豚の首を吊ったなど身近な人には知られたくない | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

豚肉を食べている方は、以下の動画をご覧ください。

 

****************引用****************

 

「豚の首を吊ったなど身近な人には知られたくない」――ごく最近まで、ある養豚場で働いていた方の言葉だ。

 

養豚場では弱って肉用に出荷するまで生きられない豚を農場内で殺処分するが、その養豚場では首吊りという方法を採っていたという。

 

2020年の今、首吊りのように意識を失うまで時間がかかる方法で豚を殺すという方法は、明らかな動物虐待であり、動物愛護法に違反していると考えられる。

 

どのような養豚場でも、農場内での豚の殺処分は行われている。

 

国内で最も一般化している方法は殺菌消毒薬を心臓注射する方法だ。

この方法は他国では聞いたことがないし、薬品の目的外使用は通常反則だ。安楽であるという証拠は何一つない。

 

首吊りも2分程度もがき苦しんで死んでいくが、消毒薬も心臓を外してしまうことがあり、そのときは数分以上苦しんで死んでいくことがわかっている。豚熱などでは二酸化炭素(炭酸ガス)を使う方法も報じられるが、これも豚をとても苦しめる方法である。

欧米で推奨され日本でも導入可能な方法は、電気ショックかボルトガンで一瞬で意識を失わせた後に致死させる方法である。

 

なぜ日本はこんなに雑に動物を殺すのか。

それは議論されてこなかったからだ。

見たくない、知りたくない、そんなことを言っている間に、粗暴な方法が定着してしまった。

 

これは養豚農家だけの責任ではない。

消費者と豚肉を仕入れる企業が関心を払ってこなかったことが原因である。

 

****************引用終***************

 

 

とある養豚場では、豚を殺処分する際に、首吊りによって殺しているようです。

これは2020年の記事ですからごく最近の話です。

今もなお続けているのでしょうし、同じようにやっている農場はいくつかあるのでしょう。

 

知らない人にとっては、首吊りで豚を殺しているとはなかなか衝撃的な話だと思います。

しかし、日頃から豚の問題を知っている人からすれば、こんなものは全然ありえる話です。

 

 

記事にもある通り、殺処分はどこの農場でもやっています。

 

成長不良のため取れる肉の量が少ない、奇形のため売り物にならない、病気のため治療費がかかってしまうなど、

生かしておいても業者の利益にならない子豚たちは、養豚農家によって日々意図的に殺されています。

 

 

殺し方は主に2通りあります。

 

1つ目は、子豚をコンクリートの床などに叩きつけて殺す方法です。

↑実際の映像です。

 

子豚が床に叩きつけられ、血が飛び散り、

その後、血まみれの状態で運ばれ、

ゴミのように捨てられた、血まみれの豚が折り重なっているのが確認できます。

 

 

以下はアニマルライツセンターが調査した、日本の養豚場での映像です。

 

この養豚場では、子豚を檻のフチに首の後ろを叩きつけ、殺処分をしていました。

 

 

叩きつけられた後も即死できず、

ゴミとてして捨てられた後も、手足を動かし、ジタバタともがき続けていました。

 

 

 

こちらは皆さんご存じ、日本ハムの養豚場の映像です。

 

日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。

 

 

 

 

 

日本ハムの養豚場の実態

 

叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいました。

 

 

 

 

2つ目は、心臓に消毒剤を注射して殺す方法です。

↑こちらも、日本ハムの養豚場の映像です。

 

注射された子豚は、2分程度もがき苦しんだ後に絶命します。

心臓を外してしまうと、5分以上もがき苦しみます。

 

注射による処分は安楽などと勘違いしている人が多いのでしょうが、

ご覧の通り、2~5分もがき苦しんでいるわけですから、どこからどう見ても安楽ではないでしょう。

注射で済む分、殺す側の罪悪感が少ないだけです。

これはたまたま日本ハムの映像が撮れただけであって、この殺処分方法も養豚場では一般的に行われています。

 

 

 

以上、主にこれらの2つの方法によって、日本を含め、世界中の養豚場の職員たちは、子豚を大量虐殺しています。

この虐殺を、養豚業界では 淘汰 といいます。

 

 

淘汰の機会は、出荷されるまでに4回もあり、その度に利益にならない豚が殺されていきます。

規模は不明ですが、とある養豚場の農家では、毎月120頭を淘汰しているとツイートしていました。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

 

 

いかがでしょう?

養豚場ってそもそもが狂ってるんですよ。

 

なので、首を吊って殺している農場があったとて何も不思議はないわけです。

首吊りは残酷だけど、床に叩きつけたり、消毒剤で数分もがき苦しませることが残酷ではない、とでも言います?

 

そもそも残酷なことをやってのける人たちが養豚農家なわけですから、別の残酷な方法を取る農家もそりゃいるでしょう、って話です。

 

 

しかし、この残酷な現実の根本原因は、皆さんが豚肉を食べるからですよ。

多売薄利。消費者は安く売らないと買わない。

安いと利益が低い。

 

ハニーズサンクチュアリの運営者であり、元養豚農家である香織さんによると、

豚1頭の利益は最大でもたったの8000円程度

育てる間の餌代+αくらいにしかならないとのことです。

 

利益が低いから大量生産しないと稼げない。

どんな商品であれ、大量生産には、大量廃棄が付き物。

 

それは動物であっても変わりはない。

廃棄が殺処分という言い方に変わるだけ。

利益が低いわけですから、そもそも苦しみの少ない殺処分を選んで金をかけている余裕などないわけです。

(金かける余裕があってもしないでしょうけど。)

 

消費者は都合の悪い部分は見ようともせず、偶然事実を知ってしまったときに深く調べることなく農家を責めるだけで終わります。

しかし、豚肉を食べている時点で、床を豚に叩きつけたり、消毒剤を注射したり、首を吊るよう依頼しているのはあなたです。

そうしないと養豚場はまわらないのに、農家にどうしろと?

放牧農家ですら、殺処分はやってますよ。

 

消費者が豚肉を欲しがる以上、この殺戮に終わりなどないのです。

 

 

 

淘汰は、あくまで養豚業の残酷な裏側のごくごく一部です。

 

養豚そのものがいかに残酷であるかを以下で解説しますので、しっかり学んでください。

 

 

豚肉の生産では、生まれた子豚は、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。

 

1つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」といった理由で行われます。

 

食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。

あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあります。

https://www.gpf.co.jp/info/wp-content/uploads/2017/01/121227.pdf

 

要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない事なのです。

業界側がわざわざ豚にとってストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせているわけですが、

根本的な改善は行わずに、尻尾を切って、豚を痛めつけることで対処を行っているのです。

 

日本の養豚場の80%以上で、この虐待行為が行われています。

 

 

2つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」といった理由で行われます。

 

これも、かみついてしまうようなストレスフルな飼育を行っている事が原因です。

わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているということです。

 

日本の養豚場の60%以上で、この虐待行為が行われています。


切断された歯のうち 92%で神経感染症が起こり、
10.6%が出血、3.3%が骨折し、
歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが科学的に明らかになっています

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

 

麻酔なしで、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開、睾丸を取り出し、一気に引き抜き、切り取ります。

動画

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

日本ハムの養豚場の実態

 

無麻酔での去勢が原因で、心的外傷性疾患により死亡する子豚もいます。

処置後に腹膜炎を起こして死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があります。

 

去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためです。

人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

日本ハムの養豚場ではこれらの虐待が、母豚の目の前で行われていました。

日本ハムの養豚場の実態

 

 

子供を産む母豚、つまり、繁殖用のメス豚は、

種付けされると、出産までは、妊娠ストールという狭い檻で拘束されながら飼育されます。

 

一生のほとんどを、転回もできない、身動きができない、何もやることがない、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。

 

何もやることがない母豚は、目の前の鉄柵を噛み続けるという異常行動を行うことがあります。

 

 

 

妊娠ストールの母豚は、食事も、トイレも、この檻の中で行います。

 

必然的に、檻の中は、糞尿だらけの不衛生な場所になります。

 

豚は本来、綺麗好きにも関わらず、自分達の体は、自分達の糞で汚れていきます。

 

あまりの辛さに、豚たちは精神的に追い詰められていきます。

 

 

 

88%以上の養豚場で、この妊娠ストールが使用されています。

 

閉じ込めておいた方が、職員が、母豚たちの受胎・流産の確認や、給餌管理をしやすくなるからです。

 

 

そして、出産間近になると、分娩ストールという檻にうつされます。

 

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

見ての通り、こちらも非常に狭い檻です。

 

母豚は身動きができないため、子育てはできませんし、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

 

母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、種付けされ、妊娠ストールへ。

 

母豚の種付けは、人工授精によって行われます。

精液注入器と呼ばれるストロー状の物を人間が、メス豚の膣内に挿入します。

屈辱的な暴力

 

挿入が完了したら、精液の入った容器を注入器に接続し、精液を流し込んでいきます。

この非常におぞましい、感情ある生き物を冒涜しているとしか思えない行為は、

日本でも広く行われており、その利用率は2014年時点でも70%を超えています。

 

 

精液採取も人間の手によって行われます。

 

動画

 

このように、自然からかけ離れたおぞましい行為を、当たり前のように行っているのが、養豚業界なのです。

 

 

豚は15年~20年生きると言われていますが、

豚肉にされる豚は、何歳で出荷される つまり 殺されるか知っていますか?

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なんと、わずか生後6か月です。

 

 

皆さんがテレビなどでよく目にする出荷される、あの大きな豚は、実はまだ子供なのです。

この写真が生後6か月の姿なのです。

異常な大きさでしょう。

 

なぜここまで大きいのか?

それは人間が、品種改良を行ってきたからです。

 

豚は、イノシシの品種改良です。

人間が食べる肉のために、イノシシを家畜化したのが豚なのです。

そして、少しでも多くの肉が取れるように、短期間で大きくなるように改良されてしまいました。

 

品種改良には

・ 一日でも早く出荷するための「成長率の向上」

・ 脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」

・ より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」

などがあり、

人間都合の品種改良によって、豚は苦痛を感じたり、病気を抱えやすくなっています。

 

まずは、脚弱。

足が弱り、立ち上がることが困難になります。

 

脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。

 

生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。

動画

 

 

次に、母豚の空腹による異常行動。

 

太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。

しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、

目の前の柵をかじり続けたり、

 

口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。

 

 

そして、子豚の死亡率の増加。

 

日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。

豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

 

 

さらに、母豚の脱肛。

 

脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

これが「日本ハム」の実態

 

脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。

脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。

 

脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。

 

 

このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれるのです。

輸送される豚たち

 

過密状態のまま、長距離、長時間、座ることもできず、運ばれるのです。

 

豚たちは大きなストレスを抱えながら、運ばれ続けます。

お見送り活動

 

そのストレスは攻撃に変わり、豚どうしで闘争が起きます。

 

 

過密のストレスから闘争が起きる

 

到着する頃には、衰弱して歩くのが困難になっていたり、死んでしまう豚もいます。

 

 

 

このような苦しみに耐え、ようやく屠殺場に到着すると、

今度は中に運ぶ際に、職員によって暴力を奮われることがあります。

 

蹴る

 

上に乗って蹴る

 

 

棒で叩く

 

 

ホースで鞭打つ

 

 

電気スタンガン

 

 

自分の仕事を早く終わらせることしか考えていない職員たち。

 

殺すというこれ以上ない暴力が行われている場所です。

このような職員がいても、何ら不思議はありません。

 

 

さらに、と殺は翌日に行われることが多く、搬入したその日にと殺する屠殺場はわずか7%です。

つまり、93%のと殺場では、吹きさらしの係留所で、過密状態のまま、一晩放置されます。

 

今のような暑い時期でも、過密状態でほったらかしです。

ストレスから闘争が起こり、ゆっくり眠ることもできません。

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡するのです。

豚肉を食べる人たちは、しっかりご覧になり、豚の最後を見届けてください。

 

こうして最初から最後まで、楽しみもない、苦しみしかない、短い生涯を終えるのです。

 

 

皿の上の肉は、これらのような苦しみを経た、感情があった動物達の死体の一部です。

 

 

日本人はすぐに感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、

殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという奇特な方がいらっしゃれば教えてください。

 

このような言葉は、現実をまるで知らない人か、欲に勝てない人や、倫理観のない人が建前で使う、ただの言葉です。

 

 

豚も、感情があり、個性のある生き物です。

肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

 

以下、代替肉料理、商品をちょっとだけまとめました。

 

とんかつ? | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)

 

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