日本の酪農業の残酷な実態 | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

まもやPETAが、日本の畜産の調査映像を公表しました。

今回は酪農です。

個人的には、かなり重要な映像が多くありました。

 

日頃から、牛乳を飲んでいる、乳製品を食べている、日本の酪農家は優しい人ばかりと思っている日本人はしっかりご覧くださいね。

 

**************引用**************

 

PETAは日本の酪農業の残酷な実態を示す映像を新たに入手しました 

 

この日本の酪農場では、牛の3分の1が跛行していることが判明しました。

 

立てなくなった牛の何頭かは排泄物の中に横たわることを強いられました 

 

また、すぐに屠殺に出される予定の跛行牛には、何の治療も施されませんでした 

 

出産後にミルキングパーラーまで歩けなくなった牛を蹴る作業員の姿が目撃され、他の牛は日常的にスコップや金属棒、木の棒で突かれたり殴られたりしていました 

 

疲弊した牛に、水をかけたり、尻尾をねじったりして、強制的にミルキングパーラーに行かせることもありました 

 

牛はまた、痛みを伴い、命を脅かす、第四胃変位に苦しみました 

 

当時、この農場からの牛乳は明治、森永、雪印メグミルクなどの乳業メーカーに販売されていたといいます 

 

乳製品を買うと母親と赤ちゃんの悪夢を支持することになります。

 

牛乳の代わりに、健康的で思いやりがあり持続可能なヴィーガンミルクにアップグレードしましょう❗

 

**************引用終*************

 

 

 

「悲痛な鳴き声をあげる母牛」

 

酪農では、生まれた子牛は母牛からすぐに引き離されます。

 

母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなります。

酪農家は、母牛の新鮮な母乳を人間の牛乳として売り飛ばすわけですから、子牛が母乳を飲むのを防ぐ必要があります。

なので、酪農家たちはすぐに親子を引き離し、子牛をカーフハッチという小屋に隔離し、初乳をバケツや、哺乳瓶などで与えるのです。

 

 

 

子牛を奪われた母牛は、精神的苦痛を味わい、悲しみのあまり一晩中鳴き続ける牛もいます。

 

これまでその「悲痛な鳴き声をあげる牛」の証拠映像としては海外のものが多かったのですが、

今回日本の酪農場で映像が撮られています。

↑子牛を奪われ、悲痛な鳴き声をあげる母牛にしぼった映像です。

 

 

命がけの出産のあと、わずか1時間で子牛を拉致。

 

親子は、悲痛な鳴き声をあげ、お互いを呼び合っていました。

 

 

母牛は、この1か月後に死亡しました。

 

母牛が何歳で亡くなったのかは分かりませんが、

この子の人生は、人間にレイプされ、出産させられ、子供を拉致され、母乳を奪われるだけの一生でした。

 

 

日本の映像ですのでかなり貴重だと思います。

日本人は、日本の酪農は牛を大切にしているとか、日本の酪農家は優しいと思い込んでいますので、日本の映像である事は結構重要だと思います。

 

大切にしているとか、優しいとか全然そんなことありません。

優しいなら親子を引き離したりしませんから。

 

子牛の拉致は、「酪農家全員がやってること」です。

そうしなきゃ商売が成り立ちませんからね。

 

酪農家自身や、乳製品を食べることを正当化したい人たちが、ごちゃごちゃと言い訳を並べ立てますが、

この事実に対しては、どう言っても苦しい言い訳にしかなりません。

「割り切らなきゃやってられない」という酪農家の方がよほど正直でよいです。

 

 

 

これまでも母牛が鳴き声をあげる映像は、酪農家自身が撮影した映像に1つありました。

 

この酪農家は、

母と子の悲しい別れがあって皆さんが飲む牛乳は生産されています。

子牛のために母牛が出してくれる牛乳を分けてもらって飲んでいます。

大事に無駄なく飲んで欲しいと思います。

と概要欄に書いています。

 

自分のやっている事に若干の矛盾や罪悪感を感じている酪農家なのでしょう。

とはいえ、最後がダメですね。

 

大事に無駄なく飲もうと飲むまいと、母牛からすれば同じことです。

関係がありません。

無駄なく食べればいいとか、頂きますと言えばいいとか、そんなものは全て人間の罪悪感を消すための身勝手な自己満足です。

 

そして、あなたが無駄なく食べたところで、食べ物を残す人や、食べ物を腐らせる人や

テレビでは「パイ投げ」などといって、人間の体にぶつけて一時だけの笑いにするために乳製品が使われています。

 

もう一度言いますが、ただの自己満足です。

 

 

 

トラクターで押される牛

 

牛は多量の糞をするため、酪農場の多くは掃除をしても追い付かず(あるいは掃除をしていない)、床が糞尿まみれであることがほとんどです。

 

この酪農場も例外ではありません。

 

 

 

 

固い床、不衛生な環境下のもとで、不自然な動作で寝起きを繰り返すことで炎症が起きます。

炎症を起こして出血したり、足を痛めた牛は、足を引きずって歩くようになることがあります。

 

 

この足を痛めて、ひきずって歩くことを跛行(はこう)といいます。

 

映像では、足をひきずって歩く牛が撮影されています。

この酪農場では、3分の1が跛行を行っているそうです。

 

 

動くことが難しい牛たちに対して、従業員たちは蹴ったり、棒やスコップで叩いたり、尻尾をひねったりしていました。

 

 

 

 

 

個人的に最も貴重だと感じた映像の1つがトラクターで牛を押す映像です。

海外ではトラクターで牛を乱暴に運んでいる映像はよく見ます。

が、私が探した限りでは、日本の証拠映像は見当たらなかったので、トラクターの話はこれまで載せていませんでした。

 

立ち上がれなくなった牛は、トラクターで押されケガをしました。

 

 

57番と呼ばれるこの牛は、使い物にならないと判断され、この6日後に殺処分されました。

 

 

なんとみじめな生涯なのでしょうか。


 

酪農家たちにとって、母乳=金。

搾乳ができない牛は、生きているだけで邪魔なのです。

 

ちなみに、使い物にならなくなった牛の殺処分は、どこの酪農場もやってますからね。

 

「酪農の牛は殺されないから可哀相ではない」と勘違いしている人が多いので書いておきますが、酪農の牛は必ず殺されますからね。

 

乳牛の寿命は15~20歳と言われていますが、多くの牛は5~6歳で、酪農家によって、と殺場に送られます。

年を重ねるごとに、母乳の出が悪くなって生産効率が下がり、酪農家にとって用済みなるからです。

 

つまり、遅かれ早かれ、牛を殺す判断は酪農家全員が下していることです。

それが農場で行われるか、と殺場で行われるかの違いでしかありません。

 

肉にするからいいとか、その考え方が人間本位、自己中心的な考え方なんですよ。

牛にとってみれば、どっちも同じことです。

あなたは自分が食べてもらえるなら、殺されてもいいなどと思いますか?

 

あと、生まれた子牛が「オス牛」の場合は、肉用牛として売らないと金になりません。

もし売れなかった場合は、酪農家たちが殺処分の判断を下します。

 

殺さないどころか、酪農では牛が殺されまくってます。

 

 

 

酪農の本質

 

この映像によって、日本でもこんなひどい農場があるのか、と目が覚めた人も一部いらっしゃるでしょう。

 

 

 

 

映像を見て「こんな農場ばかりではない!」という言い訳をする人が必ずいます。

先ほども書いた通り、子牛の拉致は酪農家全員が行っていることであり、酪農家全員が用済みとなった牛を殺す判断をしています。

 

なので、うちの酪農場は地面が綺麗だとか、暴力を奮う職員はいないとか、ケガをしている牛はいないとか言ったところで、

牛にとって「マシ」なだけであり、酪農自体が残酷な業界であるという本質は何ら変わりはないわけです。

 

そもそもうちの酪農場はどうこうの言われたところで、人に見られたくない部分は必ず裏で行われるので本当かどうかなんて調査しないと分からないことです。

 

 

この類の言い訳は、「良いブリーダーもいます!」という言い訳をするブリーダー自身や、ペットショップから購入している人の正当化と全く同じ種類のものです。

 

ブリーディング自体が残酷なのに、良いブリーダーなんているわけがありません。

彼らは、母親を人工授精か強制交配によって妊娠させ、子供を産ませて、それを金に代えている連中です。

良い人なわけないでしょ。

 

しかし、この浅はかな言い訳を真に受けて、保護団体の人たちが「良いブリーダーさんもいます」「血統を残すのは大事」とか言っているのが日本の現実です。

 

まだ比較的大切にされているはずの、動物愛護の中では進んでいるはずの犬猫界隈ですらこのレベル。

 

 

今回の映像で、酪農の本質に気づける人は果たしてどれくらいいるのでしょうか。

 

 

にほんブログ村 猫ブログへ にほんブログ村 犬ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ヴィーガンへ

 

※リブログ、SNSなどへのシェアは、ご自由にお願いします。 確認は不要です