殺し続けると感覚が麻痺し、精神病を発症する | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

畜産がある以上、必ず動物を殺す、いわゆる屠殺が必要になります。

 

肉食、つまりは畜産の存在を肯定するということは、

屠殺場の存続と、屠殺する職員の存在を肯定しているということになります。

 

そこで、今回は以下の動画をご覧ください。

 

****************引用終****************

 

ビーガンのことを話す時によく言われるのが

屠殺場で働く人たちの仕事がなくなるっていうのはどう思いますか?
そう言われることが多いんですね。

 

今日は屠殺場で働くっていうのがどのくらい危険なこと、それについて話したいと思います。

屠殺場で働いた人たち、その経験談っていうのをGoogleで調べたんですね。

で、こういったことが書いありました。

 

ある人の経験談によると、

慣れる期間ですが、牛を電気で殺し、喉をナイフで掻き切るとは、はじめは躊躇します。

内臓や血を見るのは、気持ち悪いです。

 

また、冷凍庫での作業は凍えそうになりますし、真冬の水仕事は辛いです。

毎日何百の牛の手足を切り刻んでるうちに、包丁で自分の指を誤って切り落とすこともあります。

 

そのため慣れるまでの期間は1日と言われてます。

つまり1日でリタイアするか、全く動じず続けられるかです。

 

こう言われるとね、すごく危険な仕事っていうのはすごく分かると思うんですよ。

 

だってもがき苦しむ動物たちを毎日殺すことでしょ。

毎日何百も殺していくわけですよ。

それやっぱりね堪えますよ。

 

こういった仕事してるとPTSD(心的外傷ストレス障害)、

それに陥る人っていうのはいっぱいいるらしくて、

 

屠殺場労働者を対象とした研究では、

屠殺場で働くと、鬱になったりとか、自殺願望が出てきたりとか、悪夢を見たりとか、逆に記憶障害にもなったり。

そういった研究があるんですよ。

 

だからすごく辛い仕事なんですね。

 

中でも屠殺場労働者で見られるPTSDの種類があって、

それはレイチェルマクネアさんていう社会心理学者の人が発見した、

PITSって言われるやつなんですけど、

 

何かって言うと、普通のPTSDっていうのは自分が被害者になって、それがトラウマになるっていうそういう理屈なんですね。

例えばレイプやったら、自分がレイプされた、自分がレイプの被害者。

だからトラウマが起きてしまうと、それがPTSDなんですよ。

 

だけど、このPITSっていうのは、自分が加害者になった時にトラウマが起きるんですよ。

 

自分がトラウマみたいなことをした時に、それがトラウマになるんです、自分の。

それがPITSって言われてて、それが屠殺町労働者の間ですごくなりやすいらしいです。

 

で、これがマックネアさんによると、

人間は本来殺しに向いてない、その証拠だって言ってます。

 

あと、心理学者のカレンビクターさんっていう、南アフリカの屠殺場労働者を対象とした研究によると、

最初の屠殺、そこでストレスとか、体中の震えを訴える人が多くて、

あと感情面に関しては、心的痛みと 悲しみと 自分の恥、それを感じるらしいんですよ。

 

労働者が最初の屠殺を行うじゃないですか。

その次の屠殺、それを繰り返していくうちに、自分の感覚の麻痺が起きるらしいんですね。

だから殺しても何も感じんなるっていう、そういった感覚の麻痺っていうのは精神病にまたつがるわけなんですよ。

 

ロンドンのナイチンゲール精神病院で働くチチ・オブアヤ先生っていうのが、

屠殺場労働者の人たちと話してる時に、その屠殺場労働者の人たちに2つサインがあって、

自己嫌悪と自己の消失、

自分を嫌いになって自分が誰か分からないようになる。

そういうのをよく目にしたらしいです。

 

だからつまり、こういった危険な仕事してると自我崩壊、それにつがるってことが分かりますよね。

 

精神科医のロバート・ジェイ・リフトンの先生っていう人によると、

屠殺情労働者の中でダブリングっていう心理現象が起きるらしいんです。

 

そのダブリングっていうのは、自分の中で2つの自己を作る。

1つは殺す自己。

仕事で殺さないといけない。

 

もう1つが倫理感を保った自分。

正気の自分。

 

その2つを作り出すらしいんです。

そうすることによって、自分がしている行為っていうのは別に悪くないんだ。

他の自己がやってるから、他の人格がやってるから。

正気な自分じゃないです。

そういったことを作るらしいんですよ。

それはナチスのホロコーストで大量殺人した人たち、そういう人たちもそういうダブリングっていうことが起きたらしいです。

 

殺し続けると何が起きるかっていうと、感覚が麻痺してきますよね。

そういって精神病がまた発症するわけですよ。

 

ということは屠殺場労働者と凶暴性っていうのはすごく密接に関わってるんじゃないか。

研究によると、屠殺場労働者の人と犯罪率、その結びつきを調べた研究があるんですね。

 

で、屠殺場で働いてる人たちっていうのはやっぱり犯罪に手を染めやすいってことが分かってるんですよ。

 

でもね、元々凶暴な人がその屠殺場労働者になってるんじゃないか、そういう意見もあるかもしれないですけど、

やっぱり研究によるとね、屠殺場労働っていうのは人の性格を変えてしまうと。

 

凶暴にしてしまったりとか、共感能力が低くなったりとか、そういったことが起きてしまうらしいですよ。

人を変えてしまうらしいんですよ。

 

だからもちろん、元々凶暴な人が屠殺労働してるっていう可能性もあるんですけど、
やっぱり屠殺場っていう、そういった残酷非道な行為を毎日しないといけない、

そんな環境に置かれてしまうとやっぱ人間って変わっちゃいますよ。

僕はそれが有力だなって思います。

 

屠殺場で働くと、やっぱりトラウマが起きるって言ったじゃないですか。

PTSDが起きやすいって言ったじゃないですか。

 

ということで、トラウマを克服するために薬物乱用する人がいるらしいんですね。

だからそれもやっぱ犯罪率の増加につがるんですよね。

だから良いことほとんどないんですよ。

 

じゃあどうやったら、こういう人たちを救える、どうやったらこういう屠殺場っていうのが改善されるのか。

まず屠殺するっていう行為がね、人間には向いてない。

社会心理学者レイチェルマクネアさん言ってるわけですよ。

 

屠殺場があるっていうのは肉の需要があるからあるわけじゃないですか。

ということは、やっぱり肉の需要を減らさないといけない、動物性の需要を減らさないとやっぱり屠殺場っていうのはなくならないですよ。

 

だから何が言いたいかっていうの分かりますよね。

動物性を消費するのやめましょう。

 

その動物性の消費をやめることによって、そういう指切り刻んでしまうような危ない仕事してる人たちの命も救えて、その搾取から解放できて、動物たちも もちろん搾取から解放できるわけですよ。
それってめちゃくちゃ魅力的な解決だと思いませんか。

 

僕はこういう面でもビーガニズムっていうのは正しいと思ってます。
搾取される人たち、搾取される動物たち。

そういう人たちを救う、それが解決策なんだだなっていうの思ってるんで、そういうビーガニズムっていうのを広めたいし、ビーガニズムを実践する人もっと増えて欲しいと思ってます。

 

****************引用終****************

 

 

 

屠殺場で働く人たちは、

 

・毎日何百の牛の手足を切り刻んでるうちに、包丁で自分の指を誤って切り落とすこともある危険な仕事

 

・PTSD(心的外傷ストレス障害)を発症する人が多くいる。

 

・鬱になったり、自殺願望が出てきたり、悪夢を見たりとか、記憶障害にもなったりする。

 

・最初の屠殺では、ストレス、体中の震え、心的痛み、悲しみ、自分の恥を感じる。

 

・屠殺を繰り返していくうちに、感覚の麻痺が起き、精神病の発症につながる。

 

・自己嫌悪と自己の消失の2つのサインがある。

 

・倫理観を保った自分を正当化するために、別の人格を作り出す。

 

・犯罪に手を染めやすい

 

・凶暴になったり、共感能力が低くなったりする。

 

・トラウマを克服するために薬物乱用する人がいる

 

 

これだけの問題を抱えています。

 

普通に考えてそうなりますよね。

皆さん、わざわざ屠殺場職員になりたい人っています?

そんな人いないですよね。

 

だってまともに育ってきた人からすれば、動物を自分の手で殺したくないから。

倫理的にそんな事はしたくないし、そんな事をすればショックを受けて、自分の精神衛生上よろしくないのが分かっているからですよね。

 

でも、動物を食べる皆さんは、それを誰かには強いているわけですよね。

それってつまりは、自分は穏やかに過ごしたいけど、誰かの精神状態なら悪化させてもいいということです。

 

ハンターたちは、動物をゲーム感覚で殺す狂った人たちですが、

自分で殺して食ってる分だけ、まだ人間への危害は加えていないと言えます。

 

しかし、自分で殺していない人はそうではありません。

金を払って誰かに殺してもらい、その人に精神的負担を与え、危害を加えていると言えます。

 

と殺場の職員の方には感謝しています、とか、

動画の最初にあったように、と殺場で生計を立てている人もいる、とか言ってごまかしますか?

 

 

よく畜産がなくなったら、そこで生計を立てている人達はどうするんだ、といった言い訳を使う人がいますよね。

これを聞くたびに、よくもこんな恥ずかしいことを言えるもんだなぁと呆れます。

そんなあなたは、日頃から需要がなくなって衰退した産業を全て心配し、全て保証するべきだと訴えているということでいいんでしょうかね?

 

****************引用****************

 

【自分を正当化したいから?】

気候危機講演の中で、畜産が環境に与える害についても話しをする。

そうすると決まって、「みんながお肉を減らしたら、畜産農家さんが困りませんか?」という質問を頂く。

僕がいつも聞き返すのは…

「NETFLIXを視聴する時に、TSUTAYAの心配をしましたか?」

「amazonで本を買う時に、潰れゆく本屋さんの事を考えましたか?」

「シャーペンを使う時に、大打撃を受けた鉛筆業界についてはどう思いますか?」

「携帯で電話をかける度に、減っていく電話ボックスに思いをはせましたか?」

縮小していく産業に思いをはせる事を否定する気は全くない。

ただ、上のような例ではそんな事を考えもしないのに、お肉に関してだけ生産者の話を持ち出す目的は、

「自分の行為を正当化したいから」ではないか、を自分の胸に問いかけてみて欲しい。

そもそも僕は「畜産が環境に与える害」という「事実」をお伝えしたいだけで、

事実を知った上で何を選ぶかは各個人の自由だし、人をコントロールする力も権利も誰にもない。

政府が介入する場合には補助金などが出る場合も多いけど(ドイツは石炭産業廃止に当たり5兆円を用意)、

市場原理では、どんな理由であれ、みんなが選んだものが残り、みんなが選ばなかったものが消えていく。

あなたが選ぶものはあなたの自由で、他の人が選ぶものはその人の自由。

わざわざ正当化なんてせずとも、自分の好きなものを堂々と選べばいい。

あなたにはその自由と権利がある。

ただ、もしも、自分を正当化するために、自分以外を否定しているのであれば、それはカッコ悪いと思う。

 

****************引用終***************

 

 

彼は環境活動家の谷口たかひささん。

 

日本人の環境活動家といえばこの人って感じの人です。

 

彼はヴィーガンではないと思いますが、それでも

他の産業では全く心配しないのに、肉の話のときだけ 畜産で生計を立ててる人の心配をするのは正当化のためでは? と疑問を呈しています。

 

 

我々は肉卵乳製品の需要をなくそうと訴えています。

そうすることで産業が衰退し、代替産業が盛んになっていきます。

 

あなた方は需要がなくなって衰退した産業の心配を常にしているんですか?

そんなのあちこちで起きていますよ。

 

AIの自動運転の技術が進めば、トラックやタクシーの運転手さんの仕事がなくなりますよ。

もちろんAIに反対して、各企業にクレームを入れているのでしょうね?

 

AIに仕事を奪われるという話は、もうあちこちで聞きますよね。

ハリウッドでストライキが起きた原因の1つもAIでした。

 

 

昭和の時代には電車の中ですらタバコを吸うのが当たり前でしたが、タバコのポイ捨てや、タバコの害が報じられてからというもの、

煙を嫌い、タバコや、タバコを吸う人のイメージが悪くなり、喫煙者は喫煙ルーム以外での喫煙は難しくなりました。

 

このままイメージダウンをはかり続けると、いずれタバコ産業が衰退する可能性もありますが、

タバコの害をメディアが報じる度に、あなたはタバコ産業で生計を立てている人達の心配をしてクレームを入れてきたのでしょうね?

 

 

奴隷が当たり前の時代には、奴隷商人の人たちが、奴隷を売買することで生計を立てていました。

この時代は、奴隷制度や奴隷売買が違法になれば、職を失う奴隷商人が多くいたわけですね。

 

あなたはこの時代の場合、奴隷制に反対すると、奴隷商人たちが生計を立てられなくなるので、奴隷制に賛成するというわけですよね?

奴隷商人たちの職を補償すべきということですね?

 

畜産動物達は現代の奴隷といっても過言ではないでしょう。

↑実態を知らない人はしっかり動画を見ましょう。

 

太古の昔から、今も、動物達を奴隷にするのが当たり前の時代です。

特に近年は工場化され、その扱いはひどさを増すばかりです。

 

人間を奴隷にしていた時代は、当時の人たちは奴隷がいるのが当たり前でした。

現代に、動物と人間は違うんだ、と言う人がいるように、

白人と黒人は違うんだ、と言っている人が山のようにいたことでしょう。

 

生きている時代が違うだけで、当たり前が異なるだけで、

弱者に対する発想の仕方は、その人たちとあなたとで全く同じです。

 

 

ちなみに、犬猫愛護の人たちが、この生計論を唱えているのを見かける事があるのですが、

当然、職の心配をするわけですから、犬猫を愛護していても生体販売には反対していないのでしょうね?

 

当たり前ですけど、生体販売がなくなったり、生体販売業界が縮小すれば

ペットショップの生体販売で生計を立てている人や、ブリーダーが職を失うわけですから、

もちろん生体販売業界の規模はこのまま維持か、拡大してほしいんですよね?

 

悪徳繁殖家だってそれで生計を立てているわけですから、当然のことながらそのまま職を失ってほしくないんですよね?

 

無理やり檻に閉じ込められて、糞尿だらけで、生まされるだけの生涯であっても、

あなたによると産業の暴力よりも職を失う人の心配の方が優先なのでしょう。

ペットショップで売られている子達は、かわいいではなく、かわいそうと思える世の中に

 

豚牛鶏たちがあれだけの虐待や暴力を奮われ、糞尿だらけの状態で、無理やり子供を産まされても、

それよりもそこで生計を立てている人の心配をし、畜産の存続に賛成するわけですから、

当然、悪徳繁殖家や生体販売にも賛成しないと辻褄が合いません。

 

まさか犬猫だけは別だとでも?

豚牛鶏と犬猫は何の違いもない、感情も個性もある命です。

 

犬猫は虐待飼育されるのは可哀相で、豚牛鶏は仕方がない。

その発想は、白人が特別で黒人は劣っているなどと言う人たちと全く同じ。

差別です。

 

 

これまで我々の生活が便利になる産業が現れたり、産業の害が報じられる度に、

産業が縮小し、仕事を失ってきた人たちなんていくらでもいますよね。

その度にあなたは反対し、その人たちの補償を訴えてきたのでしょうかね?

 

産業の拡大や衰退なんてあちこちで起きていることですよ。

衰退していく産業の中で職を失った人たち全員の生活を補償しろと言うんですかねぇ。

 

まぁきっとそうではないですよね。

では、それが食肉産業の時だけ出てくる理由は?

自己を正当化したいからに他ならないわけですね。

 

「植物も命」の次くらいに、低レベルな論だなぁと個人的には思います。

 

とはいえ、そんな論を主張する人に発展的な対話をするのは不可能ですので、相手にしないのが1番です。

 

 

 

と殺場で生計を立てている人もいるから、とか言ったところで

最初からなければ、そこで生計を立てる人はもう現れなくなりますし、

仕事で精神的にダメージを与えられ、トラウマを植え付けられ、感覚がマヒするような人もいなくなるわけです。

 

しかも、動物までも苦しめられずに、殺されずに済みます。

動物にとっても人間にとっても、これほど良いことは他にはありませんね。

 

逆に、と殺場があれば、そこで生計を立てる人が生まれ続け、精神病を発症し、トラウマを抱えたりする人が生まれ続けるわけです。

 

 

ちなみに、栄養のため、という言い分は通用しません。

 

 

現代の日本では、肉食を続ける理由は美味しいという欲のみです。

 

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