伝えきれないありがとうと愛をこめて | HIROのホリスティックヘルス探究記

HIROのホリスティックヘルス探究記

人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

少し間が開いてしまいました。
この期間に、自宅の改装が終わり、仮に住んでいた場所から元のこの家に引っ越してきました。
段ボールの山の片付けに時間が掛ってなかなかブログを書けなかったのもあるけれど・・・それよりも、何よりも、寂しすぎて書くことが出来ませんでした。
3日、3週間、3か月・・・
とりあえず、3日待ってみました。
でも、書けませんでした。


まだまだ寂しくて、涙が出てきてしまうけど、ヨガ&teateルームの様子と、感謝の気持ちを伝えたいから、3週間待たずにブログを書きます。
家が出来たのに寂しいのは、本当に素敵な方々との別れがあるからです。
職人さんがた、素晴らしかったです。
絶えず家に笑いがあふれていて、明るい雰囲気も大好きでした。


偶然のようで実は出会いは必然だと、私は思っています。
私の人生において、間違いなく大きな、大切な大切な出会いでした。

そんな職人さん方への感謝と愛をこめて、工事関係の最後のブログを書きます。


ヨガ&teateルームは自宅の一室です。
十分な広さはありませんが、私にはちょうど良いかもしれません。


自宅の玄関を入り、2階に上がっていきます。
階段途中には大工さんたちがつけてくれたレリーフも完成して見られます。


階段を登りきるとすぐにヨガ&teateルームです。

ヨガで6人くらいでいっぱいになってしまうかと思います。



入り口の扉を閉めて内側から見るとこんな感じです。


部屋の両脇には像の姿の神様「ガネーシャ」がいます。


ヨガやteateが終わって、入り口の扉を開けるとこんな光景が目に飛び込むわけです


小さな部屋ではあるけれど、こだわって考えました。

ブログ「大工さん」で書きましたが、大工さんがたが苦労して付けてくれたこのレリーフは、私の一番のお気に入りスポットですし、このレリーフがあったからこそ生まれた繋がりや会話や思い出が沢山ありました。
これがもし、すんなりついていたならば、涙が出るような寂しさも感じなかったかもしれません。
レリーフの前に立つたびに、職人の皆さんの笑い声や顔が浮かんできます。
沢山の気持ち、沢山の笑い、苦労、そして愛が詰まった特別な場所になりました。

これから沢山の人に、この場所を見て頂けたら、とても嬉しいなと思っています。


そして、お世話になった職人さんがた。

大工さん。エアコンの無い現場はとにかく暑いんです。汗ビッショリになりながら、最後の仕上げをしてくれていました。
8月1日の医院の開院日に、大きな蘭の花が自宅側に届いてしまい、お願いしたわけではないのに「重くて運べないでしょう」と、蘭の花をさっと抱えて診療室まで持っていってくれました。その蘭が、元同僚スタッフからのものだったので、思わず感動し、大工さんの前で泣きそうになりり、お礼もろくに言えなかったけれど、大工さんはただニコニコ笑っていてくれました。あまり沢山は話さなかったけど、いつも穏やかな大工さんでした。


電気屋さん。
常にいてくれたのは、次に登場する電気屋さんですが、大事なポイントの時にはいつもいてくれて、登場回数が少なかった割には印象が大きかったです。始めて見た時から、誰かに似ていると、思っていたけれど、最後まで誰に似ているのかわからないまま終わってしまいました。誰だったのだろう・・・?
うちには古い「木」で出来た電柱があります。もう40年以上経つ電柱だと思いますが、その電柱を一目見た時から「これはいい!これを今の物に変えるなんてもったいない」と言ってました。古いものだけど、がっしりしていて、「3丁目の夕日」っぽい趣があって、私も現代の味気ないコンクリートのような電柱に変えるより、自然な物を使ったままの物を残したかったから、同じジャッジをしてくれて、頼もしかったです。電柱見るたびに思い出します。


100個以上のダウンライトと、、私が発注した、組み立てが面倒くさいシーリングファンやら、ライトやらを黙々と取り付けてくれていた電気屋さんです。今回の写真、他の誰より一番かっこ良く写ってます 仕事する姿、出来る男って感じで素敵です。
診療室で漏電が起こった時も、瞬時に判断、対応してくれて、ひそかに「かっこいい」って思っていました。歯科のレセコン担当が、なかなか通せなかったケーブルも、ササッと通してくれて、プロの仕事を感じました。


いつもは髪の毛が「寝ぐせですか?」って感じで、宙に舞っているのに、この日に限って束ねていて残念 水道やさんです。雰囲気がレゲエ調だったので、レゲエっぽいですね、って言ったら、なんと、水道屋さんをやりながら、DJもやっているんですって。全国各地に行ってますよって。きっと昼と夜の差が激しいんだろうなぁ。夜のDJ姿を見て見たいです。でも、仕事をしながら一体いつ地方に行っているのだろう??疑問だ。
普段は無口でほとんど話さないけど、話をしてみると見た感じの雰囲気と全然違ってすんごい礼儀正しくて、びっくりしたのを覚えてます。


クロス屋さん。左手に包帯を巻いているのは、うちでの作業中にザックリカッターで切ってしまったから。痛いはずなのに、時間がないために激務をこなしてくれていました。日曜日も休みなく。夜も遅くまで、朝も早朝からでした。何回も痛いでしょ?と聞いたのに、1度も痛いとは言わなかったです。痛くないわけないのに。
深い傷だったから、親指の感覚がないって言っていたけれど、その後麻痺は治ってきたでしょうか?会えないけれど心配しています。早く治りますように。
そして、「クロスを張る」という事に、レベルの差があるんだなということを始めて感じました。めちゃめちゃ上手でした。つなぎ目が全く分からない。妥協のない仕事っぷりと仕上に関心しました。


伸ちゃん。大工さんです。
すっごく身体が大きいのに、照れ屋さんで、写真も逃げ回って撮らせてくれませんでした。
仕事がジェット機並みの速さで、とにかくずっと動いてました。山のような仕事も、あっという間に終わらせていました。もちろん繊細、正確で上手い
うちの仕事が終わった数日後に、急性腸炎で救急車で運ばれたと聞いた時には心配でした。もう元気になりましたか?
身体がおっきいのに、声が高くて、伸ちゃんがいるのかいないのか、遠くで聞いていてもすぐに分かりました。いる日はとにかくにぎやかだったな
もっと沢山色んな話がしたかったです。


今回の親方、清水さん。
なんといっても、リーダーの存在の大切さを感じました。
何があってもいつも笑いがあって、厳しい事を言うこともあるけれど、放っておくことなく、面倒見の良い、そして心のめちゃめちゃ広い人でした。
後に話していて感じたのは、私が男だったら清水さんみたいではなかったかと思いました。姿かたちではなく、中身の話です。仕事の話以外にも、色々話したから、物事に対して、同じ判断をするなぁという所、沢山見つけました。
普段、大体頼られることの多い私ですが、清水さんには全面的に頼ることができて安心していられました。頼れる事が心地よかったです。


職人さんたちはみなさんとても優しくて、仕事が沢山あってもイライラしたりせず、話す時はいつも笑顔で接してくれたし、仕事も本当にプロの仕事でした。現場には笑いがあふれていて、とても雰囲気が良かったのではないかと思います。
それが当り前なのは、リーダーの統率力も大きいと思います。
統率力が大きいのは、「ヒト」が良いからに尽きると思います。
「類は友を呼ぶ」は本当だなと思うことが良くありますが、職人さんたちはみんな「ヒト」が良い方ばかりで、「チーム清水」の素晴らしさに、ただただ感動、感謝、そして「あっぱれ」の言葉を送らずにはいられません。このリーダーだからこそ、このメンバーの職人さんが集まってチームになっているんだなと、こんなに良いチームに家を作ってもらえたことを本当に感謝しています。


そんなにぎやかだった数カ月が過ぎ、また元の静けさが戻りつつあります。
笑いや、会話がなくなって、寂しさでいっぱいだけど、ヨガ&teateルームを自宅を開放してまでも作った目的は、沢山の人の笑顔を見たかったからだった事を思いだしました。
笑いはとても大切なものだから、沢山の人を笑顔にしたい。
100歳以上のお年寄りだって、元気で生き生きしている人には必ず笑顔がある。笑顔になれる事、それが本当の健康への第1歩であり、全てなんじゃないかと思ったから、この部屋を作ったんだ、と、思い出しました。
職人さんの笑い声はもう戻ってこないけれど、再びこの部屋が笑いで満たされるようにすればいいんだな、そのために私も「プロ」の仕事をしなくてはいけないなと、今は前向きに考えています。


本当に、本当に、感謝でいっぱいです。
もう会えないのか、また会えるのか、それは分からないけれど、縁があって巡り合った、確実に意味のある出会いだったと私は思っているから、またきっと会える日が来ると信じて、その日を楽しみにすることにします。
職人さん、大好きでした。
素敵な思い出と素敵な家をありがとうございました。
会えなくても、皆さんを思い出して、私も毎日一生懸命頑張ります。

~ GRATITUDE ~