畜産は、動物を搾取するだけでなく、環境破壊、気候変動の原因ともなっています。
環境活動家、谷口たかひさ さんの動画より。
日本では大して報じられない、アマゾンの森林火災。
アマゾンの森林火災は、自然発火ではありません。
人が火をつけ、燃やしているのです。
なぜか?
肉のためです。
家畜は、人間よりもかなり多くのご飯を食べます。
牛でいえば、人間のおよそ11倍もの量を食べるというイメージです。
以前、お伝えした通り、地球上の野生動物はわずか4%しかいません。
つまり、それくらい家畜の数は異常に多いということです。
この異常な数の家畜の放牧地であったり、その家畜が食べる餌のための畑の土地を確保するために、「人間」が森林火災を意図的に、違法な状態で行っているということです。
火災により、自然が破壊され、その土地に住んでいた野生動物たちが殺され、原住民までもが殺されています。
ブラジル政府は、経済優先のため野放し状態です。
日本は関係ないと思うかもしれませんが
牛肉自体を輸入していますし、仮に国産の牛肉であっても、その餌は輸入していますので、肉を食べている以上、加担しているのと同じです。
世界では肉の消費を減らすという流れになっています。
ですが、日本はどうでしょう・・・?
そのような実感はありません。
確かにインターネット、SNSの発展により、動物愛護目的のヴィーガンは少しずつ増えてきている感じはしますが、肉食の人が肉を減らすという傾向は全く感じません。
日本では、食事バランスガイドが、左の図のようになっています。
様々な栄養を摂るのに、肉・魚・卵・乳製品などといった動物性のものが必要だ、と書かれています。
ところが、右の図のカナダの食事バランスガイドには、肉や乳製品が含まれていません。
世界では、これがスタンダードです。
国が経済を優先して、率先して動物性のものを勧め、テレビでは毎日のように動物性の食べ物が番組で流れ、菜食は体に悪いと報道されるので、日本では正しく知識を持った人や倫理観・行動力のある人でない限り、菜食に流れることはほとんどありません。
環境破壊は気候変動の1つの原因となっていますが、日本は気候変動の実感が少ないのもあると思われます。
確かに日本でも、夏は昔に比べてかなり暑くなったという感覚くらいはあると思いますが、他の国はそんな程度ではなく、未来の危機を感じるほどの大きな影響があるのです。
ドイツは寒い国だそうで、本来、夏はクーラーがいらないそうです。
ところが、去年の夏の気温は・・・?
42.6度・・・。猛暑です。
さらに、このとき同じ42.6度だったフランスは
46度まで上がったそうです。
日本では、夏は暑いのが普通なので、様々な対策がなされています。
ところが、こういう国の人たちはそうではありません。
なので、ヨーロッパでは、熱波で7万人以上が死亡したとのことです。
また、この気候変動により、自然発火も起こるようになり、過去最悪規模の森林火災が発生しています。
さらに、この影響は北極、南極にまで影響が及び
南極では、氷がかなり溶けています。
そして、人間が引き起こした気候変動により、割を食う動物達。
畜産は、直接的に動物を殺すだけでなく、間接的にも動物を殺しているということです。
動物虐待、環境破壊、病原菌の蔓延。
肉食の選択は何1つ良いことはなく、もはや、おいしいという欲のためでしかありません。
肉を減らすという選択をしましょう!
本来、内容は暗い内容のはずですが、この谷口さんの講演は、聞き終わった後に非常に清々しい気持ちになりますよ。
ぜひご覧ください。