teateセラピー®~その1~ | HIROのホリスティックヘルス探究記

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人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

前回の「teateセラピー®との出会い」に引き続いて、私の行なうteateセラピー®について「その1」を書いていこうと思います。


teateセラピー®は、エステでもマッサージでもありません。
私は「”歯科”医師」であって、整体師でも療法士でも、ましてや”歯科”のつかない「医師」でもありません。なので、teateセラピー®は治療ではありません。施術です。


痛いところや悪いところを直接治す事が目的ではなく、身体の動きが鈍っているところを動きやすくし、身体に本来備わっている大切なリズムを整え、自らが持つ身体の力を十分に発揮できるようにしていく事を目的としています。
「自然治癒力」という言葉を聞いたことがない方はいないのではないかと思いますが、これは人間には皆備わっている力です。
ただ、その力が十分に発揮できる人と、とても弱い力しかない人がいます。例えば口内炎が出来やすい人、出来たらなかなか治らない人は自然治癒力が低下しています。
その違いはなんでしょうか?


それは、「流れ」です。


人間の身体には色々なものが流れています。血液、リンパ液が一般的かと思いますが、その他にもホルモンもあるし気もあるし、「脳脊髄液」というものもあります。
私の行なうteateセラピー®の目的の1つは、これらの流れを良くする事があげられます。
脳脊髄液についてはあとで説明をしますが、これらの流れが良くなったら身体の調子が良くなってくことは想像して頂けるのではないでしょうか?


2つ目の目的は、知らず知らずのうちに硬く動きにくくなっている身体の部分をほぐし、身体の可動性を高める事です。
先日、何名かの介護福祉士さんや、ヘルパーさんとお話をする機会がありました。その時に皆さん、口をそろえておっしゃっていたのが「バリアフリーの家は良くない」ということでした。階段をなくし、家具の高さを低くし、動きやすくした結果・・・動けない人を増やしてしまったのだと。これは既に動けないご老人には良かったのでしょうが、動けなくなってしまったのは、その家族です。いかに階段を上り下りする事が日々の運動になっていたのか、高い物を取ることが身体を動かす事に繋がっていたのか、楽をして身体を動かさない事がどんなに身体を悪くしていくのか、という事を物語っているのではないでしょうか。


動かさない部分は動けなくなります。動けない部分をかばって動ける部分が無理をして動きます。その結果、姿勢の変化、痛み、さらに筋肉の委縮硬直、浅い呼吸、循環の低下、自分の分野で言うなら咬み合わせの変化や顎関節症、顔の歪みが起きてきます。痛みのある部分は弱い部分です。動かしていない部分か又は動かせない部分をかばって動かし過ぎている部分です。
それを病院に行って治さなきゃ、とか、薬を飲んで治さなきゃ、では、根本的な「治す」にはならない事に気付いて頂きたいです。
いつも言う事ですが、急性の症状がある時には迷わず病院に行くべきです。西洋医学の一番の得意分野は急性症状です。我慢していたら次の何かが引き起こされますので我慢せずに病院に行くべきです。
それが治まり慢性化の状態になったのなら、自分に眼を向けてみる事をお勧めします。
慢性化の原因は自分にあるからです。
顎関節症も咬み合わせの変化も、全部ではないですが、多くの場合原因は自分にあります。気付いていないだけで。


それをteateセラピー®で治せます、なんて言いません。
何か一つの事をやったら万事がうまくいくなんてことはないと私は思っています。
だから私は、私が提供できるものとして「ヨガ」も併用して考えます。
どこかに行って誰かに何かをしてもらってそれで全てが治る・・・事はないですよね?
自分の為には自分が何かをしなくては、良くはなりません。
病気になったら良い病院探してそこに全部お任せで・・・という、人に頼りがちなタイプの人は、残念ながら病気になりやすいです


姿勢の変化、筋肉の変化に対しては、teateセラピー®だけでは対応できません。以前「ヨガシークエンス」のブログでも書きましたが、私の行なうヨガのクラスは、ポーズをきれいにとることや、沢山身体を曲げる事が目的ではなく、無理なく身体を使えるようにする事、使っていない筋肉を使えるようにしていくことが目的です。ヨガのクラスだけでもそれが出来るように組み立てていきますけど、そこにteateセラピー®を併用して頂く事でより硬かった部分が動かしやすくなるというメリットが生まれます。
身体が動かしやすくなれば今まで動かさなかった部分の筋肉も使えるようになり、筋力も出てきますし骨格も姿勢も変化していきます。呼吸も深く出来るようになり、筋肉はポンプですから、循環も良くなります。
でもteateセラピー®で起こる変化は微々たるものです。しかし、微々たるがゆえに気付かないものが実は良くも悪くも大きな変化を起こしているわけなんです。悪いほうの変化が先に述べた気付かないうちに筋肉が委縮硬直していく変化ですよね。と、同様に、微々たる変化を与えることで、動かなかった筋肉を動かせるようにしていく事も可能だという事です。
大きく変化させれば凄く効果があったように思えて良いと思いますが、これはまた身体の別の部分への負担を大きくしている事になります。うまい話はないんです。しかし、微々たるものを上手く使えば大きな成果が得られるんです。微々たることで身体に変化が起こる事はヨガのクラスの中で身体をもって体験して頂けるようにヨガクラスのプログラムに入れていますので、感じて頂くと良いと思います。(ヨガのクラスは正式には2013年から行ないます)


さらに「気」の流れですが、これはteateセラピー®でもある程度改善できます。
しかし残念ながら、私には特殊能力はありません。ヒーラーでもありません。自己啓発セミナーを開いているわけでもありません。気の流れはteateセラピー®でも改善出来ますが、メンタル面に深く入り込み操作することは出来ません。精神面だってやっぱり自らの意志や力なくして変わる事はないと私は思います。
唯一私に出来るメンタルチェンジのお手伝いは「笑いヨガ」だけです。バカらしいけど「笑いヨガ」はメンタルに作用します。ただ、「笑いヨガ」に参加する事が出来れば、の話ですが。


ヨガの話はまた別項目で書くつもりです。


今日は「teateセラピー®~その1~」ですのでこの辺までにしておきます。
それでもかなり長くなってしまいました。
次回は具体的に先ほど出てきた「脳脊髄液」あたりの話を交えて、私の行なうteateセラピー®ではどういう事をするのか、を話そうと思います。
それではまた