以下は、とあるゾウに、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を演奏する動画です。
ゾウの名は、Mongkol(モンコル)
人間のせいで、彼の生涯は台無しになりました。
************引用(翻訳)************
モンコルは61歳の元伐採ゾウです。
彼の捕獲された人生は、タイの森で木を運ぶことに費やされました。
過酷な労働で体型が変形し、この残酷な伐採作業で右目と牙を失いました。
モンコルは救出され、エレファントワールドに連れてこられ、クワイ川のほとりで自由にのんびりと余生を過ごすことになったのです。
私は、モンコルが非常に穏やかで繊細な象であることを知り、音楽が好きなことを知りました。
特にこのベートーベンの緩徐楽章は、昼と夜に時々聞かせてあげています。
**************引用終**************
モンコルは、捕獲され調教され、木を運ぶ労働の奴隷として、生涯の大半を過ごしました。
この重労働により、体は変形し、右目と牙を失いました。
現在は、タイの象保護施設「エレファンツ ワールド」で穏やかな日々を過ごしているそうです。
タイでは、ゾウを人間の思い通りに利用するために、
赤ちゃんの象に対して、パジャーンと呼ばれる残酷な調教を行います。
まず、赤ちゃんのゾウをお母さんゾウから引き離し、
4本の脚を縛り、丸太の中に閉じ込めます。
そして、ブルフックで急所を刺すなどして暴力を奮い、人間に対する恐怖を植えつけるのです。
赤ちゃんゾウの心が壊れるまで、
この暴力が、水や食料まで制限された状態で、寝る事さえもせずに、何日も続けられます。
心が壊れ、抵抗する気力を失い、生きることをあきらめるまで、続けられるのです。
そして、生きることを諦めたときに、すかさず水と食料を与え、飼い慣らし、命令をきくようにするのです。
パジャーンによって服従したゾウは、人間の奴隷として働かされ続けます。
木を運ばされたり、
乗り物として利用されます。
こちらの映像には、赤ちゃんのゾウを、お母さんゾウから引き離す時の様子があります。
赤ちゃんを連れ去られ、怒りの声をあげる母ゾウの姿を見てみてください。
このような数々の虐待の末に、ゾウは人間の奴隷となるのです。
この虐待に日本人が関係ないと思ったら大間違いです。
インスタで、「象乗り」「ゾウ乗り」などで検索して見てください。
タイ旅行などでゾウ乗りをした日本人の投稿が大量に出てきます。
↑調教師の左手にブルフックを持っているのが確認できるでしょう。
ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、
鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。
これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。
痛みを与え、恐怖を与える事で、調教師達は言うことを聞かせているのです。
顔出しをして投稿している人が圧倒的に多く、象乗りを華やかな物として捉えている証なのでしょう。
この方々の一時の興奮のために、ゾウたちは生涯 奴隷として過ごすのです。
ちなみにですが、日本の動物園にもタイ出身のゾウが数多くいます。
市原ぞうの国にいる象のミッキーとランディは、タイ出身です。
市原ぞうの国のホームページに記載されています。
市原ぞうの国は否定していますが、タイからきた象であれば、パジャーンを経験してきたと考えて間違いないでしょう。
こちらの動画を見ていただければ、少なくともゾウたちを操るために、市原ゾウの国では日夜ブルフックによる暴力があることは確認できます。
市原ぞうの国に調査に行かれた方が撮影したものです。
職員が子象の「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
明らかに痛みを感じていることがお分かりいただけるでしょう。
以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。
調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。
パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。
つまり、タイ出身であろうとなかろうと、ゾウが芸をする以上は、ブルフックなどによる暴力が必ず行われています。
そして、これを目の前で見ても理解できないほど、多くの日本人は無知で鈍感なのです。
2022年1月に、職員が虎に噛まれて右手首を切断されたことが話題となった、那須サファリパーク。
こちらにも、ゾウライド つまり 象乗りがあります。
上のページで、那須サファリパークはこのように述べています。
***************引用***************
東南アジア全域に生息するアジアゾウは現在絶滅危惧種に指定されています。
人間による森林破壊が進むにつれ野生ゾウはその生息地を追われ、使役用家畜ゾウもまた森林伐採禁止等で仕事を失っております。
古くから東南アジアの人々はゾウを家畜として共生してきました。
家畜ゾウとゾウ使いの仕事を守ることは、野生ゾウの住む森林を守り、多くの野生動植物を守ることに繋がります。
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アジアゾウは絶滅危惧種に指定されているなど、まるで種の保存のために行っているかのような物言いです。
しかし、最も大きな原因である、象牙の問題には一切触れていません。
象牙の消費は、日本人に大きく関わっていることですから、絶滅を危惧するのであれば真っ先に触れなければならないことです。
つまり、那須サファリパーク側の主張する絶滅危惧は、あくまで建前です。
また、使役用家畜ゾウの存在を認めており、「家畜として共生」などと書いています。
しかし実際は、共生ではなく、搾取です。
ゾウたちはそもそも人間と共に生きることなど望んでいませんし、家畜のゾウたちは調教という名の暴力を受け、奴隷として働いているのです。
家畜ゾウなど存在する必要がないのですが、それを認めてしまうと動物園のゾウもまさに家畜ゾウなわけですから、自分達の否定につながるので、肯定しているわけです。
家畜のゾウを存続させることと、野生ゾウの住む森林を守ることは何の関係もありません。
動物利用に、虐待は付き物です。
正しい知識を身につけてください。
皆さんが何も考えずに、動物園に行ったり、象に乗ったり、動物園側の主張する絶滅危惧を真に受けることで、動物は永遠に苦しむ事になります。
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