ヴィーガニズムは、完全菜食主義でも、完璧主義でもありません | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

ヴィーガンとは、ヴィーガニズムを実践する人のことを指します。

 

では、ヴィーガニズムとは一体何なのか。

しばしばネットでは、ヴィーガニズム=完全菜食主義、ヴィーガン=完全菜食主義者と紹介されています。

 

これは正しいのか?

以下の動画をご覧ください。

 

***************引用***************

 

今日はヴィーガニズムの定義について話したいと思います

まず、ヴィーガニズム=完全菜食主義と思っている方が多いと思います。
違います。

ヴィーガンの定義に関して読み上げておきますね

 

「衣食他すべての目的において、実践不可能ではない限り

いかなる方法による動物の搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方」

 

これがヴィーガニズムです。

簡単に言うと、脱動物搾取が ヴィーガズムです。


で、注目していただきたいのが

「できる限り」、「実行可能な限り」っていう言葉なんですけど

「完璧に」とは一言も言ってないんですよ。

 

で、多くの人が

「薬とかどうするんですか」とか「そのまま薬飲まずに死ぬんですか」

そういったまあいろんなことを言われるんですけど
まず完璧になろうとしてるっていうのが前提と思って来てる人が多いんですよ。

 

これは人間、生物である以上不可能なので
できるだけっていうところに注目していただきたいんですね

例えば肉っていうのは、まず生きる上で必要ないんですよ。

よく雑食は肉と野菜を食べないと生きていけないって言うんですけど
人間は別に菜食だけでも、どの人間の発達段階でも、雑食と同等の健康を保てるって言うことが

英国栄養士会とか



アメリカの栄養と食のアカデミーとかで分かっています。


なので、肉自体はまずいらないんです。

で、動物実験をして薬品は作られてますよね。
はいそうです。

だから、なるべく僕は体に気を使って、薬を飲まないように常日頃から心がけています。
そして動物実験されていない製品を選ぶようにしています。

これはほとんどの人が多分実践できてないんですよ。
そう言って動物を搾取するのがダメっていう考えがみんな持ってないから、

そういう製品とかを何も考えずに買っちゃったりとかして、動物の犠牲が増えているわけですよ。

だからヴィーガンがしたいことは、こういった動物は苦しみが感情があって、消費者のチョイスによって救える命があるんですよ。

だから皆さん、なるべく肉とか、乳製品とか、卵とか、動物性のものとか、動物実験されている物っていうのは避けるようにしたほうが、倫理的にいいですよねっていうのがヴィーガンなんですよ。

なので肉だけ避けましょう、動物実験されているものは別に関係ないって言ってるわけじゃないんですよ。
それはベジタリアン。

ヴィーガンを完全菜食主義と思っている人はそう思いがちなんですね。


「肉食べるのが駄目? じゃ、ライオンはガゼルを殺すけど どうなの?」

 

っていう人いますけど、
ライオンはまず肉しか食べれないんですよ、肉食動物なので。

 

で、さっきも言った通り、人間は菜食だけでも健康的なライフスタイルを送れるんですよ。

で、ライオンがしているからといって人間していいことになりますか?

 

ライオンは自分の子供食べるんですよ。
それを人間がしていいですか?


だからこういう、ライオンはガゼルを殺しますっていうのが、まずおかしいんですよ。

人間とライオンは違いますから。
同じ動物ですけど違いますから。


「人間は雑食だから、野菜と肉を食べるのが自然です。」


自然っていう言葉よく使うんですけど、まず自然っていう言葉、曖昧じゃないですか。

昔の奴隷制度があった時代があるじゃないですか。
その時って奴隷を持つっていうのは、別に自然じゃないですか。

逆に、奴隷は可哀想だから解放した方がいいっていうのは不自然、って言われた時代じゃないですか。

今どうですか。
逆じゃないですか。
奴隷を持つ方が自然って人はまずいないですよ。


昔、女の人は投票しないっていうのは自然だったじゃないですか。

だけど今は別に不自然じゃないですか。


だからこの自然ということ自体が主観的なんです。
僕たちが創り出した思い込みであって、事実ではないんですよ。

自然っていう言葉自体がまず無いに等しいです。


「ヴィーガンは宗教ですか?」


違いますよ。

だって、ヴィーガン別にコミュニティを作って、そこで色んなルールあるって事じゃないです。

 

ヴィーガンはただの考え方です。

動物は苦しむべきじゃない。

だから、動物を苦しめるのを最小限に抑えましょう。やめましょう。

というのがヴィーガンなんですよ。


だから、この掟があってこれを破ったらダメ、っていうことではないんですよ。

だから、時々何か動物のものを食べてしまって、後から動物性だったって気づくことっていうのは、ヴィーガンの人いっぱいあるんですよ。

動物を傷つけるのはどうですか、倫理的にどうですかっていう話ですね。


「植物にも命があります」

 

はいありますよ。

植物の命本当に思っているのであれば、

ヴィーガンの方が雑食の人より植物を殺す量が少ないっていう事実を知っているべきなんですよ。

だからそれを知らずに、植物の命あるから肉食べるって言う人は、植物のこと思ってないんです。

で、植物のことを思えているのに、動物のことを思えてないんですか、って話しなんですよ。
おかしくないですか。なんで動物のことを思わないんですか、逆に。

 

ヴィーガンの人は、植物の命も殺すのは少ないです。
 

ヴィーガンは殺しに反対しているわけじゃないですからね。
なるべくそういう犠牲を減らそうというのがヴィーガンです。

 

この動画でヴィーガンのことに関して、もう少し解っていただけたら幸いです。

 

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この方は、アニマルライツ活動家の方です。

こういった、ヴィーガニズムなどについて論理的に解説される動画を上げられてて、結構おもしろいです。

英語が多めですが、日本語もいくつかあります。

 

 

まずありがちなのが、ヴィーガン=完全菜食主義者という誤解。

 

ヴィーガンは、ヴィーガニズムを実践する人であり、

 

ヴィーガニズムとは

「衣食他すべての目的において、実践不可能ではない限り

いかなる方法による動物の搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方」

のことです。

 

つまり 食に限らず、

動物を利用した衣類、動物園・水族館などの娯楽、動物実験、生体販売、盲導犬などの使役動物など、

あらゆる動物利用に反対する「ライフスタイル」を指します。

 

そのライフスタイルの中に、完全菜食があるだけです。

 

 

簡単に言うと、脱動物搾取が ヴィーガズムです。

 

もう1つのポイントは、この搾取という言葉です。

ヴィーガンはあらゆる殺しに反対しているわけではなく、動物の搾取に反対しています。

 

動物搾取とは、不必要にも関わらず、人間が利益を得るという理由だけで動物を利用して苦しめる事を指します。

 

食のために動物を食べる事は、先進国では不必要です。

菜食で栄養が賄えることは、「英国栄養士会」や、世界最大の栄養士会である「栄養と食のアカデミー」などが発表しています。

つまり、動物を食べる事は、動物搾取です。

 

衣類のために毛皮やウールを使うことなども同じです。

言うまでもなく、動物の毛を利用しなくとも、衣類で寒さを凌ぐことはできます。

つまり、動物性の衣類を着る事は、動物搾取です。

 

しかし例えば、人間は歩いているだけで虫を踏みつぶしてしまう事が多々あります。

気をつけることはできても、完璧に避ける事は不可能です。

ですが、殺そうと思ってわざわざ殺しているわけではありません。

殺したところで、何かしらこちらに利益があるわけではありません。

つまり、殺していますが、動物搾取をしているわけではありません。

 

人間が生きている以上、完璧に動物を殺さないなどありえません。

ヴィーガンが掲げているのは、あくまで反動物搾取です。

全ての生き物を完璧に殺さない事を目標に掲げているわけではありません。

 

例えば食に関しても、一部の原住民など、動物を食べることでしか生きられない人は、また話は変わってくるでしょう。

搾取ではなく、生きるために食べています。

それは、ライオンなどの肉食動物も同じです。

 

しかし、先進国の人間は、食べ物が有り余って、苦しみを感じる動物を傷つける必要がないにも関わらず、美味しいという欲のためだけに、悲惨な環境で苦しめ、残酷に痛めつけ、恐怖を与え、殺して食べています。

これが搾取です。

 

また、車を運転するだけで、虫を中心に大量の生き物を殺しています。

野菜を育てるのにも、農薬や各工程で生き物が殺されています。

 

これは車を使わない、無農薬野菜を食べる、畑を持って自給自足を行うなどの努力はできるでしょうが、

全員が全員、それが出来る環境ではないでしょう。

 

生きるためにやむをえない選択というのは、個々人によって存在します。

なので、実践不可能でない限り、動物搾取をしないように努める、という定義付けになっています。

 

殺人に賛成している人はまずいないと思いますが、

例えば、自分が相手に殺されそうになった時はどうですか?

自分が武器を持っていても、自分は非殺人主義者だから、相手を攻撃しないですか?

そんな事はないですよね。

 

自分の命が関わる時は、防衛しなければなりません。

相手を攻撃することが防衛になることもあるでしょう。

ライオンや原住民が肉を食べる事も同じです。

 

そして、人間が飲む薬も同じです。

薬のために、残酷な動物実験が行われていることは事実。

しかし生きるために、やはり薬は必要になります。

 

ですから、出来る限り薬は取らないよう健康に気を配った生活をすること、動物実験をしない方法を模索する事ができる事になっていくでしょう。

 

もちろん薬を使わない選択もあるでしょうが、それを実践したところで、ハードルが高すぎて他人が同じように実践できるわけではありません。

それを実践して自己満足的に説得力を増したところで、誰も出来なければ、犠牲も減りませんし、自分は死ぬリスクが高まりますし何の意味もありません。

我々の目的は、動物利用産業の実態を広める事、ヴィーガニズムを広める事なはずです。

 

薬がどうのこうの言って無数の動物虐待を正当化している人達が、自分が薬を使わなくなったところで変わるわけがありません。

つまりその選択は、命のリスクがある割に効果はありません。

それでもし死んでしまえば、動物問題について啓発する人が1人減るだけです。

 

今、大半の人が実践可能な不必要な動物搾取に重きを置いて発信しながら、同時に薬の動物実験について模索を続けていけばいいのです。

 

 

人間のせいで、あらゆる動物達が今もなお生き地獄を味わっています。

ヴィーガンは、この苦しみを最小限にしよう、倫理的な選択をしようという考えを持っているだけです。

共感力や倫理観のある人間なら、本来は当たり前に持っている考えのはずです。

しかし、そこに欲望が関わってくるので、言い訳や正当化が行われます。

 

やたらと完璧を求めてくる人がいますが、そもそもあなたが完璧ではありませんので言われる筋合いがありません。

 

薬を飲むんだから、どれだけ動物を苦しめても同じだという事なのでしょうかね?

1億頭の動物が苦しむのと、1万頭の動物が苦しむのは、全く同じなのですか?

0に出来なければ、1億の苦しみを1万に減らそうと啓発するのは無駄ですか?

 

人間のあらゆる社会問題、イジメ、ハラスメント、差別、レイプ、奴隷、殺人だって、別に0にならないですよね。

0にできないから、どれだけ社会問題が起きてようと知ったことではないし、啓発している人達は無駄っていうことですか?

 

人間だけが特別ですか?

動物は権利がないから? 知性がないから?

その考えはまさに、昔奴隷を正当化していた人と同じ考え方です。

倫理観のない人は話をしても無駄です。

 

自己満足に終わる完璧主義よりも、1人でも響く人のために啓発や行動を行うのが大事ですね。

 

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