teateセラピー®~その3~ | HIROのホリスティックヘルス探究記

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人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

今日はteateセラピー®の部分応用として、私が歯科医院のユニットで行なっているface teate(フェイスてあて)と、gum teate(ガムてあて)について書いていきます。

前回までにも書きましたが、teateセラピー®は治療ではありません。歯科医院のユニットを使用して行なってはいますが、face teateもgum teateも領収書は「ホリスティックヘルスケアルームHIRO」から出ています。治療ではなく施術です。
そして、face teategum teateも現在のところ、当院でのみ行なっている施術となっております。
しかし、口腔内から歯肉、歯槽骨のみならず、気にも留めていないでしょうが、かなり疲労がたまっているものである咀嚼筋(主に咬む時に使用している筋肉)などの筋肉にアプローチ出来るのは、すぐにうがいが出来る設備である「ユニット」があり、そして口腔内に手を入れる事が当り前である歯科医院にとっては特権です。
人の口の中を触るのは、大部分の人にとって未知の世界。何をどう、どのくらい、どこまで触っていいのか、普段から口腔内、皮膚ではなく粘膜に触り慣れている人でなければ要領を得ないのものなのです。
現在のところまだ私もface teateがどのくらいの効果を発揮してくれるのかデータ採取中ですが、是非とも良いデータが出てくれる事を望んでいますし、将来的にはface teateが出来る衛生士さんを育てていきたいなと思っています。(face teateが出来るようになりたい衛生士さんは竹内歯科医院で一緒に働きましょうよ

さて、それでは前回も出てきました「脳脊髄液」と頭蓋骨との関係、そしてなぜface teate、gum teateなのか、をお話していきます。

頭蓋骨は一つの骨から構成されているのではなく、23個の骨から出来あがっています。植えの図の色が変わっているところが骨と骨とのつなぎ目で、このつなぎ目を「縫合」と言います。
以前はこの頭蓋骨の縫合は動かないとされていました。
しかし100年ほど前にサザーランド博士という方により、この縫合は動くという事が発見されました。脳脊髄液の循環により頭蓋骨が膨張したり戻ったりする事が出来るのは、この縫合があるからこそです。この縫合の可動性が低くなり動かなくなると、膨張すべき容量の行き場がなくなり、下部の硬膜側に影響し、硬膜にねじれや歪みが生じます。それが脳脊髄液の循環不良に繋がるのです。
頭蓋骨ほど縫合の多い部分は他にはありません。そのため顔面を含む頭蓋骨の動きを改善する事は、全身の循環を改善するためにも有意義な事になります。
face teateは全身のteateセラピー®の部分応用として、この一番重要な顔面頭蓋の循環改善を行なう施術になります。また循環改善をして脳へ行く血液を増やすことは、豊かな表情を作ることや、口臭の改善にもつながっていきます。


しかし、顔面頭蓋には「口」というものがあるので、口腔内からでないと触れない場所があります。上顎口蓋の奥の部分(硬口蓋)、歯と骨との接合部(歯槽骨)、そして一部の咀嚼筋及びその他歯槽骨から口唇へと走行する筋肉です。舌に口内炎など炎症があれば舌をteateするのも非常に高い治癒促進効果があります。あまり奥を触りすぎると「ゲッ」となりますが、どこまでなら触れるか、どういうサインを出す人は触れないかは口腔内に触り慣れている人なら感覚で分かるはずです。その手前までは触れます。
歯と骨の接合部は縫合ではありません。しかし、咬む事によって、あるいは歯ぎしりや食いしばり等によって歯を支えている骨にもかなりの力が掛っています。力が掛っている場所は骨が圧迫され、骨内の血流が悪くなっています。そのため歯肉の状態も悪くなり、口内炎にもなりやすく、一度なってしまうと治りにくいという状況に置かれたり、口臭も強くなってきます。
最近ではTCH(トゥースコンタクティングヘビット)が問題視されています。これは上下の歯を咬み合わせる癖の事です。
上下の歯が咬み合わさっている時間は一日に約20分と言われています。食事中にものを咬みつぶしたり咬み切ったりする瞬間だけが触れ合うのであって、それ以上の時間が触れ合っていたら何らかの障害が起きる、というものです。
しかし、現代では、歯ぎしり、食いしばり、長時間のチューイングガムなどで20分以上の接触がある事が多いのが事実です。仕事による姿勢やストレスなどによりこれらは誘発されてしまうのですが、咬んでいる時間が長くなれば、歯やそれを支えている骨が圧迫されている時間も長くなり、かつ、咬むために使用している顔面、頭蓋さらには首の筋肉にも疲労が起きてきます。
肩凝り、頭痛、顎関節症状・・・どんな状態で症状を現わすのかは人それぞれだと思いますが、口腔内から歯肉や筋肉に触られると、気付かないうちに疲労がたまっている事にお気づきになることと思います。
gum teateでは強い力での歯肉のマッサージなどは行ないません。やはり歯肉や筋肉にそっと手を触れるだけです。潤滑剤としてアロマの香りのアロマジェル又は歯肉活性型ジェル「リペリオ」をお好みで使用しますが、薬効を期待するものではなく、触れる事により緊張を緩和し、循環を改善していくのがgum teateです。

今はほとんどの方が頭蓋骨の中でも、脳を入れている器の底になっている蝶型骨という骨が硬くなっています。ここは視神経交差の起こっている部分でもあります。私がヨガで「眼ヨガ」を行なうのは、眼を動かすことで、この蝶型骨を自ら緩めて頂くためです。ここが硬いと眠れないので、そういう方には施術中にここを緩めるように調整するとスーッと眠りに入っていってくれます。疲れがたまっている方は、後頭骨の動きも微弱になっています。動きは促しますが、すぐに大きな動きになってくれる場合もあれば、少しずつしか改善しない場合もあります。

ズラズラと書いてきましたが、私自身、まだまだ修行中です。
でも、私に出来る事は、精いっぱいやっていこうをモットーに毎日頑張っています。teateの最中は、私は瞑想状態です。眼を閉じている事が多いですが、寝ていませんからご安心ください
これから先の私の人生の中で、沢山の人を健康に導けたらいいな、と思っています。

これが現在の私のteateセラピー®の全てです。きっと今後はここからもっと変遷を遂げていくと思います。その時にはまたお伝えしますね。
長くなりましたが、お読み頂いた方、どうもありがとうございました