以下の記事は日光猿軍団の猿回しに関する記事です。
一部衝撃的な事が書かれていましたよ。
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昨今、動物を使ったアトラクションや動物を観光の道具に使うことが、動物虐待として海外を中心に激しい批判の対象になるケースが増えているが、村崎の芸の土台あるのは、動物の立場を尊重すること。
村崎を支えるモンキーエンタープライズの笹井温隆氏は言う。
「動物エンタメというと、動物に対してちょっとまずいことをするのではないかとよく言われますが、村崎の場合はそれは一度もありません。
というのも、村崎は、基本的に、自分が動物の世界に入るというやり方。
おさるのルールで、常におさるの立場を尊重して考えているので、嫌がることは絶対しませんからね」
村崎も、
「例えば、おさるさんは集団の規律に背いた相手に対して噛みつくんです。
なので、私もそのシステムに乗って、おさるさんに制裁を加えるときには噛みつきますし、彼らは私の行為を理解してくれています。
でも、見る人によっては人間がおさるさんを噛むなんてけしからん、ということになりますよね。
果たして、それを虐待と言うのか。
これからの時代、動物福祉に関しては、より深く、しっかりと考えていかなければならないと思っています」
と話す。
**************引用終*************
村崎と書かれていますが、この人物は、日光猿軍団の代表 村崎太郎です。
この文、色々ツッコミどころがありますね。
まず「動物の立場を尊重する」とありますが、動物の立場を尊重していたら猿回しなんてやらないわけです。
猿にとって不自然な行動を、猿の立場からして喜んでやるはずがありません。
猿回しなんてやっている時点で、猿の立場は尊重なんてなされていません。
これはあくまで、「猿回しは虐待だ」と言われたときに用意している言い訳ですね。
どの業界でもそうですが、典型的な批判に対する言い訳を常に考えています。
そして、村崎の衝撃の行動が書かれていました。
「制裁を加えるときには噛みつく」
人間が猿に噛みついているんですよ。
金のためならそこまでやる。
なかなかに狂ってますね。
「彼らは私の行為を理解してくれています」
そりゃ指示通りしなきゃ噛みつかれ続けるんだから従うしかないでしょ・・・。
「嫌がることは絶対しませんからね」と村崎とズブズブの関係の人が言っていますけど、
制裁を加えなければならない行動をしたのは、猿が嫌がっているからです。
矛盾していますね。
結局、村崎はこの噛む行為については言い訳が用意できないのでしょう。
「これから考えていく」という曖昧な表現で終わっています。
そりゃそうです。
だって虐待でしかありませんからね。
たったこの数行の文章だけで我々からすれば矛盾だらけですが、平和ボケした日本人を騙すには十分なのです。
上の記事は、コロナ禍のときに書かれたものです。
コロナの影響で収入が減り、日光猿軍団はクラウドファンディングを始めました。
記事でもそれが宣伝されています。
支援額は、目標のなんと2倍近く集まっています。
これが日本人の現実です。
昨年、日光猿軍団の猿回しの公開調教の映像が話題となりましたね。
日光さる軍団の虐待酷すぎる😭 pic.twitter.com/7Ya2sh5YzY
— ポム (@shironekochan10) February 5, 2023
動画の開幕でいきなり、険しい顔をしながら、猿の肩をドンと押す女性芸人。
この猿はお辞儀をする芸の際に、正面ではなく、横を向いてお辞儀をしていました。
それが気に入らない芸人は、「違う」と言いながら小突きました。
その後、首を乱暴に持ち上げて元の位置に戻します。
この際、猿は嫌がって鳴き声をあげます。
その後も、猿を叩いたり、
首元を引っ張ったり、
こめかみをグリグリするなどの虐待を行っていました。
猿の悲痛な鳴き声が響き渡っていました。
すでに削除されてしまった動画では、最後に首元をつかみ、
そのまま舞台裏に乱暴に運んでいく様子も映っていました。
これを受けて、日光さる軍団の代表、村崎が謝罪文を公表。
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昨日より一部SNSにて、弊社の芸人の動画が拡散され、
これは虐待ではないか?とお騒がせしております件で、
まずは、弊社の芸人のとった行動で多くの方に不快な思いをさせてしまった事につきまして深くお詫び申し上げます。
社内で調査した所、当該芸人のとった行動に関しては、弊社で指導している内容とは大きくかけ離れた行動になっていた事を確認し、
現時点で速やかに芸人と猿との接触をさせない処置をとりました。
また私自身も本人から事情聴取し、
当日、新しい芸に挑戦したが思い通りにならず、感情的になってしまいあの様な行動に至ったということを確認しております。
この事に関しましては、猿と共に生き、共に芸をする関係において、
指導以上のこのような突発的な行動が許されるものではないという事を、伝えきれていなかった私の指導不足と痛感し、重ねてお詫び申し上げます。
弊社では、猿のトレーニングに関しては、現段階でも多方面な視点をもって日々検討を続けておりますが、
人間よりも小さな動物と向き合う時には、力をもって制するのではなく、
自分を猿の立場におき、自分が猿になれと常日頃指導しております。
今後日本の伝統芸能猿まわしを継承していくにあたり、現代のグローバルスタンダードを意識し、猿のトレーニングに留まらず、
野生動物であるニホンザルと人間が共存共栄していくという事について、
内部だけでなく、外部からのご意見にも耳を傾け、さらに社内浄化システムの確立をしていかなければならないと心から思っております。
今回のことを教訓に、不快な思いをさせるのではなく、心からおさるの芸を楽しんで頂ける努力を一層して参ります。
日光さる軍団 代表 村崎 太郎
****************引用終***************
感情的になってしまい、あの時だけそういう行動をとったという風にとれますが、まぁそんな事はないでしょう。
虐待が表に出てくるときは、必ず裏で日常的に行われているときです。
日常化し、歯止めが利かなくなり、表に出てくるのです。
たまたま1回だけ虐待を行った場所が、人目に触れる公開調教の場でした、なんてことはありえないのです。
あと代表の村崎はまるで、調教では暴力はしない風な事を言っていますが、冒頭の通り、噛みつくという暴力行為を行っていると自身が語っています。
また、こちらの本でも、一族自ら、虐待をしているという証言をしています。
猿回しを復活させた本人が、徹底的にゲジ(折檻)をしないとサルは人間のいうことを聞かないと書かれていますから…。主従関係を確立する儀式があるのは東南アジアのゾウと同じではないでしょうか。若かりし太郎氏がジローを押さえつける写真も載っています。
— PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) February 6, 2023
村崎義正「猿まわし復活 その調教と芸」 https://t.co/guxAir6Edq pic.twitter.com/abppDW8uWh
村﨑義正という人物は、猿まわしを復活させた人で、村﨑太郎の父親です。
村﨑義正は、「猿まわし復活 その調教と芸」という本を出し、そこには、
「やさしくいたわっていたら、猿は絶対に芸をしない。
徹底的に、折檻(せっかん)をしないと、人間の言うことをきかない。」
と、義正が太郎に教えていたと書いています。
太郎氏が猿のジローを押さえつける写真が載っていたようです。
村﨑義正は、「猿を地面に押し倒して、背中を噛む」という独自の調教方法をあみだした人物です。
これを太郎氏が引き継いでいるというわけです。
ぜひ公開調教してほしいですね。
そして、冒頭の記事では、猿の立場を尊重などと宣っていましたが、
調教師が猿に対して「人間が優位の立場にあることを示す」ために行うとハッキリ書かれています。
調教というのは、動物が人間より下であることを知らしめることであり、そこに虐待はつきもの。
業界のいう動物愛護、動物福祉、こういったものは全てにおいてイメージアップのためのごまかしです。
日光さる軍団は、野生のニホンザルの子供を連れてきています。
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日光さる軍団では、群れからはぐれたニホンザルの小猿や、鳥獣駆除の際に捕獲された小猿を保護し育成しています。
一年を通して全国の猟友会や市役所など関連組織から連絡を受け保護に向かいます。
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とHPにあります。
群れからはぐれたニホンザルの小猿を捕獲していると言っていますが、これは嘘の可能性が非常に高いですね。
しかも、猟友会が関わっています。猟友会は殺しを楽しむ集団ですよ。
猟師が日光猿軍団に依頼され、金のために普通に暮らしている子猿をあえて捕獲したり、親だけ殺して子供を連れて来ている可能性があります。
実際 海外では、サーカスや動物実験や熊胆などの動物が、野生から拉致され、親が殺されているケースがすでに確認されています。
そもそもですが、調教に虐待はつきものだという事を日本人はもっと学ぶべきでしょう。
例えば、サーカスの熊の調教。
サーカスの熊は調教により、二足歩行を強制されますが、
その方法は、上から首を吊り、二足歩行をしないと窒息してしまうという方法がとられます。
例えば、動物園やサーカスの象の調教。
ゾウは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、
鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、調教されます。
これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。
以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。
調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。
パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。
こちらの動画も、市原ぞうの国に調査に行かれた方が撮影したものです。
職員が子象の「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
明らかに痛みを感じていることがお分かりいただけるでしょう。
こちらは2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。
ブルフックをかざし、象を脅しています。
例えば、水族館のイルカの調教。
野生のイルカは死んだ魚を食べません。
なので、 トレーナーたちは、イルカに死んだ魚を食べさせることから調教します。
こちらは日本の映像ですが、無理やりタオルで口をこじ開けられ、イルカが嫌がって鳴いている様子が見てとれます。。
こちらの画像は、完全な支配関係をどうぶつに擦り込むために、顔を踏んでいるシーンです。
先ほどの猿回しと同じ、人間が優位の立場にあることを示すために行っています。
水族館のイルカがトレーナーにジャンプをしてアピールをしたり、言うことをきいて芸をするのは、餌がもらえるからです。
トレーナーを好きだからではありませんし、信頼関係があるからでもありません。
こちらの動画は、太地くじらの博物館のイルカショーの様子です。
トレーナーを見てみてください。
イルカが芸をする度に、魚を口に放り込んでいる様子が観察できます。
魚をあげないと芸をしなくなるからです。
そして芸をさせるために、イルカ達を常に空腹状態にさせているのです。
これは、動物園の餌やり体験なども同じですよ。
客に餌やり体験をさせるために、動物達を空腹にしておくのです。
以上のように、どんなものでも、調教は常に虐待によって成り立っています。
それが猿まわしになった途端に、虐待は一切ない、なんてことはありえないのです。
日本人は伝統という言葉ですぐに思考停止する人が非常に多いです。
アフリカなどでは「女性器を無麻酔で切除する」という伝統がいまだにあり、
激痛を味わい、完治まで何週間もかかったり、トラウマを抱えたり、死んだりすることもあるのですが、
それをあなた方は伝統だからといって支持するんですか?
女性の皆さんは、それをされる側の立場であったなら、伝統だからと言われたら納得するんですか?
虐待が前提の悪しき伝統など不要です。
猿回しに反対しましょう。
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