぐに治したがるんですよね。
自ら招いた事なのに、自分ではあまり労力を使わずに、病院にいってすぐに治してもらいたいと思うんです。
違いますか
ね、古臭い考えかもしれないですが、その一番大事な事に気がつかないと、何も変わらないです。
変わるための第1歩がそこです。

ヨガで筋力をつけて、姿勢を正していきます。
足の指を広げない靴やら、足で踏ん張ることをしない生活をしていた方が、ヨガを続けるようになって、フラットな靴しか履けなくなったり、靴下さえ履きたくなくなったり、今まで締めつけていた足を解放したら靴のサイズが上がった方も(私もです)いらっしゃいます。
筋トレすればいいんじゃありません。ヨガは筋トレではありません。思いもしていなかった事が、自分の姿勢の維持にどんなに大事なのか、それを自分で知っていって頂くのが私のヨガの目的です。
私が歯科医としての立場で、ああしてください、こうしてください、と言ったところで、一体どれだけの人がそれを持続して守ってくださるでしょうか?
でも、こうして自ら少しずつ変化していく自分を知り、しかも、それの方が今までよりずっと快適に過ごせるのだと言う事を自分で気付いていくからこそ、もの好きに以前のもっと悪かった頃の自分には戻ろうとはしないのですよ。自らの意志がそこには働くのですよ。その意思が何より大事です
そして、11月からは瞑想も行なう「リラックスヨガクラス」を開始しますが、この瞑想がまた大事です。きっと最初は瞑想なんてどうやってやったら良いのか分からないと思います。これもまた継続が大事ですが、瞑想により、人は変わります。中身が。考え方が。
顎関節症の大きな原因の一つです。「考え方」。
ストレスを受けやすい方、顎関節症になりやすいです。
私も瞑想はプロではありません。正直に言います。ぺーぺーです。
だから一緒に私も学んでいきます。ぺーぺーですが、瞑想は人生を最も変えるものだ、ということが分かるところまでの知識と実感はあります。私も生涯継続です。
さらに、faceteate(フェイスてあて)です。
これは、一般的なマッサージや整体の料金よりもかなりお安く、半額くらいの料金で提供している施術です(詳しい説明は11月頃から「ホリスティックヘルスケアルームHIRO」のHPに載せる予定です)。お安くさせて頂いているのにはわけがあり、1つは診療室を使用するので、時によっては診療の音が聞こえるから、です。もう1つは、ヨガクラスと診療が無い時間に限りアポが取れるので、アポ時間に制限があると言うのが理由です。でも最大の理由は、繰り返しが必要だから、です。よそで受ける1回料金で2回受けて欲しいから、よその半額にしているのです。
今まで何十年も気付かずに酷使してきた顎、首、咀嚼筋、歯肉をたった1回で治そうなんて、ちょっと考えたら無理だと言う事、お分かりですよね?使って使って凝り固まり、痛みが蓄積し、それをほぐすには、何度も繰り返し施術を入れないと無理だと・・・思いませんか?
ヨガをやれば凝りはほぐれると、思いたい気持ちもあると思いますが、凝っている状態でヨガをやっても、やっぱり使いやすい部分だけ使ってしまうんです。凝りはほぐしながら、自らの精神力と筋力を整えていく、それが私の目的とする「ホリスティックヘルスケア(包括的な健康法)」です。
顎関節症は、色んな原因で起きてきます。
咬合、嗜好、スポーツ、過去の事故、ストレス、生い立ち、仕事、姿勢、性格、生活環境、服装などなど・・・。
東京(池袋)と埼玉(鶴瀬)は電車でたった30分。でもその30分の差で顎関節症を訴える人の数は雲泥の差があります。それも何となくうなずけるでしょ?
上記した原因、全て取り除くことは出来ないですよね。
じゃあ、自分を守るために、どうしましょうか?

そこを自ら考えるところからがスタートです