経験値 | Barrier free~子供たちの未来へ chiropiroのブログ

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妊娠8か月で生まれてきた3人の子供のうち、2人がPVL(脳室周囲白質軟化症)を発症。足が不自由な息子が幼稚園受験を経て私立小学校へ入学した事や、闘病、さらに我が家のもうひとつの暮らし、ハワイでの生活の記録です。

6時間目カットの日。

Kokiが帰宅すると、
(いつもより下校時間が早いので)
親友くん達と遊ぶ約束をして来たと言う。








「なんか、○○の家の近くに
遊園地みたいな所があるらしくて
そこにみんなで行こうって」









ん?遊園地…?










そんな所あったかな…と思い
親友くんのママに電話をしてみると
普通に児童館の事だった(笑)










なるほど…遊園地…ね(^_^;)















みんなは別の場所で待ち合わせを
していたのだが
 Kokiは私が車で児童館まで送り届け、

閉館になる17時頃に再び迎えに行くと
ちょうど自転車で出て来た親友くん達の
後ろに、ベンチに座ってみんなを見送る
Kokiが見えた。









 

そして車に乗るとポツリ…









「ねぇ、自転車でここまで何分くらい?
…やっぱり無理だよね?」














この辺りの住宅街は 
道は狭いのに大きな車が多いのが特徴で、

自転車に乗れたとしても
Kokiがひとりで来るにはかなり危険だ。












「…いや、べつに良いんだけどさ。
超~楽しかったし 










簡単なアスレチックがあった事や
庭に大きな池があった事、
池の上の石に乗ると落ちそうだから
そこには行かずにボールを使った事などを
本当に楽しそうに話していた。













恐らくみんなはこの児童館で遊ぶのは
今さらすぎる位に当然の事であり、
小学生になってからは
自転車で遠くまで行かれる様になって
どんどん行動範囲が広がる中で、


最近のKokiは身体の障害以上に
経験不足を感じる事が度々ある。











児童館の存在など、
みんなには当たり前の事を
知らなかったり…ね。














でも以前はそんな自分を 
かっこ悪いと思って隠したかった様だが、
最近では逆に
積極的に関わって知ろうとする姿が
増えてきた気がする…


これはいつもバカにせずに
しっかり教えてくれる
親友くん達のおかげだね。










友達効果は5年生になっても
まだまだ健在なのだ。















みんなと対等に出来るゲームは宝物(笑)


きっと今の時期の
さまざまな経験の積み重ねが、
大人になったKokiの
大きな糧になると信じて。












脳性まひの子どもとパパママの会
NPO法人 かるがもCPキッズ


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