ライオンはヴィーガニズムを実践している? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

猫とネコとふたつの本棚さんが素晴らしい記事を書いてくれましたよ。

 

 

畜産問題を啓発していると、肉食者が反発して、

「ライオンも肉を食べるじゃないか? まずライオンにやめさせろよ」

みたいなセリフを1度は言われたことがあるかもしれません。

 

この非常に浅はかな主張には当然数多くの矛盾が存在しますが、

今回猫とネコとふたつの本棚さんの視点は、ライオンの方がよほどヴィーガニズムを実践しているという新しい視点で書かれています。

 

 

多くの方が勘違いしていますが、ヴィーガニズムとは、完全菜食主義のことではありません。

実践不可能でない限り、動物を搾取しないライフスタイルのことを指します。

 

動物搾取とは、不必要にも関わらず、人間が利益を得るという理由だけで動物を利用して苦しめる事を指します。

 

 

多くの方は、人間に暴力を奮わない主義、人間を殺さない主義、人間を搾取しない主義だと思います。

 

しかし、自分が誰かに襲われている状況で、抵抗しないと自分の身が危ない、抵抗すれば助かるという状況があったとして、

私は人間に暴力を奮わない主義なので抵抗しません、って人はいないでしょう。

自分が殺されてしまう状況で、もし側にナイフがあったら、そのナイフを使うでしょう。

 

そのやむを得ない状況で、結果的に暴力を奮ったとしても、人間に暴力を奮わない主義に反しているわけでもなんでもありません。

自分を守るためにそうしているのであって、

自分の欲や利益のために、相手に暴力を奮っているわけではないので搾取ではありません。

 

 

ヴィーガニズムは、動物の搾取に反対しています。

現代において動物を完璧に殺さないなど不可能です。

 

人間は歩いているだけで虫を踏みつぶしてしまう事が多々あります。

気をつけることはできても、完璧に避ける事は不可能です。

ですが、殺そうと思ってわざわざ殺しているわけではありません。

殺したところで、何かしらこちらに利益があるわけではありません。

つまり、殺していますが、動物搾取をしているわけではありません。

 

例えば食に関しても、一部の原住民など、動物を食べることでしか生きられない人は、また話は変わってくるでしょう。

搾取ではなく、生きるために食べています。

それは、ライオンなどの肉食動物も同じです。

 

また、車を運転するだけで、虫を中心に大量の生き物を殺しています。

野菜を育てるのにも、農薬や各工程で生き物が殺されています。

 

これは車を使わない、無農薬野菜を食べる、畑を持って自給自足を行うなどの努力はできるでしょうが、

全員が全員、それが出来る環境ではないでしょう。

 

そして、生きるために医療はやはり必要でしょう。

 

生きるためにやむをえない選択というのは、個々人によって存在します。

なので、実践不可能でない限り、動物搾取をしないように努める、という定義付けになっています。

 

 

そして、ライオンは人間の肉食者とは大きく異なり、ヴィーガニズムを実践しています。

 

猫とネコとふたつの本棚さんの記事を一部引用させていただき、見てみましょう。

 

****************引用****************

 

ライオンが獲る獲物はその直前までは自由に暮らしている。
人間の家畜は生まれた瞬間から囚われの身。

 

ライオンが獲る獲物はその直前までは好きなだけ動き回れる。
人間の家畜は行動範囲を制限されている。それはしばしば、あまりに狭く限られた範囲である。

 

ライオンは自分が知っている限りを付くして最短の方法で死ぬように尽くす。たいていわずか数分だ。
人間の家畜、とくに屠殺場まで運搬される家畜は、殺されるまで何時間も、しばしば何日も苦しむ。

 

ライオンは、獲物を捕らえる数分の間しか動物を傷つけない。
人間は、家畜を食料として殺す前にも、くり返し動物を傷つける。麻酔無しの去勢・麻酔無しの断尾/断耳/断嘴/抜歯・麻酔無しのミュールジング・麻酔無しの除角・麻酔無しの焼きごて・麻酔無しの毛や羽毛の毟り取り・その他、書ききれない。

 

ライオンは獲物をレイプしない。
人間は家畜もペットもレイプで繁殖させる。

 

ライオンは空腹な時だけ殺す。
人間は満腹でも殺し、余らせて、生ごみとして償却する。

 

ライオンは自分の生命維持に必要なだけの量の獲物を殺す。
人間は必要以上に殺して残りを捨てる。

 

ライオンは自分の楽しみだけのためには殺さない。

獲物にじゃれて遊んでいるように見える場合も、それは狩りの練習であり、つまり自身の命に直結する行為のためである。

しかもじゃれるのは子ライオンだけ。狩りの技術を習得したライオンは無駄に殺さない。
人間は殺しを楽しむだけのために殺す。それも大量に殺す。

 

ライオンが殺した獲物は決して無駄にされない。

すべて誰かの栄養分となり、残された最後の破片まで分解され土に戻る。
人間は欲しい部分以外は捨てる。それは多くの場合焼却処分である。

 

****************引用終***************

 

 

まだまだありますが、残りは元記事でご覧ください。

 

このようにライオンは人間と異なり、無駄に生き物を殺すこともないし、無駄に生き物を苦しめることもありません。

 

人間とは異なりライオンは生きるために殺す必要があります。

つまり、これは獲物を搾取しているわけではありません。

 

しかし、人間が肉食をする理由は生きるためではなく欲のためです。

 

よく雑食は肉と野菜を食べないと生きていけないって言うんですけど
人間は菜食だけでも、どの人間の発達段階でも、雑食と同等の健康を保てるって言うことが

英国栄養士会や



アメリカの栄養と食のアカデミーが発表しています。

 

そもそもヴィーガンが栄養不足で死んでいないのが何よりの証明でしょう。

 

育児ノイローゼになったヴィーガンが、子供を栄養失調にした極めて稀なケースを、ヴィーガンの食事のせいにした海外のデマ記事を真に受けてらっしゃる方がいますけど、

産まれてからずっとヴィーガンの子供が、我が日本でピンピンして生きていますからね。

 

 

菜食はお金がかかるとか言う人がいますけど、それは外食の話であって、家で作れば肉食料理と同等、あるいはそれよりも安くなることだってあります。

まさか野菜や穀物をスーパーで買ってないなどとは言いますまい。

菜食にしてから家計の負担が減ったという人もいますよ。

 

 

つまり人間が肉食する理由は欲のためだけであり、人間は家畜動物を搾取しています。

 

 

そして、ライオンが動物を殺し苦しめるのは、食べるときの数分ですが、

人間が家畜動物を苦しめるのは、生まれてから殺すときまでずっとです。

拉致、監禁、拘束、体の一部の切断、レイプ。

言うまでもなく、ライオンはどれもやらないですね。

 

苦しめて殺しておいて、食べたい部分だけを食べ、他は処分。

食べられる部分であっても余って捨てる。大量廃棄。

 

 

ライオンは、動物を着たりしないし、娯楽のために動物を拉致・監禁・調教することもないし、金のために生体販売することもありませんし、環境を破壊することもありません。

つまり ライオンは、生きるためにやむを得ない、必要な分だけ動物を殺しているだけであり、ヴィーガニズムを実践していると言えるかもしれませんね。


 

せっかくですので、有名なヴィーガン活動家による

「ライオンも肉を食べる」がいかにおかしな主張かを説明してくれている動画ありますので載せておきます。

 

ゲイリーヨーロフスキー

 

****************引用****************

 

キャスター

「たとえば ライオンはシマウマを食べますし、、」

 

ゲイリー

「でもあなたは洋服を着るようですね。

携帯やパソコンも持っているんですね。

ライオンの他の習性にはいっさい目もくれず

1つだけ習性を真似したいというのはムシが良すぎるとは思いませんか?

 

彼らは挨拶の一環としてお互いのケツを嗅ぎ合う。

私が部屋に入ってきた時、あなたは私のケツを嗅ぐことはしなかった。

 

彼らは子供の成長が遅いと殺してしまうことがあります。

人間の場合、子供をいらないと言って殺した場合は殺人罪で逮捕されますよね。

 

その時、裁判官に向かって

「でもライオンも子供を殺すんですよ。」

・・・と言って、言い逃れはできませんよね。

 

公平な比較とは言えません。

 

あなたはライオンでもなければ肉食動物でもない。

 

人間は違います。

私たちは特徴からみて草食動物です。

 

2歳児の目の前にウサギとりんごを置いてみるといい。

 

その子がウサギを食べながらりんごで遊んでいたらぜひ連絡をください。


私たちは草食なのです。
肉食や雑食の本能は もっていないんです。

体の作りから考えても、私たちはあごを横にスライドすることが出来ますね。

これは草食である証拠なのです。

もし肉食だったら、あごは上下にしか動かないはずです。
体を冷やすために毛穴から汗をかくのも草食だからです。

 

****************引用終***************

 

 

 

エド・ウィンターズ

 

****************引用***************

 

肉食者

「例えば、ライオンがガゼルを狩る時というのは食料のためにしている。

 同じように、私がシカを狩る時もあくまで食料のためです。」

 

エド

「野生動物の習性を、道徳の基準として模範とするのは賢明だと思いますか?

 ライオンは私たちが生きる上でお手本とする生き物でしょうか?」

 

肉食者

「でもそうなると、他の動物と同じ行動をするべきでない理由はなんでしょう?

 僕たちが他の生物よりも発展しているからですか?

 だからと言って、肉を食べるべきではない理由はなんでしょう?」

 

エド

「たとえば、他の動物がレイプや殺害をするのが普通だからといって、

 私たちがレイプや殺害をするのは理にかなってると思いますか?」

 

肉食者

「いや、それは違いますね。」

 

エド

「なので野生動物が、彼らにとって自然なことをしているからといって、

 教養のある社会に住む私たちが、同じ行動をするべきではないかもしれませんね。

 道徳的に意識のある社会で私たちの義務のひとつとなるのは

 査定を繰り返すことで、より良い行動を選んでいけることにあると思います。」

 

****************引用終***************

 

 

ライオンがやっていることが正当化されるなら、

 

ライオンは挨拶のために、お互いのお尻を嗅ぎ合うので、

下心のあるオッサンが若い女性のお尻に顔を近づけても正当化されますね。

 

ライオンはメスの発情を促すために子供を殺すので、

サイコパスによる子供の殺人は全て正当化されますね。

 

ライオンと同じだと言うなら、銃なしで生きた動物を捕らえ、調理なしで、その歯で動物を食いちぎって生で食べれるということでしょう。

多少腐った肉も食べられるのでしょう。

 

すべて実にバカバカしい話ですね。

 

「ライオンも肉を食べるじゃないか?」

個人的には、毎度ながらこんな恥ずかしい事がよく言えるなぁと感心します。

 

植物も命とか、

 

畜産で生計を立てている人が職を失うとか、

 

それと同等レベルの恥ずかしい主張だと思いますね。

 

肉食者であっても、こんな恥ずかしいこと言う人は稀だと思いますけど。

 

 

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