以下の動画をご覧ください。
****************引用****************
【背びれのたれ曲がったシャチたち】
日本の水族館で飼育されているシャチは
すべて血縁関係にあり
鴨川シーワールドに4頭
名古屋港水族館に3頭
計7頭います。
この子は名古屋港水族館のEarth(アース)
アースは
2008年10月、鴨川シーワールドにて生まれました。
鴨川シーワールドにいるラビーがお母さん
ルーナとは兄妹です。
アースの背びれは曲がっています。
世界のシャチの飼育下において背びれが完全に直立している雄のシャチは、
成獣だと1頭もいないと言われています。
水族館の狭いプール内では限られてるので、
背びれの必要性が乏しく
運動不足で筋肉が萎えてしまい、たれ曲がってしまうのです。
大海原の野生のシャチの
背びれの役割は水中で運動を安定させることと、急激な方向転換の手助けをします。
背びれのあるイルカやシャチは身体の芯がぶれる事がなく真っ直ぐに泳ぐことができます。
野生下と水族館での違い
それは
人間の束縛を受けず、自分の思うままに生きられるか、生きられないか
どこまでも広い海か閉じ込められたプールか
どうぶつショーは
人間の身勝手な人間のためだけの娯楽です。
野生で生きるべきどうぶつたちに、配慮とか待遇とか、そんな言葉は必要ない。
彼らに必要なのは
人間からの 『解放』 です。
****************引用終***************
動画は、名古屋港水族館のシャチ「アース」。
背びれがグニャグニャに曲がっているのが確認できます。
野生のシャチの背びれは、直立しています。
野生のシャチは、1日約100km以上、時には160kmも泳ぐそうです。
時速50km以上のスピードを出すことも可能です。
名古屋港水族館のプールは世界最大級だそうですが、それでもたった60m×30mのプールです。
直線で泳げる距離はせいぜい60m弱。
こんなに狭ければ、スピードも全然出せないでしょう。
こうして水族館の狭いプールにいるせいで運動不足になり、筋肉が弱り、背びれが垂れ曲がってしまうのです。
現在、日本の水族館に監禁されているシャチは7頭。
自由へ シャチの解放 - NPO法人 動物解放団体リブ (animal-liberator.net)
アース以外は、全てメスです。
それでは、アースの父親「オスカー」の生前の姿を見てみましょう。
https://aquarium-mistral.blog.ss-blog.jp/2012-12-22
背びれ、曲がっていますね。
アースの母親は「ラビー」ですが、ラビーの父親は「ビンゴ」です。
ビンゴの生前の姿を見てみましょう。
https://www.facebook.com/watch/?v=639872246814369
背びれ、グニャグニャですね。
水族館のオスのシャチで、背びれが垂直に直立しているシャチはいないそうです。
垂れ曲がった背びれは、シャチにとって、いかに水族館が不自然な場所かを表す象徴といえますね。
それでは今回は、水族館のシャチの苦しみについて見ていきましょう。
2022年6月の下旬、鴨川シーワールドのシャチ「ラン」が上顎をケガしていました。
PETAの海洋哺乳類医学に特化した野生動物獣医師の見解では、シャチどうしの攻撃によるものではないか、とのことでした。
ストレスや監禁、根本的な相性の悪さが蔓延している飼育環境では、シャチ同士の攻撃はよくある事だと、獣医師は語ります。
ヒヤヒヤした今日の鴨シー。14:00のパフォーマンスが終了して十数分後、怒ったラビーに追いかけられ壁に押し上げられてしまうララ。トレーナーさんたちも様子を見に来ましたが、2頭は一応すぐ落ち着きました。ここまで激しいのを見たのはすごい久々。 pic.twitter.com/kotlxd6Xep
— wolfie (@WolfieOrca) October 16, 2018
↑は、鴨川シーワールドの「ララ」が、怒った「ラビー」に追いかけられ壁に押し上げられる映像です。
0:45頃。
私が調べてみたところ、ランが壁に衝突している動画を上げている人が見つかりました。
概要欄には、戯れている際に壁にぶつかり、鼻先が切れて出血していた、とあります。
動画がアップされた日と、PETAが啓発を行った日が近く、しかもケガをした位置はある程度一致しているような気もします。
なので、この衝突が原因であった可能性もあります。
水族館愛好家がアップしているいくつかのYoutubeの動画では、
ランは、2022年1月頃にもワキ腹に傷があり、
2022年4月頃にも胸に3本の深い傷があったようです。
ラン以外にも、
2022年1月頃に、ラビーとララがケガ。
2022年2月頃に、ララが尾びれをケガ。
など、シャチたちは頻繁にケガをしているようですね。
(収益化されている水族館愛好者の動画のため、シェアは控えます。)
ケンカが原因にせよ、衝突が原因にせよ、水族館という場所がシャチにとっていかに危険な場所かが分かりますね。
日本はこれまで、シャチを45頭飼育し、38頭を短命で死亡させているとのことです。
動物解放団体リブ リーフレット - NPO法人 動物解放団体リブ (animal-liberator.net)
鴨川シーワールドと、名古屋港水族館以外の水族館のシャチは、全て短命で死亡しました。
自由へ シャチの解放 - NPO法人 動物解放団体リブ (animal-liberator.net)
左側の青色の線が、野生の平均寿命(オス・メス)と、野生の最高寿命(オス・メス)。
野生の平均寿命はオス30年、メス50年。
野生の平均寿命はオス50年、メス80年。
縦の長さが、生存年数を表しています。
対して、赤色の線が、日本の水族館で死亡したシャチの生存年数です。
ご覧の通り、赤色の線は縦の長さが非常に短く、平均寿命に達していないシャチがほとんどであることが確認できますね。
水族館という不自然な場所が、シャチの寿命を縮めているといっても過言ではないでしょう。
無理もありません。
水族館は、我々人間で言えば、刑務所と同じです。
狭くて、自由がなく、何もやることがない。
勝手に出てくる餌を食べ、人間に見世物にされ、ショーいう名の労働を強制されるだけの日々。
人間の場合は、犯罪者が刑務所に入るので自業自得ですが、
シャチたちは無実にも関わらず、無期懲役が確定するのです。
↓こちらは、イルカのストレス研究結果報告書です。
伊豆諸島御蔵島にて調査した「野生のイルカ」は、静止したり、餌を吐き戻す行動を全くしないのに対し、
京都水族館、須磨海浜水族園、かごしま水族館にて調査した「水族館のイルカ」は、ストレス行動が非常に多いことが分かりました。
そして、名古屋港水族館のシャチにも同じ分析結果が示唆されました。
つまり、シャチたちは水族館で常にストレスを抱えながら生きているという証拠です。
こちらは、名古屋港水族館のシャチ「クー」の生前のショーの様子。
シャチが、トレーナーに噛みつこうとしました。
アナウンスが、トレーナーに怒って噛みつこうとした、と認めています。
頻繁にこのような事があるのでしょう。
水族館は優しい性格の動物が連れてこられますが、それでもトレーナーが攻撃された例は世界でいくつか報告されています。
イルカがトレーナーを襲う | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題
ストレスによる攻撃と考えられます。
名古屋港水族館では、この死亡したシャチ「クー」の骨を見世物にしています。
クーは、「オルカ捕獲事件」で捕獲された、Taiji5と呼ばれるシャチの一人です。
オルカとはシャチのことです。
今や、イルカの追い込み猟で、世界的に悪名高い太地町。
1997年の際も、追い込み猟によって、10頭のシャチが捕らえられ、世界に悪名を轟かせました。
太地は、研究目的を建前として、10頭のシャチを畠尻湾に追い込み、
国内外の激しい抗議にもかかわらず、5頭のシャチを捕獲しました。
ぜひ、4:37頃の子供オルカの泣き声を聞いてみてください。
あえて泣き声と書きました。
まるで人間の子供のように、恐怖に怯え泣いている声です。
水族館に行くあなたは、このような恐怖を数多くの動物達に与えている事を自覚した方がいいでしょう。
この捕獲された5頭は、Taiji Five(タイジ・ファイブ)と世界で呼ばれていました。
結局、この5頭は水族館で全頭死亡。
しかも、学術成果は一切なし。
1頭は妊娠していたので、実質6頭のシャチをわざわざ野生から捕獲して何の意味もなく殺したことになります。
さらに、解放された5頭についても、群れをバラバラにされ、生き延びられたかどうかは不明。
↓こちらの記事によると、何者かに捕獲され、解体されて大阪で売られていた可能性もあるとのことです。
このときに、捕獲されたシャチの1頭がクーだったのです。
太地町立くじらの博物館に買い取られた後、名古屋港水族館に売り飛ばされたようですね。
名古屋港水族館にきて6年後に死亡したそうです。
そして、名古屋港水族館はクー死亡から2年後の2010年に、シャチの「ナミ」を5億円で購入しました。
そのわずか7か月後に、ナミは死亡しました。
解剖の結果、ナミは水族館の水槽の石を大量に誤飲していたことが発覚しています。
胃から石が491個、約80キロが見つかり、心臓にも大きな負担がかかっていたとみられるようです。
先日、2023年8月18日、マイアミ水族館のシャチ「ロリータ」が亡くなりました。
57歳でした。
彼は、53年間もこの狭いプールに監禁され続けました。
実はロリータは、サンクチュアリの海に解放されることが約束されていました。
それを目前にして死亡してしまったのです。
53年もの監禁生活。
あなたなら耐えられるでしょうか?
水族館のシャチは短命ですが、仮に長生きができたとしても地獄でしかないということです。
現在、日本の水族館に監禁されているシャチたちは、すべて血縁関係にあります。
自由へ シャチの解放 - NPO法人 動物解放団体リブ (animal-liberator.net)
神戸市立須磨海浜水族園は、この家族のシャチたちをバラバラにしようとしています。
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2024年3月の神戸市立須磨海浜水族園のリニューアルにあたり、
シャチのショーをメインにする予定であり、
共同運営者のグランビスタ&リゾート所有の鴨川シーワールドからシャチを移送をする可能性が高い。
(事業者代表はサンケイビル)
現在日本で飼育されているシャチはすべて血縁関係、
鴨川シーワールドと名古屋港水族館の2館に分かれて家族と暮らしている。
シャチはとても家族の絆が強く、 子どもは生涯母親と共に暮らす。
一度繁殖のために群れを離れても、いずれ母のもとへ戻ってくる。
海洋哺乳類の中でも最速といわれる時速 60-70キロのスピードで大きな海を回遊 しながら群れで生活するシャチ。
野生の動物であるシャチはプールからまた新須磨水族園のプールへ。
景色も何もない、 どこを向いてもコンクリートの中、餌をもらうため、生きていくため、人の娯楽のために、ショーをし続けなければならないシャチたちは、
家族と共に過ごすことでその計り知れないストレスの中、何とか精神を保ちながら生きている。
先日、神戸市立王子動物園から岩手県へのきりんのひまわりちゃんを 移送中に死亡させた事故が発生した。
大型で数トンある海洋生物を陸路で長距離移動させるなど高リスクである移送中に死亡するようなことが起こる可能性もある。
無事に到着したとして、環境に馴染めず、家族から引き離されたストレスで シャチが死んだら、巨額の金額をつぎ込んで完成した須磨水族園はどうやって運営するのでしょうか?
どれだけの人が高額の入園料を払って、 何度も訪れるでしょうか?
本当に須磨海浜水族園の再整備事業は 30年持続可能でしょうか?
レストランでシャチを鑑賞させる計画もすぐに断念してください。
これらの計画にシャチ達の幸福は考慮されていますか?
どうか展示に利用される動物たちの立場に立ち、持続可能な事業を展開していただきたいです。
VRバーチャル展示等国際未来都市神戸にふさわしく、 動物の犠牲の ない未来の展示方法をいち早く導入していただき、 動物福祉に配慮した世界に誇れる持続可能な 水族園にしてほしいのです。
どうか 人間の娯楽や利益のためにシャチの家族を バラバラに引き離すという無情なことをさせないで下さい。
家族で共に過ごすという彼らの最低限の権利を守ってあげてください。
「シャチの家族をバラバラにしないで」
「シャチの展示をやめて」
どうか宜しくお願いします
****************引用終***************
このご時世にシャチのショーをメイン。
レストランで、シャチの鑑賞。
これが日本の現状です。
これは全て、何も考えずに水族館に行く消費者が大勢いるからです。
水族館や水族館愛好家側の言い訳として、種の保存がありますが、
これだけシャチを、野生から仕入れては殺しまくっている水族館のどこが種の保存なのか説明してみてください。
イルカに至っては、2021年だけで、約500頭のイルカが追い込み猟によって殺されました。
追い込み猟は、水族館への生体販売のために行われています。
生体販売向きのイルカを数頭選んで、不要なイルカは全部殺してるんですよ?
数頭のイルカを水族館に売るために、
3~4年に1回、1頭の出産しかしないイルカという動物を、
家族まるごと、赤ちゃんまで殺すイルカ追い込み猟のどこが種の保存なのかぜひ説明してみてください。
できないでしょう?
どちらかと言えば、種の絶滅に導いていると言えますからね。
水族館を教育施設などという人がいますが、
このような不自然な狭い環境に閉じ込め、ただ目の前で動く姿だけを見て、一体何を学んでいるというのですか?
動物が苦しんでいることや、常同行動すら理解できていない人たちが、何を学び取る力があるというのでしょうか?
水族館に行くことで、ぜひあなたが何を学んだか、子供が何を学んだか言ってみてくださいよ。
あと水族館に行かなかった子供は教育がなされていないとでも言うつもりですか?
実際はただ、目の前に珍しい動物、可愛い動物がいるのを見て、興奮しているだけの話であって、
それを教育とか学びとかいう曖昧な言葉に置き換えているだけでしょう。
すべての動物問題は、消費をなくす以外に解決はありません。
水族館に行くのをやめましょう。
そして、水族館が動物虐待施設であることを周りに知らせましょう。
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