最近ブロ友さんが、とある人に動物問題について伝えると、
「食物連鎖ってあるので・・・」と返されたそうです。
よくある言い分の1つで、
人間は食物連鎖の頂点だから、弱肉強食だから、動物を殺して食べても良い、というものがあります。
果たして、人間は食物連鎖の頂点なのか?
こちらの動画をご覧ください。
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肉を食べる、あるいは動物を殺すっていうのは、
その生態系内部の行いなので正当化できるということを、ヴィーガンであればしょっちゅう聞いていると思います。
それに関して、我々人間っていうのは生態系からどんどん外れてっていってるということを、今日はご説明したいと思います。
生態系の中にいるから動物を搾取していいんだったりとか、
弱肉強食だから、人間は強いから食べていいっていうのが、完全に間違いであるということをお話しさせていただこうと思います。
人間は一般的に猿から進化してきたと。
その時は当然のことながら、生態系の内部にいました。
例えば、人間がヘビをすごい怖がるっていうのは、
昔ネズミだったりモグラだったりした時代に、ヘビに丸呑みされたから、
その時の記憶がDNAにあるから怖いんだみたいな話もあります。
そういうふうに生態系の内部で、それこそ弱肉強食だったりとか、生存競争を勝ち抜いてきたわけですね。
それを図に表すと、一番生態系の頂点っていうのは大型肉食動物です。
人類というのは、もっと下の方にいて、狩猟採集生活をしていたわけですね。
その中で食べられたりとかもしたわけですね。
その頃は、生態系の内部にいました。
この頃は弱肉強食だったりとか、食物連鎖の中にいたわけですね。
なお、弱肉強食っていうのは科学的ではないです。
あと、ダーウィンの進化論みたいなのも、強い環境に適応したものが生き延びるっていう考え方もあるんですけども、あれは実はそうでもない例がたくさんあります。
なので、そんなに科学的な言葉ではないです。
本能という言葉も科学的ではないので、通常あまり使いません。
生態系の内部の存在であったところから、人類が生態系から離れ始めた時があります。
それは定住社会、定住し始めた時からですね。
定住し始めたのは色んな説があるんですけども、ここでは1万2000年前とします。
この頃はおそらく、自分たちの新たな生態系をつくっているという意識はなかったんですけども、
この自然の生態系の中から、一番最初に犬を1万5千年前に家畜化しました。
で、人間社会、定住社会の中に組み込んでいくことによって、
またそこで繁殖だったりとか、餌をあげるっていう行為で、徐々に生態系のようなものが出来上がってきました。
そこから、羊,ヤギ,豚,牛,鶏の順番で、
人間が作り始めた人工的な生態系の中で、繁殖させて増やして、選択的に新たな動物を作っていったわけですね。
今はオーロックスはもう絶滅しています。
けど、例えば、選択的に繁殖させるよう
乳量が多い牛を掛け合わせていって、どんどん乳量を多くしてくるだったりとか、
肉質が良い牛を掛け合わせて、新たな牛を作っていったわけですね。
そういった新しい動物を作っていったわけです。
そこから大規模定住者会だったりとか、産業革命だったりとかっていう風な社会的な進化を人間はしていくわけですね。
現代は、人類は人工生態系を拡大させ、自然生態系を縮小させていったということです。
この人工生態系、おそらくこの大規模構造畜産っていうのは、ここあと数十年拡大し続けると言われています。
業界系のマーケティングだったりによりますと、少なくとも20年は拡大し続けると予想されています。
これは人口の増と、あともう1つは社会的な進化です。
中国だったりとか、ものすごい人数がいるところが肉食をし始めていると。
大規模工場畜産を導入し始めているということで、しばらくは続いてしまうという事です。
なので、この人工生態系っていうのは、これからしばらく拡大傾向にあります。
一方、自然生態系っていうのは、人間は征服して管理していったわけですね。
で、自然科学というものを生み出して、人間に利用できるように組み替えていったわけです。
現代では遺伝子組み換えとか、そういうことで自然を利用していったと。
利用して、人工生態系の方に組み込むという流れが続いているというわけです。
その先鞭となったのは、今言った科学と、もう一つは経済的な論理ですね。
なぜか石油がアメリカの大企業のものになってたりとか、サウジアラビアのものになってますけども、あれは実際は地球はものですね。
けど、経済的な優位性を保つために、なるべく地球資源を自分のものにしていくという。
で、自分のものにした時点で、人工生態系に組み込まれていくわけですね。
要は、自然生態系は、人類のものであり、搾取対象であり、
資源(お金の元)にすることによって、自然から収奪して、営利を人工生態系の方に持ってきたわけです。
生態系の中にいるから、人類は動物を食べてもいいんだっていう論理が成立するとしたら、この人工生態系の方です。
ここでいうと、ヒエラルキーの頂点に人類がいるわけですね。
ヒエラルキーの2番目に犬とか猫のペットがいます。
で、その下に野生動物だったりとか。
最下層は家畜です。
ほとんどの人は見向きもしないで、搾取を当然としている。まあ道具みたいなものです。
これが人工生態系の弱肉強食であるし、食物連鎖であるわけです。
自然生態系の方は、どうゆう根拠で弱肉強食かって言うと、身体的な強さ、喧嘩の強さですね。
それが人工生態系になりますと、知能、脳みその優劣で弱肉強食が決まっていきます。
っていうのが、今行き過ぎている状態であると、さすがに環境がもうもたないということで、
SDG'sだったりとか、国連がいろんな声明出したりとか動きをしています。
要は、自然生態系が縮小している状況なわけですね。
人工生態系が拡大し続けているという状況なので、危機が訪れています。
本当は、あくまでも自然生態系の中に、人工生態系があるわけです。
要は、自然生態系がなくなったら、人工生態系など消し飛ぶわけです。
一方、人工生態系がなくなっても、自然生態系は何も変わりません。
むしろどんどん良くなっていくわけですね。
つまり、自然生態系の方が実は優位なんだけれども、人工生態系の方がまるで優位のように思い込んでいるということになります。
この状況から変えていきたいと色んな方々が思って、色んな非営利活動だったりとかをしています。
これはビジョンです。
こうしていかないともたないですし、地球に住む仲間と本当の意味で共生するためには、こっちの方向にいかなければなりません。
人類は自然生態系を回復させ、人工生態系を縮小させた。
こうしていきたいと、これを実現したいということです。
最終的に長い時間はかかるかもしれません。
もしかしたらすごい早いかもしれないんですけども、
自然生態系の中に、地球だったりとか、あらゆるものに権利を認めていこうという。
認めていこうという自体が傲慢っていう話もあるんですけども、そうじゃないと守れないんですよ。
ロジックでちゃんとみんなが納得するような根拠を作らないと、人間は暴走するので、
そういう風な根拠を作らないといけないので、権利を与えるっていうのは傲慢だという話もあるけれども、この場合致し方ないですね。
なので、動物を始めとして権利を獲得していくということをしていかなければなりません。
両方の生態系回復のカギは動物だと考えています。
理由はですね、環境破壊の最大の原因は畜産です。
で、もう一方、健康被害の最大の原因も肉食だったりで、
人間の健康が保たれて、初めて生態系として、良い生態系になるわけですね。
ところが、今、人工的な生態系というのは非常に悪い生態系ですので、人間の身体にも当然不具合が出てきている状況にあります。
人工生態系は、まず人類がいます。
人類は動物の中の一種であると、
全ての動物の中の一種であるから、すべての動物を考えたシステムだったり、法律だったりを作っていこうというのがアニマリストです。
なので、動物党の人たちはアニマリストが多いですね。
私も当然アニマリストです。
この考え方も広げていかなくちゃいけないなと思っています。
基本的には動物は解放します。
家畜は未来の解法ですね。
人工的に繁殖させていますので、それを止めれば自然に数が減っていきます。
なので、将来生まれてひどい目に遭う家畜と言われる動物を減らす、それが解放ですね。
野生動物は文字通りです。
ペットに関して言いますと、なかなか難しいです。
家畜と呼ばれる動物と同じで、ペットも人工的な動物です。
犬は1万5千年前に家畜化されました。
猫は8,500年前ぐらいに家畜化されているはずです。
これも数を減らしていくということが必要だと思います。
まあこれは異論があることも分かりますけれども、実質そうじゃないと不幸が犬猫が増えてしまう。
人工的な繁殖をやめることです。
自然生態系と人工生態系の間に介在するものが、今は科学と経済です。
ということで、こんなことになっています。
科学は素晴らしいですけれども、科学者は決して素晴らしくはありません。
人によります。
科学と経済が介在しているところを、新たな社会的に、
倫理と共生というキーワードによって、考えていかなければならないと思います。
どっちにしろ人間っていうのは、自然生態系から何らかの成果物っていうものを利用していかなくちゃないわけです。
じゃあその場合どういうふうに利用するのか。
現在みたいに、過度に生態系から収奪するっていうのをやめて、
本当の意味での持続可能かつ最小限に利用するという考え方だったりとか、システムに移行していかなければなりません。
これはもうすでにあります。
例えば、グローバルコモンズっていう考え方ですね。
これは、すべての資源っていうのはそもそも地球のものであって、人間全員のものであるという考え方です。
私は、動物全員のものである、あるいは地球に住むすべての生物院の共用物だと考えていく必要があると思っています。
もう一つは再生可能ですね。
これも皆さん一生懸命やってらっしゃいますけれども、
例えば、CO2を出したら、その分CO2を吸収する仕組みをどんどん作っていくと。
これによって、プラマイゼロで、自然生態系の循環の中で人類は生きるというやり方ですね。
あともう1個は、通貨発行量には上限を設けなければいけないと思っています。
今は地球を丸ごと買える通貨量(地球が一年に生みだす資源を換算した通貨料)を、地球1個分にする必要があるんですね。
ところが、今は地球何個も買えてしまうわけです。
なので、どんどんどんどん収奪していかないと、通貨が回らなくなっちゃうんですね。
なので、少なくとも地球1校を買える分の通貨量で、上のリミット設ける必要があります。
今はFXだったりとか、そこらの銀行がゆるいルールでどんどん通貨を発行している状況なので、どんどんジャブジャブになっている状況です。
結局その余った金っていうのは、開発に向かうわけですね。
なので、地球がどんどん破壊されていくわけです。
で、破壊した挙句、作ったものをどんどん破棄していく状況にあります。
なので、この通貨発行量の上限っていうのは非常に大切です。
ということで、ご理解頂けましたでしょうか。
こういうふうに、自然生態系と人工生態系を分けて考えると、
よく動物搾取をされる方々が、弱肉強食だったりとか食物連鎖んだったりとかっていうのは、
「自然の生態系ではないですよ、人工的な不全の生態系の中で人類は偉そうな顔をしているだけですよ」ということを啓発できるかなと思います。
****************引用終****************
大昔、人間は食う・食われるの関係にあり、適度な年数で死に、増えすぎることなく、
自然の生態系の中に組み込まれ、食物連鎖の中にいたわけです。
ところが定住を始めてから、人工的に家畜から大量の食物を奪うシステム、畜産を作り上げました。
これによって、自然の食物連鎖の中にはいなくなりました。
食物連鎖とは、食べる・食べられるだけの話だけではなく、それが自然界で連なっていく事です。
食物連鎖の頂点にいる動物でさえ、その死骸は、土の中の生き物の糧となります。
土の中の生き物 ⇒ 植物 ⇒ 草食動物 ⇒ 肉食動物 ⇒ 土の中の生き物・・・
このようにして連鎖して、生態系が保たれ、永久的に繰り返されていくのです。
人間が自然の食物連鎖の頂点と言うのであれば、人間の数が最も少なくなければなりませんが、実際はそうはなっていません。
圧倒的に人間が多いです。
つまり、自然の中では、食物連鎖の頂点という考えは誤りです。
食物連鎖に入っていません。
人間は、自然生態系に対して一切貢献しておらず、常に生態系を破壊する側、縮小させる側にいます。
人間は外来種をペットとして飼育し、行方不明になったり、いらなくなったら捨てたりします。
そして、その外来種が増えてしまい、在来種を捕食するなどして、生態系を破壊することがあります。
なので、その外来種を悪者にし、狩猟によって虐殺するのです。
人間は住居や、各種施設を作るために、山を切り拓き、野生動物の住処を奪い、殺します。
人間が作り出した畜産によって、二酸化炭素を大量に発生させ、山を切り拓いたり、川を汚染したりして環境を破壊し、
家畜だけではなく、野生動物をも殺しています。
人間は生きている時だけでなく、死んだ時ですら、燃やして二酸化炭素を発生させ、墓を作って環境破壊をします。
死んだ時ですら、地球の糧になることはないのです。
人間が増えすぎた結果、環境破壊、野生動物の虐殺は加速し、日々、自然生態系を縮小させています。
なので、冒頭の「食物連鎖ってあるので・・・」という話は、実は内容がとても浅いんですよね。
その人が家畜を食べることを食物連鎖と呼ぶのであれば、食物連鎖があるから何?って話になります。
その人工食物連鎖によって、地球はどんどん破壊されているわけですから、食物連鎖自体がマイナスのものとみなされます。
つまり、食物連鎖がある=良い、とはならないはずです。
そもそも、家畜を虐待的に飼育したり、虐殺することを問題視しているのに、食物連鎖があるからという言い分は意味不明です。
食物連鎖があるから、家畜はどれだけ虐待されようと、虐殺されようと構わないのだ。
こういう話ですよね。
実態を知らない無関心からくる思い付きの言い分でしょうから、本人にそこまでの発想はないのでしょうけど、本質はそういうことですからね。
その方には、以下の動画を直視してもらうことから始めてもらわなければなりませんね。
それでは最後に、アニマルライツ路上活動をされた方のレポートを紹介して終わりにします。
****************引用****************
開始から1時間近く経過した頃、ポツポツと立ち止まる人達が現れ始め、誰かが対話を始めると、その横や後ろに
対話の輪が拡がる…という場面が何度も訪れました。
話は最後まで聞いてくれたものの、
何となく心には届いていなさそうな方達も居たり
「家族は肉が好きだけど、考えてみる!」と仰って下さり、最後には「貴重な話を聞かせて頂いて、有り難う」と言って頂いたメンバーもいました。
また、数名の方々に「見たくない」と言われたメンバーも居ましたが、真剣に映像に見入ってくれて、話も最後まで聞いてくれた女の子三人組や、小さなお子さんを連れた
お母さんもいらっしゃり、感謝の気持ちで一杯になった
…というメンバーもいました。
「これは虐待だよな」「人間が一番残酷なんだよ」
と感想を述べて下さった年配の男性や、画面に見入り、
一度母親につられて先の方向に歩いて行ったものの
どうしても心に引っ掛かるものがあり、
又もう一度わざわざ引き返し、戻って来て
画面をよく確認しに来たりする小学生の女の子達が
いたりもしました。
こういう子が、私が目にしただけでも
2名いました。しかし彼女達は、どちらも同じように
連れの母親に急かされ、半ば強引に母親によって
連れて行かれてしまいました。
本当は彼女達は、もっとこういう映像を
じっくりと落ち着いて見たかったのだろうし、
内容も詳しく知りたかったのだろうな…と
感じました💔😢)
その後も、画面の前に綺麗に横一列に並んで
立ちはだかり、10分以上も食い入るように画面に見入る
幼児4人組が居たり👧👦👦👧(写真9枚目)
母親から、この場から離れるように言われても、
決して言いなりにはならずに、画面の前に又戻って来たりと、小さなお子さん達の反応は、
本当にいつでも大抵は良いもので
「?🤔!?🤔!これは何だか、動物達に
大変な事が起きているみたいだぞ?!🤔」と、
ちゃんとしっかり現実を受け止めている
幼い彼らの心の強さと純粋さを感じさせてくれる、
とても嬉しい反応でした。
この幼児達の中に、最後に一人、
動物達が人間から受けている残酷な行為を
目の当たりにし、ショックを受けて
母親にしがみつき、泣き出してしまった
3~4才くらいの女の子も居ましたけどね。
※この子のお母様には、メンバーが活動の主旨は
既に説明済みなので、勿論、大丈夫です👍
****************引用終****************
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