感謝すれば正当化される? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

ヴィーガンが通行人にインタビューをしています。

 

男性3人、女性1人がインタビューに答えています。

 

 

テーマは、「感謝は苦しみを正当化するのか」。

 

インタビューの内容はこちら。

 

いきなり強烈な質問から入ります。

 

Q 世の中には死んでいる人とセックスするのが好きな人がいます。

  人を殺し、手を合わせて感謝してますといった気持ちで

  死んでる人とセックスをしたら、その殺しは正当化されると思いますか?

 

当然のことながら、これは全員が反対しています。

 

 

次の質問。

 

Q 拉致とか監禁に反対しますか?

 

これも全員が反対しています。

この質問には「何を」という部分が抜けていますね。

つまり、全員が人間のことだと思っているわけです。

 

 

 

で、次の質問。

 

Q 世の中にはイルカショーを見るのが楽しい人がたくさんいます。

  手を合わせて感謝してますといった気持ちで、ショーを見たら、

  イルカたちは自然から水槽に監禁されることは正当化されると思いますか?

 

対象がイルカ。

つまり、動物になりました。

 

対象が動物になった途端に、男性3人が渋りだします。

女性は即答で反対といった感じ。

 

男性1人は難しいと言って終わり。男性2人も最終的には反対と言っていますが、

日頃から何も考えておらず、今出した結論だということが見ててすぐに分かります。

 

拉致とか監禁という質問に対しては、「反対」と即答していたにも関わらず、

対象が動物になった途端に、男性陣は「難しい」という言葉を使い始めました。

 

 

 

次の質問です。

 

 

Q 奴隷制度に反対しますか?

 

全員が即答で反対しています。

これは奴隷と言えば、人間が連想されるからでしょう。

 

 

 

で、次の質問。

 

Q 世の中には象を乗るのを楽しむ人たちがいます。

  感謝して象に乗れば象を奴隷のように扱うことは正当化されると思いますか。

 

全員が即答で反対しています。

これはやはり「奴隷のように扱う」という言葉に反応していると思われます。

実際に、象が奴隷として扱われていることは彼らは分かっていないと思われますので、

女性以外は、象乗りに反対していると言いきれないですね。

 

 

 

最後の質問。

 

Q 誰かの首を切ることに反対しますか?

 

全員が即答で反対しています。

誰かという言い方なので、人間が連想されるからでしょう。

 

 

 

次の質問が、この動画の核となる質問でしょう。

 

Q 世の中にはブタの味を楽しむ人たちがいます。

  感謝して その豚を食べれば

  豚の首を切り裂くことは正当化されると思いますか?

 

男性2人は、されない、と回答。

男性1人は、難しいと回答。

ここまで反対と即答していた女性も、歯切れが悪くなります。

最終的には反対している風ではありますが、対象が自分ではなく、日本人全体になっています。

 

 

 

日本人は食のことになると、まるで脊髄反射のように、「感謝して頂きます」と言います。

日本では、子供の時から親や学校や社会にずっと刷り込まれてるからですね。

 

そう呟く事で、残酷な現実から目を反らしている自分ではなく、

命と向き合う謙虚な自分を演じられるので、大人になってもこの言葉を使い続けます。

 

ヴィーガンたちも元々は親にそう教えられてきました。

ただ、動物たちに起こっている現実を知って、正当化のための言葉だと気づいただけですね。

↑動物性のものを食べる方や、動物性の物を着たり、動物を利用した娯楽施設に行く方は

 動物達に行われているテロ並みの現実を映像で確認しましょう。

 

 

動画の流れで質問されれば、感謝して頂くという言葉がいかに薄っぺらくて、バカバカしい言葉かが分かりますよね。

 

自分に例えればよく分かります。

あなたが、拉致され、監禁され、体の一部を切断され、レイプされ、殺されました。

あなたが殺された後に、加害者が「感謝しています」と言ったら、あなたは加害者を許しますか?

 

そんなわけないですよね。

仮に「ごめんなさい」と言われても許せるわけがないのに、「感謝? はぁ?」って思うでしょう。

でも、それを皆さんは動物にはやってるんですよ。

 

いかに皆さんは動物を差別して生きているか、物として見ているかってことです。

 

ちなみに「頂く」という言葉は使い方を間違っています。

頂くというのは、相手自ら差し出すことが大前提です。

動物は自分の体をあなた方に差し出したいなどと思っていません。

 

以下、残酷なシーンはありませんので、豚肉を食べるあなたは、ぜひこの子の最後の姿を音声をONにしてご覧ください。

屠殺場で最後を迎える豚の姿です。

仲間が殺されるところを見たのでしょう。

あまりの恐怖に怯え、震え、崩れ、鳴き叫んでいます。

 

いかがですか?

豚たちが、あなたに感謝されて食べられることを望んでるとでも思いますか?

 

つまり正しくは、頂いているのではなく、「奪っている」だけなのです。

「感謝して頂く」のではなく、「罪悪感を持って奪う」のが正しい言葉でしょう。

 

日本には、「感謝して頂くという言葉がある」などと言って誇らしげに言う方がいますけど、まるで逆。

現実をまるで分かっていない、とても恥ずかしい言葉なのです。

 

 

ちなみに、動物を食べるのは栄養のため、という言い分は通用しません。

 

人間は菜食だけでも、どの人間の発達段階でも、雑食と同等の健康を保てるって言うことが

英国栄養士会や



アメリカの栄養と食のアカデミーが発表しています。

 

そもそもヴィーガンが栄養不足で死んでいないのが何よりの証明でしょう。

 

育児ノイローゼになったヴィーガンが、子供を栄養失調にした極めて稀なケースを、ヴィーガンの食事のせいにした海外のデマ記事を真に受けてらっしゃる方がいますけど、

産まれてからずっとヴィーガンの子供が、我が日本でピンピンして生きていますからね。

 

菜食はお金がかかるとか言う人がいますけど、それは外食の話であって、家で作れば肉食料理と同等、あるいはそれよりも安くなることだってあります。

まさか野菜や穀物をスーパーで買ってないなどとは言いますまい。

菜食にしてから家計の負担が減ったという人もいますよ。

 

つまり人間が肉食する理由は欲のためだけです。

 


あと、「難しい」という言い方をしている人は、行動しない人ですね。

感謝と同等のごまかしの言葉が、「難しい」です。

 

反対はしたい、でも上手くも言えない。

そこで、困った時に出てくる言葉が「難しい」です。

 

考えている風なニュアンスを与えることができるので使うのでしょうが、実際は行動しない人がよく使います。

 

実際は簡単なことです。

 

自分が被害者の立場に立って、イジメや暴力行為をされ、

周りから「難しい問題だね」と言われてうやむやにされたらどう思うのか、ですね。

 

常に自分がされたらどう思うかを考えることです。

そうすれば答えは簡単に出ます。

 

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