恵方巻きの大量廃棄 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

本日、2月3日は節分です。

節分と言えば、豆まきをして、恵方巻を食べるのが風習です。

 

そして、恵方巻の大量廃棄も、すっかり日本の風習ですね。

 

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【ヨーロッパで学んだ「売り切れに文句を言わない」ことの大切さ】

ヨーロッパに住んでいて思ったことは、とにかく「売り切れ」が多い(笑)
レストランに行っても、メニュー表にのってはいるけど、売り切れているというものがたくさんある。

日本では、売り切れがあるとクレームに繋がることが多いという。
だから、売る側は「売れると予想される量よりも余分に仕入れる」。

 

僕が働いていたところでは、売れると予想される量よりも、「20%」多く仕入れる決まりになっていた。
つまり、その20%は、「捨てることを前提にしている」。

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明日、2月3日は節分。
毎年決まってニュースになる、恵方巻きの大量廃棄。

そもそも恵方巻きは、関西だけの文化だったものを、
広島のコンビニのオーナーが売上向上のため、1989年に日本中に広げたと言われている。

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そうでなくても、日本の私たちは日ごろから大量に食品を廃棄していて、
日本の食品廃棄物等は、年間約2500万トン。

 

そのうち「食べられるのに捨ててる」のは600万トンを超え、
これは世界中の食糧援助量である390万トンの1.5倍にものぼる。
そして「廃棄量の約半分は家庭から」と言われている。

この恵方巻などの食料廃棄にかかるコストの負担は、私たちもしている。
工場などで製造する段階で廃棄が出た場合、「産業廃棄物」となり、その製造業者がその廃棄費用を支払う。

しかし同じ食品であっても、スーパーやレストラン、コンビニから出た食料廃棄物は「一般廃棄物」となる。
そうなると、私たちが生活が大変な中で納めている、市区町村の税金も使って処理される。

環境省が発表している自治体のゴミ処理費用は年間約2兆円で、そのうち40%~50%が食品。
つまり、年間8,000億円~1兆円にのぼるお金が使われている。
文部科学省の試算では、これは高校までの授業料を無償化できるほどの金額。

そして企業はもちろん、最初に書いた、捨てる分がある前提で、利益が出るように商品価格を決めている。
つまり、購入している人は「廃棄の税金」に加え、「企業が捨てる分」も払っている事になる。
「売り切れに文句を言わない」ことも、とても大切なことだということが、ここでおわかりいただけると思う。

そうして、コンビニがつくった文化である、添加物にまみれた恵方巻を、とても高いお金を払って購入している。

予約制をとるところも増えてきており、これは前進だと思う。
もっと言えば、自分でつくるのもいいと思う。楽しいし。

だけど、自分でつくることは難しいという人も多い。
一番失っているのは、「余裕」なんだろう。

 

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日本人は、もったいない精神があるなどと言われていますが、

日本人には、売り切れに文句を言ったり、大きさが不揃いな野菜に文句をつけたり、潔癖すぎる性質があり、

それが余剰生産や、大量廃棄、過剰包装につながっており、実は、もったいない事を推し進める国民性なんです。

 

大食い番組、早食い番組が当たり前のように流れ、

店はメガ盛りなどと言って客の目を引き、

インスタ映えのために食べもしないものを注文し、

酔っ払いが道端に食べたものを嘔吐し、

フードロスは世界ワーストレベルです。

 

 

そして、フードロスの代表として注目されやすいのが、恵方巻。

 

恵方を向いて巻き寿司に無言でかぶりつく。そうすれば幸せになる、願い事が叶う。

これだけを聞くと、恵方巻に対して皆さん良いイメージをお持ちのものと思います。

 

しかし、恵方巻の発症は、大阪の花柳界(かりゅうかい)と考えられています。

 

花柳界とは今で言う風俗のことです。

商家の旦那たちが、遊女と巻寿司を使った遊びを楽しんでいた、とあります。

 

これが本当だとすれば、昔の金持ちと風俗嬢がやっていた下品な遊びを 日本人は真似して伝統化している、ということになります。

 

セブンイレブンが、関西で節分に太巻きを食べるという風習があることに目をつけて、

マーケティングを行い、それが上手くいって、今では全国展開されました。

 

常に我々消費者は、何も考えず、企業によって欲をつかれ踊らされているのです。

 

 

恵方巻きで使われる具材は、うなぎ(あなご)、かんぴょう、しいたけ、きゅうり、えび、桜でんぶ、卵焼きの7種類です。

 

 

日本人は、ウナギを食べることが習慣になっていますが、ニホンウナギは絶滅危惧種(⑥危機)です。

 

IUCN絶滅危惧種レッドリストは、9つのカテゴリーがあり

 

①未評価 ②データ不足 ③低懸念 ④準絶滅危惧 ⑤危急 ⑥危機 ⑦深刻な危機 ⑧野生絶滅 ⑨絶滅

 

と評価されます。

 

⑧と⑨は絶滅になりますので、ニホンウナギは⑥ですから、絶滅にかなり近い種ということになります。

 

 

日頃から、スタミナがつくなどといった嘘のマーケテイングに踊らされながら、絶滅危惧種をバクバク食べるのが日本人です。

もったいない精神はどこへやら?

絶滅すれば、もったいないなんて話では済まないですよ。

 

 

日本は、養殖エビの世界最大の輸入国だそうです。

 

養殖のエビの雌は、片目を切除されるという虐待が行われています。

 

養殖は、工場畜産と同じです。

過密で、糞尿まみれの不衛生な環境下で、エビたちは飼育されます。

 

不衛生な環境下ではエビは卵を産まないため、

ホルモンが働く器官が近くにある片目を切除し、不衛生な環境であることを気づかせないようにして、強制的に卵を産ませるようにするのです。

 

 

卵産業の虐待は、常日頃からブログで発信しています。

 

恵方巻きは、このように多くの生き物に苦痛を与えた上で作られたものなわけですが、

毎年、このシーズンでは恵方巻きが大量につくられ、挙句の果てには大量に廃棄されているのです。

 

 

魚介類も、痛み・苦しみを感じています。

 

哺乳類ですら苦痛を共感できない方々が非常に多く、感謝して頂きますといった中身のない言葉が流行するのが日本です。

これが魚介類や両生類などになると、もはや共感できる人はごくごく一部。

生きたまま食べる、いわゆる踊り食いや、生きたまま切る、いわゆる活き造りが横行しています。

表情がなく、声が出ないので、共感しづらいのでしょう。

 

生きたまま切られ、焼かれ、煮られて、もがく様子を見ても苦しいと認識できないでしょうか?

 

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これを見て、感謝という気持ちが湧かないので生き物(動物)を食べません😢

屠殺映像も同じでした。
感謝より「可哀想」で頭がいっぱいになりました。

生きたまま味噌汁に蟹を入れ苦しむ姿を見て笑っている日本人。
日本人の残虐さが増している。
他者の痛みや苦しみを楽しむ狂った人間が増えている。

日本に未来はあるのか……

 

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以前、ブロ友さんが魚介類の問題を発信されている際に、上のような動画を載せられていたのですが、

それを見た方が、魚を食べているけど残酷な殺し方をしないでほしい、というコメントをされている方がいました。

 

残酷でない殺し方って何ですか?

どうやるんですか?

窒息死ですか? 餓死ですか? 衰弱死ですか?

 

魚は陸に上げられれば、窒息に苦しみ、バタバタともがきます。

 

窒息死が残酷でないというなら、犬猫の殺処分の二酸化炭素ガス殺は残酷でないと肯定されていることになりますが大丈夫ですか?

 

 

あと漁業をするだけで、関係ない生き物を殺したり、絶滅危惧種を殺したり、環境破壊をしているのは知っていますか?

 

漁業には、定置網漁という漁があります。

定置網とは、海のある場所に固定しておく網のことです。

ミンククジラは定置網に19日間、閉じ込められ、虐殺された!

 

魚が泳ぐ場所に定置網を設置しておくことで、そこに勝手に魚が入り、漁獲できるというわけです。

 

しかし、定置網に入ってくるのは魚だけではなく、他の魚介類や哺乳類も入ってきてしまい、

絶滅危惧種が入ってくることも頻繁にあります。

上記の動画は、太地の定置網漁で、ウミガメが混獲された時のものです。

 

7種類いるウミガメは、ほとんどが絶滅の危機に瀕しており、絶滅寸前の種もいます。

 

アカウミガメ ・・・ ⑤危急

オサガメ ・・・ ⑤危急

ヒメウミガメ ・・・ ⑤危急

アオウミガメ ・・・ ⑥危機

タイマイ ・・・・ ⑦深刻な危機

ケンプヒメウミガメ ・・・ ⑦深刻な危機

ヒラタウミガメ ・・・ ②データ不足

 

 

また、漁業にはトロール網漁という漁があります。

 

底引き網漁ともいい、網を海底に沈めてボートで引っ張り、一帯の魚介類を根こそぎ獲る漁です。

商業漁業の手法の中でも混獲率が最も高いと言われており、

非常に乱暴なこの漁は、網を上げた頃にはすでに多くが死んでおり、

目的の魚だけでなく、関係のない海中生物をも多く殺します。

 

もちろんその中には、絶滅危惧種が多数含まれています。

 

さらに、網によって海底が破壊され、堆積物を除去し、海底に棲息する生物の棲息環境を壊し、水を不透明で多くの種にとって好ましくない状態に変える最悪の漁になっています。

 

もちろん、これらの漁で捕られた魚介も皆さんは食べているわけです。

 

 

海に漂うプラスチックゴミが問題となっているのは、皆さんもご存じでしょう。

 

海遊館が保護したこのウミガメは、保護してから1か月以上プラごみを排出し続けたそうです。

 

海藻やクラゲと間違えて、プラスチックゴミを食べ続けてきたと考えられます。

 

 

こちらは、ストローがささったウミガメです。

 

これらの事実から、最近はプラスチックを減らそうという動きが、日本でも強くなってきました。

レジ袋が有料になり、企業もストローを紙に変えるなどの変化がありました。

 

 

しかし、このプラゴミ問題では、

多くの人が知らない、あるいは隠している、あるいは目を反らしている事実があります。

 

それが漁網の問題です。

 

実は、海にあるプラスチックゴミのおよそ50%が漁業によるゴミ、漁網や漁具なのです。

 

お分かりですか?

プラスチックゴミ問題と向き合うのであれば、まず漁業をやめるべきなんですよ。

すなわち、魚の消費をやめるべきなんです。

 

にも関わらず、その問題には触れずに、ストローやレジ袋ばかりがやり玉にあげられています。

foranimalsjapan

 

当然、そこには

漁業の強大な利権、自身が食べたいという欲、大多数に非難されるという恐れなどがあり、口をつぐむ人がほとんどなのでしょう。

環境破壊を問題視しているはずの環境活動家までが魚介類を食べているですから。

 

漁業をやめさせる、つまりは魚の消費をやめないと、根本的解決にはならず、自己満足になります。

 

 

また、日常的に生き物を殺す漁師たちは、混獲された動物たちを乱暴に扱わいます。

それは、絶滅危惧種であっても同じです。

 

 

 

放り投げる。

 

 

 

 

蹴る。

 

器具で突き刺さす

 

 

ひっくり返す。

このような乱暴なことをされると、ケガをしてしまい、

例え海に返されたとしても、そのケガが原因で死んでしまうことも多いでしょう。

 

 

また半年前に、沖縄県久米島町で大量のウミガメを漁師たちが殺していることが発覚しました。

 

 

絶滅危惧種のウミガメを、首を切りつけるなどして殺していたのです。

 

アオウミガメの数が増加し、養殖中のもずくを食べたり、漁場に侵入し、仕掛けた網を壊す事例が増えていたから

と漁師たちは主張していました。

 

海の恩恵を受けておきながら、海に稼がせてもらっておきながら、

邪魔になれば、絶滅危惧種であろうと、殺すという手っ取り早い方法を選ぶ。

 

それが漁師たちの本質です。

 

 

生き物を食べるというのは、あなたの目の前にある一匹だけを食べるなどという単純なものではないのです。

 

残酷な扱いを受け、苦痛味わった、凄まじい犠牲のもとに食卓に並んでいます。

日本人の言う、感謝や、いただきますなんて何の意味もありません。

感謝、いただきます、ごちそうさまと言ってごまかしてきた社会が、今の残虐な社会なのです。

 

 

今のペースで魚の消費を続けると、2048年には魚が絶滅すると言われています

 

もしそうなれば、様々な生き物が絶滅に向かい、人間にも多大な影響を与えるでしょう。

人間が行ってきた事で人間が報いを受けるのは当然ですが、関係のない生き物まで割を食うのです。

 

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