絶滅危惧種を殺す漁師たち | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

ご存じの方も多いと思いますが、先日、沖縄県久米島町で、大量のウミガメが死んでいるのが発見されました。

※2023/9/10 元動画が削除されたので、別の動画を貼っています↑。

 

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14日、久米島町の海岸で数十匹のウミガメが死んでいるのが見つかりました。

 

久米島ウミガメ館によりますと、14日午後2時頃、久米島町真謝にある海岸でアオウミガメが30匹から50匹死んでいるのが見つかりました。

 

多くが刺し網漁に使用する網の近くで動かなくなっていて、首などに刺し傷のような痕もありました。

 

町役場の職員などによりますとウミガメの死骸は少なくとも15日朝の時点では確認されておらず、満潮時に沖に流された可能性が高いということです。

 

ウミガメの保護などを行うウミガメ館の塚越佳充さんは

「ここまで多くのウミガメが死んでいるのを見たのは初めてだ」

と驚いています。

 

久米島ウミガメ館・塚越佳充主任

「首周辺に鋭利なもので1箇所から2箇所刺されている。人為的にしたとしか・・・今は整理がつかない」

 

一方、地元の漁業関係者によりますと、ここ数年アオウミガメの数が増加し養殖中のもずくを食べたり漁場に侵入し仕掛けた網を壊す事例が増えていて、やむを得ず駆除しなければならないこともあるということです。

 

沖縄テレビが各方面に取材したところ、今回も駆除された蓋然性が高いとみられています。

 

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ウミガメには刺し傷のようなものがあり、漁師によって殺された可能性が高いと思われていました。

 

 

そして、その後、漁師たちは関与を認めました。

 

****************引用****************

 

漁業者は

「漁の網に大量に絡まっていた。一部は外して海に返したが重い個体は動かせず刺して駆除した」

と話しているという。

 

アオウミガメは国際自然保護連合(IUCN)や環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定され、産卵地の沖縄や鹿児島などで保護活動が続けられている。

しかし久米島町の漁業関係者によると、今年は近海に現れるウミガメが例年になく多く、特産の養殖モズクなど海藻が食べられる被害が相次いでいる。

 

地元の漁業に詳しい関係者は

「ウミガメがかかったままにすると漁網が傷つき使えなくなる」

と話す。

 

重いウミガメに絡んだ網は外すのが難しく、網を切って対応することが多いが

「刃物で刺すというのはあまり聞かない」

とした。

 

別の関係者は

「最近はウミガメが多いが捕獲には制限もある。海藻の被害もあり対応に苦慮しているのも事実だ」

と悩ましげに語った。

 

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海の恩恵を受けておきながら、海に稼がせてもらっておきながら、

邪魔になれば、絶滅危惧種であろうと、殺すという手っ取り早い方法を選ぶ。

なんと卑劣な人間達なのでしょう。

 

ウミガメたちは、刺されて死ぬまで長い時間、苦しみもがいたことでしょう。

今回はたまたま発覚しただけで、このような残虐な行為は日常的に行われています。

 

 

IUCN絶滅危惧種レッドリストは、9つのカテゴリーがあり

 

①未評価(NE)

②データ不足(DD)

③低懸念(LC)

④準絶滅危惧(NT)

⑤危急(VU)

⑥危機(EN)

⑦深刻な危機(CR)

⑧野生絶滅(EW)

⑨絶滅(EX)

 

と評価されます。

⑤~⑦が絶滅危惧であり、⑧と⑨は絶滅になります。

 

 

7種類いるウミガメは、ほとんどが絶滅の危機に瀕しており、絶滅寸前の種もいます。

 

アカウミガメ ・・・ ⑤危急

オサガメ ・・・ ⑤危急

ヒメウミガメ ・・・ ⑤危急

アオウミガメ ・・・ ⑥危機

タイマイ ・・・・ ⑦深刻な危機

ケンプヒメウミガメ ・・・ ⑦深刻な危機

ヒラタウミガメ ・・・ ②データ不足

 

 

今回大量に殺されたアオウミガメは、⑥危機で、絶滅がかなり危惧されている状況です。

 

 

原因は色々ありますが、その1つが、「定置網による混獲」です。

 

定置網とは、海のある場所に固定しておく網のことです。

ミンククジラは定置網に19日間、閉じ込められ、虐殺された!

 

魚が泳ぐ場所に定置網を設置しておくことで、そこに勝手に魚が入り、漁獲できるというわけです。

 

しかし、定置網に入ってくるのは魚だけではなく、他の魚介類や哺乳類も入ってきてしまい、

絶滅危惧種が入ってくることも頻繁にあります。

 

もちろん、ウミガメも例外ではないのです。

 

このように、対象とは別の種が漁獲されてしまうことを、混獲といいます。

ありとあらゆる動物が、定置網によって、大量に混獲され、犠牲になっています。

 

混獲によって、年間20万~30万匹のウミガメが犠牲なっていると言われます。

 

*****************引用*****************

 

混獲は、数知れないウミガメの命を奪う、大きな脅威です。

その犠牲になるウミガメは、年間20万匹とも30万匹とも言われます。

 

特にトロール網による被害が大きく、数十年に及ぶ卵や雌の捕獲で減少していたウミガメに、このトロール漁船がさらなる打撃を与えました。

 

これは、とりわけケンプヒメウミガメを減少させた、主因の一つと見られています。

なぜなら、このウミガメはメキシコ湾の豊富な小エビ(漁業の対象となる)が集まる海域で食物を摂るからです。


マグロやメカジキの延縄(はえなわ)漁業は、オサガメやアカウミガメを釣り針に引っかけてしまうため、ウミガメの減少と大きな関係があります。

ウミガメはこの釣り糸に引っかかり、からめ取られてしまい、水面に浮かび上がることができず、溺れてしまうのです(肢がなくなってしまう場合もあります)。

 

また、ウミガメが釣り針を飲み込んだら、生きたまま逃げることが出来ても確実に死んでしまいます。


この問題は特に深刻です。

なぜなら、この2種のウミガメの主食は、沿岸域に高密度で集中する浮遊生物だからです。

これらの生物はマグロのような遠海魚(しかも、漁業対象となる魚)の食物でもあるのです。

 

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今回のウミガメたちも、網に引っかかったウミガメを殺した、と漁師は証言しています。

 

 

また、海に漂うプラスチックゴミも、ウミガメを殺す一要因となっています。

 

海遊館が保護したこのウミガメは、保護してから1か月以上プラごみを排出し続けたそうです。

 

海藻やクラゲと間違えて、プラスチックゴミを食べ続けてきたと考えられます。

 

 

こちらは、ストローがささったウミガメです。

 

これらの事実から、最近はプラスチックを減らそうという動きが、日本でも強くなってきました。

レジ袋が有料になり、企業もストローを紙に変えるなどの変化がありました。

 

 

しかし、このプラゴミ問題では、

多くの人が知らない、あるいは隠している、あるいは目を反らしている事実があります。

 

それが漁網の問題です。

 

 

実は、海にあるプラスチックゴミのおよそ50%が漁業によるゴミ、漁網や漁具なのです。

 

毎年70万トン以上漁具が海に捨てられています。

 

そして、捨てられた漁具を、飲み込んでしまったり、引っかかって死んでしまう動物が大量にいるのです。

 

 

お分かりですか?

プラスチックゴミ問題と向き合うのであれば、まず漁業をやめるべきなんですよ。

すなわち、魚の消費をやめるべきなんです。

 

にも関わらず、その問題には触れずに、ストローやレジ袋ばかりがやり玉にあげられています。

 

当然、そこには

漁業の強大な利権、自身が食べたいという欲、大多数に非難されるという恐れなどがあり、口をつぐむ人がほとんどなのでしょう。

 

 

日本は、水産物消費大国です。

 

日本人は、ウナギを食べることが習慣になっていますが、ニホンウナギは絶滅危惧種(⑥危機)です。

スタミナがつくなどといった嘘のマーケテイングに踊らされながら、絶滅危惧種をバクバク食べるのが日本人なのです。

 

 

プラゴミを減らそうと、レジ袋、ストローを減らす方向に持っていくのは結構ですが、

漁業をやめさせる、つまりは魚の消費をやめないと、根本的解決にはならず、自己満足になります。

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人間は欲が絡むと、すぐに本質から目を反らそうとします。

 

 

今回、漁師たちの残虐性が明るみになりましたが、こういった事は目に触れることがないだけで日常的に行われています。

 

今回は沖縄でしたが、以下の動画は太地の漁師たちの実態です。

今年の映像です。

 

 

こちらは昨年の映像です。

 

放り投げる。

 

 

 

 

蹴る。

 

器具で突き刺さす

 

 

ひっくり返す。

 

このような乱暴なことをされると、ケガをしてしまい、

例え海に返されたとしても、そのケガが原因で死んでしまうこともあるでしょう。

 

 

魚介類になると、表情がなく、身近に接する機会が少ないため、共感できない人が非常に多くなります。

 

豚の解体ショーは行われませんが、マグロの解体ショーは大衆の前で行われています。

料理をする際に、生きたまま切ったり、煮たり、焼くことが、平然と行われています。

 

しかし、もちろん魚介類も、痛み・苦しみを感じています。

 

以下は、生きたまま料理され、もがく魚介類。

 

 

 

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これを見て、感謝という気持ちが湧かないので生き物(動物)を食べません😢

屠殺映像も同じでした。
感謝より「可哀想」で頭がいっぱいになりました。

生きたまま味噌汁に蟹を入れ苦しむ姿を見て笑っている日本人。
日本人の残虐さが増している。
他者の痛みや苦しみを楽しむ狂った人間が増えている。

日本に未来はあるのか……

 

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こんな事をしている人間達も、建前では、感謝していただくことに意味があるなどというのでしょう。

 

日本人の言う、感謝や、いただきますなんて何の意味もありません。

感謝、いただきます、ごちそうさまと言ってごまかしてきた社会が、今の残虐な社会です。

 

 

今のペースで魚の消費を続けると、2048年には魚が絶滅すると言われています

 

もしそうなれば、ウミガメどころか、様々な生き物が絶滅に向かい、人間にも多大な影響を与えるでしょう。

 

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