大工さん | HIROのホリスティックヘルス探究記

HIROのホリスティックヘルス探究記

人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

昨夜は12時ごろ眠りに落ちましたー。
その前の日が2日続けて朝5時、明るくなってから寝たので昨日はもう起きていれませんでした

院内のポスターとリーフレット、アンケート用紙や説明書は全部手作り。
出来たのを見ればどーってことないんでしょうけど、作るのはそんなに簡単じゃあないデスヨ。


そのままぐっすり朝まで寝て、起きてメールをチェックしたら5件の携帯メール。
今日の天気とか、地震情報とかかな?5件は多いな、と、思いながら開いてみると・・・


「あなたのメールに読者がつきました」って。
まだまだ読者になってくださっている方は少なくて、今回3人目の読者さん。
先の2人はお友達。でも今回は誰なのか想像がつかず、知らない人なのかな?と、思ってました。

その後PCを開いてみたら・・・そこには一言メッセージが。


「階段上のレリーフは重かったですよ」って。


今回はこらえて泣かなかったけど、朝から感動。


診療室と自宅を作ってくれている大工さんです。1番最初のブログに登場してる大工さんよ(多分)
まさかブログを読んでいてくれていたとは
まさか読者登録と、お気に入り登録なんてしてくれるなんて


ガラじゃないよ~(笑)(大笑)


でも、涙出そうなほど嬉しかったです。
大感謝


階段上のレリーフってコレ。

凄く脆い石でできていて、インドネシアから運ばれてきたモノ。
当初は購入先の内装もやっているインテリアショップさんがつけてくれる予定だったのに、「出来ません」って・・・。
足元が階段だから・・・が理由みたいだけど。


だから、こんなの付けるの始めてなのに、大工さんたちがつけてくれました。

診療室の受付につけたレリーフは20cm×20cm×4cmで1枚3キロ弱の重さでした。

この階段部分のレリーフは100cm×150cm×7cm。
重さなんて計ってないけど、単純に計算しても200キロ弱。しかも脆いから力持ちの大工さんでも力任せでは割れてしまう危険があり・・・。
わざわざ階段に2階と同じ高さの、ピアノと大人の男性4人が乗っても壊れない足場を組んでから、これをたった4人で持ち上げるだけでなく、2枚を1枚の図柄に合わせて取り付ける作業までしてくれました。
しかもそれを全然大変そうには話さずに、笑って「そうだったんだよ」って、後から話してくれて・・・。
インテリアショップに断られたことも、足場をわざわざ組むことも、何も言わずにやってくれたんです。


かっこよすぎだよ



今から書く内容は、いつか書こうと思っていたことだけど、人生「タイミングと勘が大事」と思っている私的には、今日のタイミングが一番だろうと思うので、つらつらと綴ります。


今から5年以上前、私は咬合で有名な丸茂先生の研修に参加していました。
丸茂先生はもう神様の領域。パッと人を見ただけで色んな事を読み取ってしまうし、咬合や顎関節の事にかけては権威です。
当然私もそうなりたくて研修に参加していました。(私はいまだに神にはほど遠く勉強中ですが)
そんな時、ある先生が言いました。
「おれたちは所詮歯大工(はだいく)だから、あんな風にまで(丸茂先生のようにまで)なる必要はない」って。
それから今までずっとこの言葉は私の中に残っていました。
そうなのかな?口の中の工事。それだけで良いのかな?まあ、工事と言えば工事だけど、そんな風に考えて良いのかな?ってずっと思っていました。


でもね、今回、今のチームの大工さんたちに出逢って、仕事を見ていて、その凄さにただただ感心するばかり。
大工さんって私達よりもっと大きな物や範囲を扱っているけれど、その感覚の繊細さには驚きです。

これはまた別の玄関につくレリーフです。

写真では分かりづらいけど、レリーフの枠が曲がってるとかまっすぐじゃないとか、思いつかないようなところもちゃんとチェックしているし、

見えないところにビス止めしてくれていたり、一番最初の階段部分のレリーフだってそんなに重いのに全然テキトーにつけてないんですよ。インドネシアの職人さんがチョイテキトーだから、2枚を合わせた真ん中が隙間になっているけれど、自分達の仕事じゃないにもかかわらず、そこも埋めなきゃねって。
しかも仕事はめちゃめちゃ早い


昨日今日は読者登録とお気に入り登録をしてくれた大工さんがいなかったから現場は「シーン」と静まり返ってました。

雰囲気も大事。
いつも良い雰囲気を作っているし、カリカリしたりは絶対にない。身体も大きいけど気持ちも大きいんだよね。


そしてふと気付けば、それって全部見習わなければならない事だなって、仕事を見ながら痛感するばかりの毎日。
「歯の大工さん」という響が良いか悪いかは別として、こんな風に細かいことまで瞬時に気づいて判断して、それこそ神の領域行けてるし、そして職場はいつも楽しくて、チームワークも最高で、相手には安心を与えられて・・・。私、そんな風になっていかなきゃいけないなって本当に思ってました。だから工事が終わったらブログに書こうって決めていたけれど、今日書いてしまいました。


しかも、表に出るのは「三井リフォーム」の名前。

この素晴らしい大工さんたちを選んだ三井さんも素晴らしいかもしれないけど、本当にすごいのは「ファーストライフ」の大工さん
私も竹内歯科医院の裏方だけど、裏が頑張ってるから表が胸を張れるんです


でもね、人生って面白い。
あの時あの先生が「歯大工」という言葉を言わなかったら、もしかしたらこんなに大工さんの仕事に関心を持たなかったのかもしれないし、そもそも別の大工さんが担当していたかもしれない。

何年も前のことだけど、今回ファーストライフの大工さんたちに出逢って、「歯大工」という言葉にずっと引っかかっていた意味が分かったし、今後の人生においてプラスになる大きな物を大工さんからはいっぱいいっぱいもらえました


「人生に無駄な事なんてない」
いつもそう思っているけど、まさに数年がかりで得られた人生のカテを、今後ずっと忘れないで、いやぁ、忘れようにもあんなにでっかいレリーフがあるから忘れられないけど、大工さんたちに追いつけるように私も頑張っていきますからね。


本当にありがとうございました。大感謝です。